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伝わるプレゼンにするために必要な3つの方法!【大学生対象】

2022/05/17

はじめに

こんにちは。本記事にアクセスいただきありがとうございます。

この稿では、タイトルにある通り、塾講師にとって必要不可欠な「プレゼンテーション」について考察していきたいと思います。

実は、筆者は以前「【学生講師必見】授業に直結するプレゼン力を身につける方法!」という記事で、

「プレゼン力を鍛えるには大学の授業や本から学べる」とお伝えしたことがあります。この記事は

  • 良いプレゼンをするための心構え
  • プレゼン力をつけるにはどういう勉強をすればよいか

ということについて考察をしました。

大学生の皆さんが気軽かつすぐ実行できる方法を意識して書きましたが、プレゼンテーションをする際の具体的方法について言及できませんでした。

塾講師だけでなく、今後就活を控えている、もしくは内定が決まって社会人になる大学生の皆さんにとって、今後プレゼンテーションをする場はますます増えると思います。

本稿ではそんな皆さんを対象として、

聞き手の心に残るプレゼンテーションをするために意識したいこと

をお伝えしていきます!

 

 

 

プレゼンテーションとは

よく聞く言葉ではあるのですが、ここで改めて言葉の意味から確認しておきましょう。

計画、企画案、見積りなどを、会議などの席で発表、提示すること。特に、広告代理店が広告主に広告活動の計画書を提示説明すること。また、その説明材料。
                              引用元:『日本国語大辞典』

ここにある通り、プレゼンテーションとは、これから自分が行うこと(行ったことも)を発表、提示することです。

もちろん、ただ発表、提示するわけではありませんよね。

引用には会議とありますが、プレゼンを行うということはそれを聞く相手(聞き手)がいるということです。

プレ

つまり、プレゼンテーションをする際にはどんな場面であろうと

相手の立場に立って発表・提示を考えていかなければならないということです。

具体的には

・もし自分が聞き手だったらこの説明でわかるだろうか?
・話を聞くだけだと、途中で飽きてしまうかな?
・これを聞いて「興味深い」と思えるだろうか?

ということを常に自問自答しながら考える必要があるのではないでしょうか。

生きた人間が相手である以上、「これをやれば必ず良いプレゼンになる」と一般化することはできません。

しかし、プレゼンにはおさえておきたいポイントがあります。その点についてこれから見ていきましょう!

 

 

 

 

1.そのプレゼンで最も伝えたいことは何か

学生や新人の塾講師がよく陥ってしまうことの一つに、発表のために頑張って準備した情報を全て伝えようとすることがあげられます。

確かに、頑張って調べれば調べるほど「ちなみに・・・・」「これにはもっと深い意味があり・・・」と、調べている過程で学んだ豆知識等も伝えたくなってしまいますよね。

 プレゼン

しかし、現実問題1回のプレゼンテーションで許される時間は、余談ができるほど多くはないでしょう。

社員には通常の業務もあるわけですから、就職活動における面接で応募者一人ひとりにそれほど多くの時間を割くことは出来ません。

社員になってからも同じです。若手の間は、プレゼンの機会があったとしても塾の授業のように50分も与えてもらう機会はほぼないと言っても過言ではないでしょう。

 

そこでまず意識してほしいことは、プレゼンで最も伝えたいことは何かを考えることです。

 

もっと具体的にいうのなら、聞き手がプレゼンを聞き終えた時に、「今日のプレゼンは○○のことだった」と一言で言い切れる言葉を探してほしいのです。

おそらくプレゼンが終わってから、聞き手が○○の部分に入る言葉を見つけられない場合は、自分の伝えたいことが伝わっていません。

なので繰り返しになりますが、プレゼンで何を話すか考える時には、まずはプレゼンが終わってから聞き手が発する一言、

「今日のプレゼンは○○のことだった」

をイメージしてみましょう。これを意識することが出来てこそ
・自分のプレゼンでは何をどのように伝えればよいのか
・何が準備で必要になるのか

を具体的に考えることが出来るからです。

 

 

 

 

2.聞き手をイメージする

 次に意識したいことは「聞き手」を想定することです。

繰り返しになりますが、プレゼンテーションというのは「相手」あってのものです。

となると、当然その「相手」が最も伝わりやすい形で伝える努力をすることが必要になります。

例えば、友人や恋人に何かをプレゼントをしようとお店を探しまわっている場面をイメージしてください。そうした時には、必ず対象とする「相手」が喜ぶプレゼントを考えるはずです。
プレゼント
・打ち込んでいるもの 例:野球、サッカーetc.
・趣味に関するもの    例:音楽プレーヤー、ゲームソフトetc.
・以前からほしいと言っていたもの 例:お財布、洋服、小物etc.

などなど、答えは様々ですが「きっとこれなら喜んでくれるはず」というのをイメージしながら購入しますよね。

プレゼンテーションというのも基本的にはこれと同じです。

伝えようとする「相手」が高校生と、「社会人30年目の上司」とでは伝え方が全く異なってきますよね。

だからこそ、プレゼンを準備する際には

自分が伝えたいことは誰に届けようとしているのだろうか?

というのを意識するようにしてみて下さい。

想定をしっかり意識することができれば、

・今彼らに○○を伝えたい!(この記事の場合でいえば”プレゼンに大切な3つのポイント”)
・彼らが今知りたいことだろうか?
・どう説明すれば納得するだろうか?

