塾講師の仕事に応募するときには、履歴書を提出します。採用担当者に好印象を与えるポイントや、履歴書の項目別の注意すべきポイントについて解説するので、ぜひ参考にしてください。また、履歴書を提出する前の最終チェックリストもご紹介します。
執筆者
塾講師ステーション情報局
編集部
塾講師ステーション情報局上の記事の企画・執筆・編集を実施。年100本以上の記事を執筆する有識者や塾バイト経験者など、塾業界に精通するメンバーが執筆を手掛ける。
目次
塾講師の求人応募に利用できる履歴書
履歴書を書く前におさえておきたい5つのチェックポイント
【項目別】履歴書の書き方
卒業年数早見表
履歴書を書き終わった後の最終確認リスト
履歴書の郵送の仕方
履歴書はわかりやすく丁寧に作成しよう
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塾講師の求人応募に利用できる履歴書
履歴書は書店やコンビニなどでも手に入ります。応募先で特に指定されていない場合は、どの様式で提出しても問題はありません。しかし、様式によって記入項目やサイズが異なるので、自分が使いやすいものを選ぶようにしましょう。
履歴書を書く前におさえておきたい5つのチェックポイント
履歴書を書く前におさえておきたいチェックポイントを5つ紹介します。いずれも採用担当者に好印象を与えるために不可欠なポイントなので、書く前に確認しておきましょう。
丁寧に書く
丁寧に読みやすく書かれた履歴書は、面接官に好印象を与えます。なお、丁寧に書くことと字の上手さとは別問題です。塾講師はホワイトボードに字を書く機会も多いため、他の仕事よりも採用時点で字に注目されます。読みやすさを意識し、丁寧に書くようにしましょう。
黒か紺のボールペンで書く
手書きの場合、シャーペンや鉛筆、フリクションペン、黒と紺以外のペンは不可です。黒か紺のボールペンで丁寧に記載しましょう。また、特に指定がない場合は手書きでなくても問題ありません。PCで作成したものを印刷して使用すれば、いくつかの塾に応募するときも手間がかかりません。
記入項目は全て記入する
記入項目は全て記入しましょう。特に自己PRや志望動機の欄は、採用担当者も注目するポイントです。空白にせず、塾講師の仕事をしたいという思いを丁寧に説明するようにしましょう。
略字を使わない
同上という意味での「〃」や、略字は使わないようにしましょう。大学の名前や学部名なども省略せず、正しい名称で記載します。同上や略字は、手抜きしている印象を与えるのでよくありません。塾講師は人に教える先生の仕事なので、手抜きをすることは生徒の手本にならないと考えられてしまいます。
修正テープや二重線での書き直しはしない
書き間違えた場合は、修正液・修正テープ等での修正や二重線での訂正は不可です。面倒でも、もう一度新しい用紙に書き直しをするようにしましょう。PCで履歴書を作成すると、修正しやすく便利です。手書きを指定していない場合は、PCで作成してもよいでしょう。
【項目別】履歴書の書き方
| ①日付 | ②氏名 | ③写真 |
| ④生年月日 | ⑤住所 | ⑥電話番号 |
| ⑦学歴・職歴 | ⑧免許・資格 | ⑨志望動機 |
| ⑩自己PR | ⑪その他情報 | ⑫本人希望欄 |
履歴書は全ての項目を埋めることが大切です。それぞれの項目に何を記載するのか、また、どのように書くと好印象なのか詳しく解説します。
①日付
面接時に持っていく場合は、面接当日の日付を記載します。投函する場合は投函日を記載します。なお、履歴書に記載する年は、西暦か元号かどちらかに統一しておきましょう。
②氏名
姓と名の間に少し空間を空け、読みやすく配置します。氏名の上に「ひらがな」と記載されているときは平仮名で、「カタカナ」と記載されているときは片仮名で読み仮名を打ちましょう。
③写真
写真のサイズは、縦4.0cm×横3.0cmの証明書サイズが一般的です。特に指定されていない場合は、縦3.6～4.0cm、横2.4～3.0cm程度にしておきましょう。また、3ヶ月以内にカラー撮影したものを選び、写真の裏には名前を記入しておきます。
④生年月日
生年月日は、他の年の書き方（西暦か元号）に合わせて記載しましょう。また、日付に記載した時点での年齢を記載します。前もって履歴書を作成する際には注意しておきましょう。
⑤住所
都道府県名から省略せずに記入しましょう。マンションの場合は建物名を記し、全てに読み仮名をつけておきます。
⑥電話番号
固定電話と携帯電話の両方を記載する項目があるときは、どちらも記入しておきましょう。固定電話がないときは、携帯電話のみでも問題はありません。連絡がつきやすい電話番号を記入しておきます。
⑦学歴・職歴
