皆さん、こんにちは。情報局ライターのkazumiです。本記事に興味をもってくださりありがとうございます。
このページをご覧になっている多くの方が、「学生生活」という時間を「充実させたい!」と思っておられることでしょう。
学業成績しかり、バイトのお給料総額、素敵な恋人の存在などなど。
人の価値基準はそれぞれなので、何か一例を持って「これで充実間違いなし!」とは言い難いですよね。
しかし、万人に共通する「充実感」を実感するポイントというものはあります。
さて何でしょう?
本記事ではこれから、真面目でがんばり屋な塾講師の皆さんを対象に、講師業を通して充実感に満たされた学生生活を送れるようになるためのヒントをお伝えして参ります。また、塾講師バイトに興味を持たれている皆さんに対しても、「塾講師バイトを通してこのような学びを得ることができる」ということをお伝えできればと思います。
現役プロ講師からお贈りするプチアドバイスが貴方の学生生活に華を添える一助となりますように。
では、早速参りましょうか!
充実感に満たされた学生生活を送るコツを身につけよう!
「充実感」の正体とは
「充実感」とは「視覚化された実績」ではないかと私は考えます。
「視覚化された実績」とは、自分が価値基準を置いているものについて、目に見える努力の成果のことを言います。学業だったら成績、アルバイトだったら給料明細、サークル活動であれば試合の結果や発表会の成果など、様々なものについて「視覚化された実績」を考えることができます。
そして、この「視覚化された実績」(=「充実感」)は何が正解で何が不正解というものではなく、何でも良いのです。
あなたにとって大切な価値あることにおいて、ひとつでも多く「実績」を具体的に実現することで、あなたの「学生生活の充実感」はより高められるでしょう。
しかし、この「実績」は、学生生活をただ漫然と過ごすだけで出来上がっていくものではありません。
まずは「自分」が主体的になって行動することが重要なのです。そして、卒業後の進路や社会で活躍する自分の姿をイメージして、長期的に見て役立つような「実績」を積み重ねていきましょう。
学生生活を充実させるために必要なこと⇒「自分の未来を見据えて行動を起こすこと」
そして、この「実績」はあなたが将来社会に出るときに大きな武器となるのです。
「実社会の厳しさは予測できる。では、その中でどうやって自分の立ち位置を見つけていけば良いのだろう?」
その通りですね。その不安感は良く理解できますよ。
では次に、「実績」について「何を」「どのように目を向けるべきなのか」という方向性を明確にしていきましょう。
「充実した学生生活を送れた!」
未来の自分が納得できるように「何を」「どのように習得すべきか」実績の視覚化を意識しよう
「実績」を積んでいくには
「実績」を積んでいくためのキーワードは、「アクティブ・ラーニング」です。
ここからはこれをキーワードに話を進めてまいります。
いまこのページを閲覧くださっているのは現役塾講師の方もしくは塾教師に興味がおありの方だと思いますので、皆さんにとって、この言葉は既に馴染みある言葉でしょう。
「アクティブ・ラーニング」とは、次の学習指導要領の改革で全ての小学校・中学校・高校で導入される教育手法の一つですね。
文部科学省によると、今後社会を支える人材に対して必要な三つの資質・能力が必要とされています。
- 何を知っているか。何ができるのか。(個別の知識・技能)
- 知っていること・できることをどう使うか。(思考力・判断力・表現力)
- どのように社会・世界と関わり、よりよい人生を送るか。(主体性・多様性・協調性・学びに向かう力)
出典:文部科学省「2. 新しい学習指導要領等が目指す姿」(https://www.mext.go.jp/b_menu/shingi/chukyo/chukyo3/siryo/attach/1364316.htm)
これら三つの資質・能力は実社会で必要性が認められているからこそ、次世代育成の場である小学校から高校で掲げられており、これらを習得する手段としてアクティブ・ラーニングが重視されているのです。
言い換えれば、現役小学生~高校生よりも早く実社会に飛び立とうとしているみなさんこそ、アクティブ・ラーニングの内容理解が重要ということになります。
「アクティブ・ラーニング」とは何か?その中身を理解しよう。
「アクティブ・ラーニング」の注目点とは
この「アクティブ・ラーニング」の説明の中には「ラーニング・ピラミッド」と呼ばれるものがあります。
(出典:https://be-do.jp/blog/4197)
これは、学習定着率を学習方法別に示したものです。この下方に位置するほど定着率が高くなります。
さあ、ご注目ください。最も重要な要素となるピラミッドの一番の底辺の部分にはなんと書いてありますか?
