塾講師たる者、ミステリアスであるべき!?
ミステリアスであるとはなにか?
ミステリアス(mysterious)という単語、
皆さんは耳にしたことがありますか?
「不思議なさま」や「神秘的」であることを表す言葉です。
いろいろ話したり、接したりする機会が多いにもかかわらず、なかなかその人自身に関する情報が入ってこないような人のことを、「あの人はミステリアスな人だ」などと言ったりすると思います。
ネットで検索をしてみても
不思議なさま。謎を秘めたさま。神秘的。 「 -な事件」
引用元:三省堂 大辞林: weblio辞書
といったような意味が出てきます。
さて、一見、このミステリアスであることと塾講師との間にはなんの関係もないように思えます。
しかし、実はとても深い関係があるのです。
生徒から年齢を聞かれたとき、どうする?
講師の皆さんの中には、普段何気ない会話のなかで生徒さんから、
「いま何歳なの?」
「どこに住んでるの?」
などといった、自分自身に関する質問を受けた経験がある方はいらっしゃいませんか?
そんなとき、皆さんはどういった答えを返していますか?
それには様々な答え方があるかと思いますが、大きく2つに分けるとするならば、
1「正直にその質問に答える」
2「うまく質問をかわす(本当の答えを言わない)」
になるのではないかと思います。
いったいどちらが正解なのでしょうか?
やっぱり本当の答えは言わない方がいい!
結果から言ってしまうと、私は、後者の「うまく質問をかわす」のが正解であると考えています。
なぜなら、そうすることでミステリアスな自分を演出できるからです。
・・・なぜ?と思う方が多いと思いますが、理由はいたって簡単です。
社員もアルバイトも先生は先生!
1つは、
「アルバイトの講師であると思われないようにするため」
です。
生徒さんから見ればアルバイトだろうが社員だろうが先生は先生です。
そこに差などありません。
極端な話、生徒は塾の先生=そこで働いている社員の大人、だと思っています。
そんな中で、ある先生が大学生のアルバイトであると知られてしまったらどうなるでしょうか?
生徒が社員の先生をアルバイトの先生よりも上の立場の人間であると知り、きっと私たちアルバイトの学生を先生ではなく、友達感覚のように見てしまうでしょう。
それはある意味当然のことです。
高校3年生の大学受験を控えた生徒とは、年齢もほとんど変わりませんしね。
生徒の興味・関心の的になる!
2つ目は、
「生徒の関心の的になるため」
です。
ミステリアスであり続けると、生徒はその先生のことをもっと知りたいと感じるようになります。
そのため、多くの生徒の興味・関心の的となり、生徒との交流のきっかけにもなります。
皆さんもうまく生徒の関心の的となることができれば、生徒との距離も縮まるかと思います。
こうした生徒と話す時間は、塾講師生活の中でも特にかけがえのない瞬間であると感じています。
凄い人であると思われる!
3つ目は、
「意外に凄い人なんだと思わせるようにするため」
です。
ミステリアスであることを上手く使うことができれば、そう思わせることはあまり難しくはありません。
これは例えで考えると非常に分かりやすいです。
例えば、あなたと同じ職場に、仲も悪くなく、それなりに話す人がいるとしましょう。
しかし、あなたはその人とは仕事の話をすることが多く、その人自身のことを深くは知りません。
まさにミステリアスな人です。
そんなある日、あなたは、その人は実はテニスが非常に上手く、全国大会で優勝した経験もあるのだと聞かされます。
さて、そのときあなたはどう感じるでしょうか?
その人のことを「そんなに凄い人だったのか!」と感じませんでしたか?
これがまさにミステリアスであることによって成せる技です。
生徒の質問を乗り切る2つの方法
ミステリアスであることの効果は皆さんご理解いただけたかと思えます。
しかし、ミステリアスであるためには、生徒からの質問をうまく乗り切らなければいけません。
どうすれば上手にかわすことができるのか、以下に2点挙げたいと思います。
とにかくスルーする
生徒の質問に対し、何を答えるでもなく、とにかく話を逸らし続ける方法です。
例えば、「何歳なの?」と聞かれれば、「さあ」などとうまくかわし続けます。
その後すぐに話を勉強の方に戻すなどすればより効果的です。
初めのうちは生徒もなんとか聞き出そうと粘ってきますが、そのうちあきらめて聞かなくなってきます。
明らかに分かる嘘をつく
生徒の質問に対し、茶化して答える方法です。「何歳なの?」と聞かれれば「100万歳」と答えてみたり、「どこに住んでるの?」と聞かれれば、「火星」などと答えます。
こちらもしばらくは聞き出そうとしてきますが、そのうち「この先生は本当のことを言ってくれないな」と理解し、聞かなくなってきます。
これら2つの方法はどちらも非常に効果的ですので、是非とも試してみてください。
まとめ
この記事を最後までご覧いただきありがとうございました。
今回は「ミステリアスであることの利点」をテーマにいろいろと述べてきましたが、普段から「ミステリアスな先生になろう!」などと心に決め込んでいる先生はいないのではないかと思います。
しかし、ミステリアスであるということには、ここまでたくさん述べた通り、
非常に多くの利点があるのです。
是非次回の出勤からでもチャレンジしてみてはいかがでしょうか?
今までとはまた違う世界が見えてくるかもしれませんよ。
ぜひ「このようなやり方もあるんだな」と捉えていただけましたら幸いです。
重ね重ねにはなりますが、最後までお読みいただき誠にありがとうございました。
皆さんの塾講師生活がさらに充実することをお祈りしております。
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