最初の行の中央に「学歴」と書き、次の行から義務教育卒業後の学歴を記載します。学校名や学部は省略しないで書きましょう。高校は「○○都立○○高等学校普通科入学」と「○○都立○○高等学校普通科卒業」、大学は「○○大学○○学部○○学科入学」と「○○大学○○学部○○学科在学中」などと書きましょう。大学を卒業している場合は最後の「在学中」を「卒業」に変えます。
次に一行開けて「職歴」と書き、さらに1行開けて職歴を書き始めます。今までに仕事をしたことがある場合は書きますが、大学生の場合はないことがほとんどでしょう。教育系バイトの経験がある場合は書いたほうがいいですが、塾講師と特に関係のないバイト経験は書いても書かなくてもいいです。職歴が無い場合は「なし」と書き、最後に右端に「以上」と書きます。
⑧免許・資格欄
免許・資格欄では、最初に免許を書き、続けて資格を書きます。いずれも省略せずに書くことが大切です。例えば、自動車免許は「普通自動車第一種運転免許（AT限定）」、英検は「実用英語技能検定○級」のように記載します。
⑨志望動機
なぜ塾講師になりたいのか、思いが伝わるように丁寧に書きます。過去の経験などで塾講師に繋がるものがあれば、エピソードに組み込んで文章を仕上げます。
⑩自己PR
どのように自分の能力を塾講師の仕事に活かしたいのか、わかりやすく客観的に記載します。また、塾の特徴を理解して応募していることがわかるように、公式HPなどにも目を通しておきましょう。
⑪その他情報
趣味や特技などの欄があるときも、忘れずに記載しておきましょう。採用には直接かかわりがないかもしれませんが、どのような人間なのか伝える機会になります。
⑫本人希望欄
授業の種類や勤務地、曜日、時間などの希望があれば記載します。待遇面については詳細に記載せず、「貴社規定でお願いいたします」と書くことが一般的です。
卒業年数早見表
| 生まれ年 | 中学卒業 | 高校卒業 | 短大卒業 | 大学卒業 | 大学院卒業 |
| 平成17年 |
令和3年 |
令和6年 |
令和8年 |
令和10年 |
令和12年 |
| 平成16年 |
令和2年 |
令和5年 |
令和7年 |
令和10年 |
令和11年 |
| 平成15年 |
平成31年 |
令和4年 |
令和6年 |
令和8年 |
令和10年 |
| 平成14年 |
平成30年 |
令和3年 |
令和5年 |
令和7年 |
令和9年 |
| 平成13年 |
平成29年 |
令和2年 |
令和4年 |
令和6年 |
令和8年 |
| 平成12年 |
平成28年 |
平成31年 |
令和3年 |
令和5年 |
令和7年 |
| 平成11年 |
平成27年 |
平成30年 |
令和2年 |
令和4年 |
令和6年 |
| 平成10年 |
平成26年 |
平成29年 |
平成31年 |
令和3年 |
令和5年 |
| 平成9年 |
平成25 |
平成28年 |
平成30年 |
令和2年 |
令和4年 |
| 平成8年 |
平成24年 |
平成27年 |
平成29年 |
平成31年 |
令和3年 |
※早生まれの方はお生まれの前年を確認ください。
※元号は変わることもあります。
※大学院は修士課程の2年間を想定しています。
またいずれも浪人・留年はなかったものとして記載しています。
履歴書を書き終わった後の最終確認リスト
誤字脱字の確認印鑑の押し忘れ写真の貼り忘れ年月（入学、卒業など）の誤り「フリガナ」「ふりがな」のもれ、ミス免許・資格が正式名称になっている以前書いたものの使い回しがない
履歴書を書き終わった後に、上記の7つを確認しておきましょう。ミスのない履歴書を作成することで、慎重さや正確さをアピールすることができます。
履歴書の郵送の仕方
- 確認のため郵送前に履歴書のコピーを必ず取っておく
- 履歴書と一緒に添え状を入れる
- 封筒に赤字で「履歴書在中」と明記する
- 郵送先が個人名の場合は「○○様」、人事部や教室名の場合は「○○御中」
- 差し出し人と宛名は丁寧にはっきり書く
履歴書を郵送で提出するときは、添え状を入れ、封筒表面の左側下方に赤字で「履歴書在中」と明記して送付しましょう。履歴書のコピーを取っておくと、面接の前に履歴書に記載した内容を復習することができます。
履歴書はわかりやすく丁寧に作成しよう
履歴書を丁寧に作成することで、採用担当者にアピールすることができ、採用に一歩近づきます。自分の魅力を伝えるためにもルールをきちんと守って作成しましょう。
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塾講師になるまでに知っておきたいこと
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選考について
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