そうですね。
『他者に教える』ですね。
つまり、「誰かに教えること」が先に述べた実社会で求められる三つの資質・能力の習得に向けての最良の方法なわけです。
「他者に教える」⇒それは自分の実社会での「生きる力」を伸ばすことに繋がっている。
「教える」「育む」【育自】を考える
皆さんは生徒を「教える」ということをどのように捉えていますか?
塾講師経験は単なる技術の習得で終わってほしくはありません。
ある1点について理解し、それを将来の進路選択において活かしていただきたいものです。
それは何なのか?
ここでヒントとして、なぜ私がこの塾講師という仕事を長く勤めているのかを説明したいと思います。
それは、講師業を通して、「他者の成長」という本来「視覚化しにくいもの」に寄与できるからです。
生徒に指導します。成績が上がる等何かしらの結果が出ます。そこで「先生、ありがとう!」と言われます。
この誰かに「ありがとう」と感謝される、誰かの笑顔に繋がれた瞬間こそ、私は「充実感」を感じます。
私は特別な才能や権利があるわけではありません。
極々平凡な個人が誰かの人生に「プラスの影響を及ぼすことができた」とはこちらこそ「ありがたい」思いです。
この瞬間に向けて私は日々指導に関する研鑽を重ねている、いわば自分育て=【育自】に励んでいるのです。
「教える」という好きな仕事をやってそれで社会に利益をもたらし周囲の人間を幸せにできるから。
塾という仕事を通じ、その先に誰かの笑顔を見ることに生きがいを感じているからです。
ここにこそ私が塾講師を続けられる《プライド》があるのです。
みなさんには、この【育自】経験こそが塾講師バイトだからこそ得られる実績であり、企業に+αとしてアピールできるポイントとなることを押さえて頂きたいのです。
指示待ちではなく、問題発見型の人材を求めている大方の企業にとって、
「自分で自分を満たすことが出来るプライドがある」
「自己を自ら成長させることができる」
「たゆまぬ自己研鑽に励んでいる」
といえる学生は非常に魅力的な存在となるのはすでにお気づきのことでしょう。
「教える」経験から【育自】を実践してきたことをアピールしよう。
他者を「教え」「育む」ということの恩恵を最も得るのは、他の誰でもない「あなた自身」なのです。
「情けは人の為ならず」―「人に情をかけるのは、その人のためになるばかりでなく、やがては巡り巡って自分に返ってくるのだから。」という昔から言われ続けられていることわざの通りです。
まとめ:学生生活を充実させるためには
「実績の視覚化」を継続しよう。
学業、サークル、アルバイトでもなんでもOK!
まずは自分の価値観を満たすことにおいて何らかの結果を積み上げていこう。
「教える」経験を積もう。
将来の進路選択を意識して、実社会で求められる資質・能力を獲得しよう。
【育自】のススメ
充実した人生を送るためには、塾講師バイトだからできる【育自】体験を大切にしよう。
自分には何ができるのか、周囲と何をどう努力できるのか考える訓練を「教える」「育む」経験から学ぼう。
最後に
未来は自分の意志で創られていくのです。そして自分の人生に真摯に向き合い責任をとるとき、新しい扉は開かれるのです。
あなたがより多くの笑顔をもたらす立場となりますように。成功を願っています。
(参考)
●「育成すべき資質・能力と三つの柱を踏まえた日本版カリキュラム・デザインの為の概念」文部科学省中央教育審議会平成27年8月まとめ
●学習定着率「Learning Pyramid」
(https://www.ritumei.ac.jp/acd/ac/kyomu/cer/kikaku/forum0920/pde/1.pdf)
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