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私が生徒から先生と呼ばれる日~講師業のやりがいについて~

2021/12/17

はじめに~先生という敬称~

こんにちは。情報局編集長のtakashimaです。

 

突然ですが、皆さんは「先生」と呼んでいる身近な人はいますか?

 

先生と呼ばれた日

 

お世話になった学校の先生、大学の教授、習い事の師範、尊敬できる友人や先輩など、「先生」と呼ぶ人物、また「先生」と呼びたくなるような人物は必ず身近にいることと思います。

 

『大辞泉』によると、「先生」とは

  1. 学問や技術、技能を教える人。特に、学校の教師。また、自分が教えを受けている人。師。師匠。
  2. 教師、師匠、医師、代議士など学識のある人や指導的立場にある人を敬って言う語。呼びかけるときなどに代名詞的に、また人名に付けて敬称としても用いる。
  3. 親しみやからかいの意を含めて他人をよぶこと。
  4. 自分より先に生まれた人。年長者。(原義)
とあります。つまり、「先生」という呼称は、基本的に「自分にとって何か役に立つことを教えてくれる人」に対して、親しみと敬意を込めて呼ばれる敬称なのです。


私は個別指導の塾講師を始めて間もなく4年目となります。塾講師として様々な経験をしましたし、講師業のメリットとデメリット、その大変さややりがい、楽しさもよくわかっているつもりです。


そんな私は最近、「先生と呼ばれること」が講師業の一番の魅力なのではないかと思うようになりました。


本記事では、塾講師や家庭教師などの講師業に興味がある皆さんに向けて、「先生」というキーワードを中心に、講師業の魅力とやりがいを紹介していこうと思います。

目次

・塾講師の魅力:先生と呼ばれる立場になる

 

塾講師の魅力:「生徒」という明確な目標の存在とやりがい

 

・おわりに~塾講師4年目として思うこと~

 

塾講師の魅力:先生と呼ばれる立場になる

塾に入社し講師になると、アルバイトか社員か、新人かベテランかに関わらず、みな一様に「先生」と呼ばれるようになります。そして、生徒からはもちろん、保護者の方、一緒に働く同僚の講師、上司である教室長や塾長からも、○○先生と呼ばれます。

 

最初は「自分が先生と呼ばれるなんて……」と少し気恥ずかしい感じがするかもしれませんが、同時に少し誇らしい気分になると思います。今までは目上の人物を呼ぶときに用いていた「先生」という敬称を、今度は自分がそう呼ばれる立場になる。そう考えると、少し気が引き締まるような、居住まいを正したくなるような、そんな気持ちがしてきませんか。

 

これは私の個人的な考えですが、先述の通り、「先生と呼ばれる立場になる」ことが、講師業の大きなメリットの1つではないでしょうか。

 

世の中にあるたくさんのアルバイトの中で、自分が「先生」と呼ばれる職種は、教育系のお仕事、特に講師業だけだと思います。

 

自分が「先生」という敬称で呼ばれ、その名にふさわしいだけの大きな責任と使命感を与えられる。それが、講師バイトなのです。

責任 使命感

講師に伴う責任と使命感 

とはいえ、この責任と使命感は、なかなか得がたい経験であると同時に、苦労を伴うものでもあります。

 

 

生徒の成績や進路を預かる講師に求められる責任と使命感は、本当に重たいものです。もう自分が受験するわけではないのに、教え子の入試が近づいてくるとものすごいプレッシャーに襲われます。毎年受験シーズンがやってくるたびに、受験生をやっているような気分になるのは、確かに大変なことです。

 

「ここをもっとやってあげていれば……」

「もっとわかりやすい教え方があったのではないか…?」

 

教え子の結果が出るまで、とにかくこのような自省の念にとらわれます。だからこそ、教え子が見事に合格を勝ち取ってくれたときの喜びはひとしおです。

 

講師は生徒に授業を通して勉強を教えるだけではなく、文字通りその生徒の未来を左右しているのです。例えば、今の成績のままでは到底不可能な学校に、自分の指導のおかげで学力を伸ばし手が届くようになるのかもしれません、その一方で、講師の力不足のために生徒の志望校合格を叶えてあげられないこともあります。だからこそ、講師の責任はとても大きいものなのです。

 

講師は勉強を教えることによって、生徒の目標達成に貢献しているのです。そしてそのことは、生徒のこれからの人生を大きく左右する出来事につながっていると私は考えます。皆さんにお伝えしたいことは、「生徒の進路や成績管理を預かる講師には、大きな責任と使命感が伴う」ということです。これは、講師業に興味がある皆さんにとって、ぜひ知っておいてほしいことです。