というのが具体的に描けてくるのです。

「就活で初めて会う面接官のことはイメージできない」

と考える方もいると思います。しかし、今後就職活動を経験すると、面接はだいたい

(1)若手社員   (2)中堅社員   (3)管理職  

という順番で進むことがわかってきます。

となれば、初めて会う人であっても大体の年代はわかるようになります。

例:「管理職」であれば、自分の両親ぐらいの年齢etc.

 

ちなみにですが、筆者が今執筆している記事もプレゼンテーションの1つです。

私がこのプレゼンで伝えたいことを届けたい相手は冒頭で述べた通り大学生の皆さんです。

よって私は大学時代に所属していたサークルの後輩の顔を思い浮かべながら書いています。

いずれ皆さんも、自分のことや自分の考えをプレゼンする日がやってきます。

そのプレゼンの準備でも、伝えたい相手を意識して練習するかしないかで、本番大きな差となって現れるはずです。

 

 

 

 

3.ストーリーを作る

プレゼンをするうえで欠かせないのが、「伝える」のではなく「伝わる」話し方をすることです。

塾講師を経験している読者の方ならお分かりかもしれませんが、「伝える」ことと「伝わる」ことって全然違うものですよね。

 伝えたい

例えば、「大学生活の中で学業以外に何を学び、それをどう活かすか?」という質問をした時、

①「学業以外では、ソフトボールのサークルで4年間一生懸命練習に励みました。3年生の時には、指導者として後輩にも一つ一つのプレーを教える立場になり、よりソフトボールの奥深さを知ることが出来ました。社会人となってもこの経験を活かし、何事にも一生懸命取り組んでいきます。」

と答えたらどうでしょうか?

皆さんがもしこれを聞いている立場だったら、このプレゼンから何が言いたいか伝わってくるでしょうか?

教える立場になったプロセスを活かしたいのか、教える立場となってソフトボールの奥深さを知ったことを言いたいのか。先述した「そのプレゼンで最も伝えたいことは何か」があまり伝わってきませんよね。

何となくソフトボールを頑張ったのだなあということは感じるかもしれませんが、具体的に社会人となってそれをどう活かすか?という部分までは「一生懸命」という文字から浮かび上がってこないと思います。

そこで、以下のように

②「勉学以外では、ソフトボールのサークルで4年間一生懸命練習に取り組みました。初心者から始めましたが、毎回の練習に欠かさず参加した努力を認めてもらい、3年生では指導者として新入生にソフトボールを教える立場となりました。教える中で、自分ではわかっているつもりでも、初心者にとってはつかみにくい感覚や説明があるということが数多くありました。そこで私は「相手は何がわからないか」を常に意識して指導するようになりました。こうした経験を活かし、社会人になっても常に相手の目線に立って物事を考え、伝えられるよう努力していきます。」

としたらいかがでしょうか?

①の例に比べ、

  • (1) ソフトボールを初心者から始めた
  • (2) 練習の参加状況が評価され、指導者となった
  • (3) 教える立場になって、壁に直面する
  • (4) 「相手は何がわからないか」を意識して指導することを心がけた
  • (5) 相手の目線にたって物事を考え、伝えることを学び、社会人になっても活かしていきたい

というストーリーが見えてこないでしょうか?

このような説明をすることが出来れば、具体的に何をどういう経緯で学んだのか。そして、それをどう活かそうとしているかがはっきりしてきますよね。

このように伝えることが出来れば、相手はこのプレゼンを聞き終えたとき

「ソフトボールに全力で向き合ったことで、相手の目線に立つ大切さを学んだのか」

と思えるはずです。

あくまで一例ですが、このように自分の最も伝えたい部分を引き立てるよう、ストーリーを作るとより聞き手の心に残るプレゼントすることが出来るのです。

就活の例で説明したので補足しますが、質問1つ1つにこのボリュームで答えていては印象が悪くなってしまいます。

なので、具体的なやり取りとしては

「大学生活の中で学業以外に何を学び、それをどう活かすか?」と聞かれたら、

まずは「ソフトボールで学んだ”相手の目線に立った伝え方”です。」と結論から答えましょう。その上で

「それについてもっと詳しくお聞かせ下さい」と突っ込まれたら②のように答えると良いと思います。

このあたりの事は、拙稿「【就活にも役立つ】面接で大切な3つのポイント!」に詳しく書いてあるのでこちらも合わせてご参照ください。

 

 

 

 

終わりに

本記事では、これから就職活動を迎える、もしくは社会人になる大学生の皆さんを対象として、「聞き手の心に残るプレゼンをするために意識したいこと」をテーマに3点をご紹介してきました。

もうすでに皆さんも感じたことがあるかもしれませんが、プレゼンテーションは、個人のレベル差が怖いくらいはっきり表れてしまいますよね。

筆者自身、もともとプレゼンが大の苦手でした。しかし、教員を目指す中で苦手とばかり言ってもいられなかったので、プレゼンが上手い人を参考にしたり、本を読んだりする中で良いプレゼンにはポイントがあることがわかりました。

本稿ではそうしたエッセンスを少しでも伝えられたらと思い、大学生の皆さんにご紹介しました。

プレゼンは、聞き手に対する言葉のプレゼント。ポイントを意識し、繰り返し練習することで良くなります。

皆さんの今後の活躍をお祈りしています。ここまでお読みくださりありがとうございました!

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