塾講師バイトは、「子どもと触れ合えるのが楽しい」「自分の受験経験を活かせる」といった理由から大学生を始めとし人気の職業です。
一方、固定シフト制といった他業種には珍しい制度を採用しているということを耳にして、少し気になった方もいるのではないでしょうか。
今回は塾講師バイトにまつわるシフトについて解説します。編集部に所属する、実際に働いている現役塾講師Mの体験談も交えています。この記事を読んで、塾講師バイトのシフトへの疑問を解消をしましょう。
執筆者
塾講師ステーション情報局
編集部
塾講師ステーション情報局上の記事の企画・執筆・編集を実施。塾講師バイトの記事を多数執筆している有識者など、塾業界に精通しているメンバーが所属。今回の記事では、個別指導塾に1年、集団塾・チューターに2年務めている大学3年の現役塾講師Mの経験談を交えています。
[目次]
塾講師バイトには固定制を採用している塾もシフト制を採用している塾もある
多くの塾が固定制シフト制を採用している理由
シフトが固定制であることのメリット
「塾講師をやりたい」という想いを大切に
塾講師バイトには固定制を採用している塾もシフト制を採用している塾もある
塾が固定制とシフト制のどちらのシフトを採用するかは、各塾の方針によって異なります。また、同じブランドの塾であっても教室によって方針が違ったり、講習期間中のみシフト制を採用する塾もあります。
このように、一概にシフトといっても様々な形態をとっているため、気になる塾がある場合は必ずその塾がどのような制度を採用しているか確認しましょう。
参考までに、塾講師ステーションにて掲載している求人の中で曜日固定なしのシフト制を採用している塾は約6%でした(2022/10/20調べ)。
このことから、大多数は固定制を採用していることが分かります。
多くの塾が固定制を採用している理由
多くの塾がシフトを固定制で採用している理由として、「生徒との信頼関係を築くため」というものが挙げられます。
毎回同じ先生と生徒が授業を行うことで、その生徒が分からないポイントや癖を把握することができ、よりそれぞれの生徒にあった指導ができるようになります。また、生徒としても、同じ先生と毎回授業をすることで質問や発言などをしやすい空気感も生まれるでしょう。
毎回同じ先生と生徒とで授業を行うためには、「毎週この時間帯に固定で指導する」という固定制の方が調整がつけやすいため、このような制度を導入していることが考えられます。
〈現役塾講師の体験談〉
私が働いている塾はシフト制ですが、担当する生徒は固定です。そのため授業は実質ほぼ固定になります。 学校の授業や部活は基本的に固定で決まっていて、それに合わせて塾の授業も決めるので、自ずと日付も固定されます。
シフトが固定制であることのメリット
ここまで塾講師のシフトが固定制が多いことをお伝えしてきましたが、中にはシフト制の方が良いと考えている人もいるのではないでしょうか。
確かに、シフト制は都度シフトを提出するのでその月によってシフト量を簡単に調整することができる点はメリットです。
しかし、固定制もしっかりメリットはあります。ここでは、固定制シフトのメリットを2点ご紹介します。
シフトに入れないことが少ない
シフト制を採用している場合、同じ日に何人ものアルバイトがシフトを提出した際に、シフトに入りたくても入れてもらえないことが発生します。これにより、稼ぎたいのに稼ぐことが出来ないというケースが生じる可能性があります、
一方、固定制の場合、その曜日のその時間帯は確実にシフトに入ることができます。よって、固定制の方が安定的に稼ぐことができると言えます。
多くの塾で事前に申告すればシフトの融通は利く
多くの塾では、事前に申請したり代講を見つけることができればシフトの調整を行うことができます。
実際の口コミを見てみましょう。
基本的には、曜日固定で毎週授業がありますが、生徒と相談の上で、日付を変更することもできるので、試験期間の勉強時間確保には困りません。
(引用:ゴールフリー 箕面教室の口コミ・評判 | 塾講師ステーション)
試験期間は他の学生の方に代行という形で任せられるので、基本的には学業との両立が十分に可能だと思います!
(引用:武田塾 成田校の口コミ・評判 | 塾講師ステーション)
日付の変更や代講といった形態は塾によりますが、調整ができないといったことな少ないようです。また、当然ながら体調不良など突発的に勤務が難しい場合も配慮してくれるでしょう。
このように、固定制だからといって全く休むことが出来ないと過度に心配する必要は全くないと言えます。ただし、「シフトが固定制であることのメリット」でお伝えしたように、塾が固定制を採用しているのには理由があるので、むやみやたらに休むことは相応しくありません。アルバイトであってもきちんと「働く」ことの自覚を持つ必要はあります。
〈現役塾講師の体験談〉
・個別指導塾の場合、生徒側の都合でシフトが変わることがあります。
・体調不良などで休まなければいけなくなっても、他の講師の方が快諾してくれたら代わりに入ってくれることもあります。
「塾講師をやりたい」という想いを大切に
ここまで、塾バイトのシフトが固定制が多いこととその理由、また固定制には独自のメリットがあることを解説しました。
シフト面で塾バイトを悩まれている方は、ぜひ自分の「塾講師をやりたい」という意志を大事に塾講師にチャレンジしてみることをおすすめします!
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