塾講師は続けるべき!【悩んでいるのはあなただけじゃない!】
塾講師は長く続けるべき!だって楽しいんだもん!
晴れて塾講師となった皆様、おめでとうございます。
これが初めてのアルバイトであったり、これが初めての講師生活であったりと、様々な方がいらっしゃることでしょう。
ここでは、
皆さんの背中を後押しするように、塾講師をすることによるメリット
辛い時にはどう乗り越えたら良いのかのプチ情報を紹介していきます。
とはいえ、単純に「塾講師は続けた方がいい!」と主張ばかりしても、少し押し付けがましいので、
逆に、
どのタイミングでやめるべきかも紹介します。
目次
先輩の体験談
塾講師としての生活を長くやっていると、それ自体が仕事として楽しくなってきます。
皆さんが塾講師を続けたらどのようなメリットがあるのかを、
経験者である先輩の体験談(コメント)を紹介していきます。
生徒の笑顔
「やっぱりねー、生徒が成績上がったことで大喜びしているときかな」
これは他の職業ではあまり実感することができない喜びではないでしょうか。
代表的なアルバイトとして飲食業や販売、オフィスワーク等がありますが、“お客様”はあくまでそのときだけの一時的な関係に過ぎず、お客様と長期的な関係を築くことはできません。
一方で塾講師は特定の生徒と長期にわたって人間関係を築き、その生徒の成果が直接自分の喜びとして実感しやすいのは明らかです。
やめようと思ってもやめられない
「マジで塾講師やめたいんだけど生徒がいてやめられない」
先輩塾講師がよく言っているコメントではあるのですが、これは塾講師のフラストレーションを表しています。生徒と長期的な関係を築く職業である塾講師ですが、一度長期的な関係を築いてしまうとやめようと思ってもやめられなくなります。
「この前お母様にすごく感謝されて逆につらかった…俺、やめようと思ってたのに」
それは保護者や生徒があなたに期待をしていたり、頼っていたりしていると、それを振りきってやめようとするのはなかなか難しいものです。
他にしたいことがあるし、時給が見合っていないと思っているけれども、でもやっぱり頼られてしまうとやめにくくなってしまうものなのです。
最初はつらいかもしれない。
けれども生徒と仲良くなってしまうと、逆の意味でつらくなります。
ある意味これはデメリットかもしれません。
仲間が助けてくれる/意外に教室長が優しい
塾講師は“お客様”と長期的な関係を築くという点で他のアルバイトと一線を画します。
それは成果を実感しやすい(やりがいを感じる)ということを意味しますが、一方でトラブルも実感しやすいものなのです。
生徒の成績が上がらないとき、保護者からクレームがきたとき、そういったトラブルは他の職業に比べて実感しやすいものですし、責任を実感しやすくなります。
けれども、
「そういったときには同僚がアドバイスをくれるし、教室長も案外優しく教えてくれる」
これは教室次第ではありますが、社員や同僚がアドバイスをくれることは間違いありません。
飲食業では何かミスをしたら怒鳴られることが相場ですが、塾講師のアルバイトでは、クレームがきたからといって、生徒の成績が上がらないからといって、教室長や同僚がガミガミ言ってくることはめったにありません。代わりに優しくアドバイスをくれます。
能力を磨くことができた
私は塾講師を通じていろいろなスキルを身につけることができたと思っています。集団指導の塾講師を1年だけ続けていたのですが、その経験で以下のスキルを身につけることができたと思っています。
- ロジカルシンキング
- 交渉力
- プレゼンテーション能力
- コーチング
本当かよ!と思うかもしれませんが、考えてみてください。
授業の始まりと終わりに「ここはこうすればうまくいくんじゃないか?」ということをほぼ毎日考えているわけです。どんな言葉が最も生徒に響くのか、どんな授業が最も説得力を持つのか、どうしたら生徒をコントロールできるのか、それを毎日考えていたら能力が身につかない方が珍しいというものです。
こう考えたらなんとかなる
塾講師として本当につらいなと思ったとき、
「ぶっちゃけさ、講師として拘束される時間ってけっこう短いよ」
結局のところ学生の本業は勉学であって、大学での生活であって、塾ではないのです。
もし塾で本当に苦しいことがあるのでしたら、そのつらさを大学の友人にぶつければいいだけです。
生徒が言うことを聞いてくれない、同僚と仲良くできない、どんな苦しさがあったとしても、心だけを大学に逃がしておけば、切り抜けることができます。
でも、
「一番の解決策は、生徒を味方につけること」
これは先輩講師ではなく、私が思ったことです。
集団指導をしていたとき、中学1年のクラスの秩序を保つことができなかったことがあります。
私が待機室でそのクラスの授業の時間を待っていた時、
「先生も一生懸命やっているんだから、もうちょっと静かにしようよ」
そのクラスの生徒のうちの1人がこう叫んだのが聞こえました。その生徒は特別仲良くしていた生徒ではなかったのですが、明らかに、生徒が自分の味方になってくれた瞬間でした。 ー筆者の体験談ー
クラス全体ではなくても、誰か1人が自分の味方であるということが確信できるとやっぱり違います。
たった1人の生徒のおかげでそのクラスに対する授業の姿勢が変わり、それ以来、クラスでの授業が全てうまく行った気がします。
逆に、やめるタイミング
さて、塾講師のメリットを書いていきましたが、それでもやめるべきタイミングというのはあるものです。
教室側が契約違反・常識に反することをする
確かに塾講師は多少の残業や事前準備があるものですが、過度に時間を拘束するようなものであれば、それはよくないことです。例えば1時間以上も無給で単純作業させられている場合(特に「これをやって」と教室側から何かお願いされた作業の場合)は、企業として健全とは言いがたいので、早めに辞めることをおすすめします。
塾業界は「ブラック」と言われている理由は、ある一部の教室または企業が無給作業を当たり前のように実施するからだと思います。そのような教室は早めに見切りをつけたほうがいいでしょう。
これは塾講師に限らず、いかなるアルバイトにおいても気をつけるべきことです。
他に本当にしたいことができた
もう1つ、自分が本当にしたいことができたら、それは潮時かもしれません。資金的に苦しんでいなければ、本当に自分がしたいことに時間を使ってください。そしてその分野において、塾講師として学んだことを活かすことができたら、これ以上の喜びはないでしょう。
まとめ
塾講師を楽しみながらやれるかどうかは、
どれだけ生徒と良い関係を構築できるかにかかっているといえるでしょう。
塾講師の魅力は生徒との長期的な人間関係から生み出されるものばかりですので、
つらいと思ってもまずは続けてみてください。
少なくとも、講習期間まで待ってみるのがいいでしょう。
例えば4月にアルバイト開始であれば、8月の夏期講習期間まで続けてみたり、
逆に8月に開始であれば12月の冬期講習期間まで続けてみるのが望ましいです。
それは、講習期間終わりだと区切りがいいというのと、4か月がだいたい塾講師としての慣れが定着する期間だからです。
慣れてきて、仲の良い生徒ができると楽しくなってくるはず。
それまで待ってみましょう。
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