 

<講師業のここがポイント①>

講師業には「生徒の将来を左右する」という大きな責任と使命感が伴うことを知っておこう

 

さて、ここまで精神論的な話をしてしまったため、あまりピンとこなかった方も多いかもしれません。なので次節ではもう少し具体的に、「講師業の魅力とやりがい」をお伝えしていこうと思います。

 

塾講師の魅力:「生徒」という明確な目標の存在とやりがい

当たり前のことですが、講師業は自分一人で完結するものではありません。必ず「生徒」を相手にします。それは人数や形態が違うだけで、塾講師でも家庭教師でも、個別でも集団でも変わりません。

 

そして、塾講師は生徒の目標達成のために働きます。講師業のメリットとして「志望校合格や成績アップなど明確な目標がある」ということを挙げます。

 

つまり、働く目的がとてもわかりやすいのです。自分の目標ではなく、目の前にいる生徒の目標達成のために働くことができる。これは、講師業のいいところなのではないかと思います。 

 

講師の仕事は、決められた時間に授業を行うだけではありません。生徒のレベルや能力を考慮して、最適な教材を課題として与える。模試の結果を分析して生徒の弱点を見つけ、合格という目標のために何をすればいいのかを提示してあげる。生徒が落ち込んでいたり、精神的に辛そうにしているときは、面談を行って話を聞いてあげたり、アドバイスをあげたりする。このように、講師のあらゆる仕事が、「生徒の将来」という大きな目標につながっています。これが、講師業の本質であると私は考えます。

塾講師 やりがい


私の実体験:大学受験生の指導から

私は2014年度、大学受験生の指導を1年間担当しました。私は主に英語を教えていたのですが、センター試験の直前は国語も教えました。センター試験が目前に迫った冬期講習では、毎日毎日センター国語と英語の過去問を解説するという日々を送り、肉体的にも精神的にもかなり苦しい思いをしたのですが、生徒が本番で英語、国語共に自己ベストを更新してくれて、その結果にコミットできたことが何よりもうれしかったです。

 

また、英語や国語の教科的な指導だけではなく、「なぜ受験勉強をするのか」「大学に行って勉強をすることの意義」「これからどんな勉強をしたいのか」といった勉強についての本質的なことについて、自分の考えを教えたり、生徒の思いを聞いたりなどの対話も重視しました。

 

1年間教えてきた結果として、その生徒は志望校への合格を果たしてくれて、今でも大学で楽しく学びを続けてくれています(現在その生徒は1年間の一般教養を終えて、化学系か物理系のどちらを専攻するかを迷っているようです)。

 

私はこの経験を通して、勉強を教えることは生徒のその後の人生をも大きく左右する出来事なのだと実感しました。

このように「生徒の将来」という明確な目標が存在し、自分ではなく他人の目標達成のために奉仕する講師業は、これまた他のアルバイトではなかなか経験できない大きな充実感や責任感を味わえる職業だと私は思っています。

自分ではなく他人の目標や夢を叶える存在になる。他人の人生に大きく関わる。このことは、塾講師ならではの醍醐味であり、大きな魅力です。


<講師業のここがポイント②>

生徒に勉強を教えることは、生徒の人生を左右することになる。

勉強を教えることを通して、生徒の目標や夢を叶える手助けをする存在になる。

おわりに~塾講師4年目として思うこと~

ここまで、講師業の魅力について語ってきましたが、いかがでしたでしょうか。

 

講師バイトについては、様々な言説がいたるところに飛び交っています。私自身塾講師ステーションの学生スタッフとして働く中で、色々な噂を耳にします。

 

「講師バイトは時給がいい」「講師バイトはコストパフォーマンスがいい」「講師バイトは実際のところはブラックだ」などなど、講師業に関心をもたれている皆さんなら、このような評判や噂を必ず目にしたことがあるのではないでしょうか。

 

しかし、ここで皆さんにお伝えしたいことは、「実際にやってみないと何もわからない」ということです。

 

様々な噂や評判に惑わされることなく、ぜひ一度塾講師を経験してほしいと私は思います。そして、塾講師4年目という経験から、講師業はやってみるだけの価値や楽しさを持っている仕事だと私は断言できます。

 

 

この記事を通して、講師業に少しでも興味をもたれた方はぜひ塾講師ステーションに登録をしてほしいと思います。

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春から新大学1年生となる皆さんが、素晴らしい講師デビューをされることを願って、この筆を擱きたいと思います。ここまでお読みいただきありがとうございました。

 

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