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シャイな生徒とはどう話せばよい?

2021/12/17

生徒には様々なタイプの生徒がいる

 

 

個別指導では講師一人に対して生徒が1~4人いることがよくあります。その中でも1~2人を対応する個別指導塾も多いのではないでしょうか。私のいた塾も生徒2人がメインでした。

そんな中で困ったのはなかなか話をしてくれない生徒さんでした。

内向的なタイプの子は自分からどんどん話してくれる子よりもコミュニケーションをとるのが難しかったです。

 

私は4年間の勤務で活発的な子もそうではない子も両パターンの男女の生徒を教えてきました。そんな経験から静かな子も授業をする上で必要なことや気を付けていたことなどを書いていきたいと思います。

いつも以上に気をかける

 

普段内向的でしゃべらない生徒さんは授業でもあまりしゃべらないです。そのような生徒さんには質問の仕方に気を付けなければなりません。

活発な生徒さんは基本的に自分からどんどん話しかけてくるので、わからないところとかもどんどん発言してきます。しかし、内向的な生徒さんはなかなか質問をしてきません。ここで注意が必要です。1対2の個別指導の場合は忙しいと思いますが、内向的な生徒にはいつも以上に気をかけなければなりません。

始めて間もないころは私はそれができずに、わからないところを10分以上考えさせてしまいました。

一声かけてくれればと思いましたがそれが恥ずかしくてできない子なんだとわかってからはいつも以上に気をかけるようにしました。

また、そのような生徒にはなるべく大量の問題を出さずに、小出しにするようにも心がけました。

これは、わからないを言えずに無駄な時間を過ごさないようにとの工夫です。


こちらから積極的に話しかける

 

相手が話さないならこっちも話さなくていいや…。なんかムードを壊してはいけないかも…。なんて考えてしまっては自分のペースが作れません。

うるさくする必要はないですが、生徒に合わせてこちらも暗い授業をしてはいけません。

特に、内向的な生徒はほかの講師にもあまり話をしません。そうすると、大事な生徒の情報を聞けないことがあります。部活での様子や趣味や特技などそういったことも生徒と関係を持つには必要な情報です。

そのために、こちらから必要な情報はしっかり聞いていかなければなりません。この辺は言い方は悪いですが少し強引に聞き出しましょう。質問攻めにしましょう。

 

私の生徒で自転車が趣味の生徒がいました。この情報は他の講師や教室長も知らない情報でした。

これは彼の授業持った初めのころに聞き出した情報でした。内向的な子が自分の話をしてくれるのは珍しいので私は鮮明に覚えていました。

彼が高校受験生になり志望校を決めるときになかなか決まらないでいました。そんな時ふとこの情報を思いだし彼に自転車やりたくないのと?と聞いてみたところうなずいてくれました。

そこから高校選びが始まったということもありました。

 

 

また、ある静かすぎる生徒さんの担当だった時になかなかその生徒とうまくコミュニケーションが取れずにいました。

そんな時彼を注意深く観察していると彼の持っていたクリアファイルが私の好きだったアイドルグループのクリアファイルだったのに気づきました。

すかさず私は「その子好きなの?」と話しかけました。趣味の話になると静かな子でもよく話してくれます。その後はそのアイドルの話から学校生活まで話せるようになりました。

 

なんだかんだいって生徒は見ている

生徒は自分たち講師のことを思っている以上に見ているものです。授業ではほとんど会話をしない女子生徒の担当だったことがあります。相手はしゃべらなくても自分のことを一生懸命語っていました。

そうしてたらその子の保護者面談の時にお母さまから先生のことはよく娘からうかがっています。いつも楽しそうに話しているんです」という言葉をもらいました。

聞いていないようなそぶりをしてもしっかり楽しく聞いているんだなと思うととてもうれしかったです。

終わりに

内向的な子には人一倍気をかけてあげてください。内向的だからこそ個別塾に来るのです。そして、あきらめないで話してあげて生徒と向き合ってあげてください。きっと生徒は先生の話を待っているはずです。たとえ、無口であっても…。

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