この春新たに大学生になる方で
- 人に教える仕事をやってみたい!
- 将来先生になりたいから、教育に携わってみたい!
- 求人誌で時給が高い、塾講師が気になる!
と考えている方も多いのではないでしょうか。
しかし興味があっても
難しそうで本当に教えられるかな…?
雰囲気はどんな感じなんだろう?
ブラックバイトじゃなければいいけど…?
となかなか一歩を踏み出せない方も多くいます。
この記事では、そんな塾講師アルバイトについて様々な観点からその実態をお伝えしていきます。
併せて、「集団指導」「個別指導」「家庭教師」それぞれの特徴についてまとめてありますので、教育系アルバイト探しを始める前にぴったり!
講師になりたい人必見です!
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こんな人に講師はおすすめ!
まずは「講師が向いている人」が持つ資質をお伝えします。
話すこと、教えることに喜びを感じられる人
なんといってもまずはこれです。
どのような指導形態にせよ、人前で話して教えることは変わりません。
そのため、話すこと・教えることにやりがいや喜びを見出せなければ講師業を苦痛に感じてしまうでしょう。
(とはいえ、この記事をお読みの方は、なんらか教えることに興味があるはず!)
たまに勘違いされる方もいるのですが、数十人を前に話すのは苦手だ…という人でも講師はできます。
今は個別指導と呼ばれる、1対2で行う授業形態での講師募集が増えており、必ずしも「大きな声で、ハキハキと」話さなければならないわけではありません。
ですから、最初は話すことが苦手でも大丈夫。
研修もありますし、講師を続けていくうちにどんどんスキルアップしていきますよ!
先生になりたい人、あるいは教育業界や教育について興味がある人
教職課程で勉強をしながら教育系アルバイトをしている大学生は多くいます。
将来先生になりたい人にとって、講師として培った経験は、大きく役に立つでしょう。
(教職課程において、実際に指導する時間はあまり多くありません。そのため、塾での経験は絶対に積んでおいた方がいいと言えます)
先生になりたい人でなくても、教育に興味がある人、教育業界への就職を考えている人にもおすすめです。
実際に「教わる側から教える側」に変わることで、見えてくるものはたくさんあります。
塾講師を通して得た知識や経験は将来への大きな糧になるはずです。
他人のことに対して責任が持てる人、他人に尽くすことができる人
こちらはどちらかというと求められる素質です。
塾講師アルバイトは教育とはいえ接客サービス業です。
ですから、お客様である生徒に対して、きちんとサービスを提供しなければなりません。
生徒の成績向上や志望校合格に責任を持ち、生徒と勉強の喜びを分かち合う。
時には厳しく叱ったり、一緒に悩んだりしながら、最終的には生徒の目標達成を一緒に喜べる人こそ講師に向いています。
以上3点が必要な素養と言えます。
ここで強調しておきたいのは勉強がどれくらいできるかや、どんな大学に行っているかはほとんど関係ないということです。
いい大学に行っている人がいい講師であるとは限りません。
自分が有名大学(偏差値の高い大学)に行っているからと言って、横柄な態度にならないように注意しましょう。(中学受験をして、有名な中高一貫校に行った大学生が、果たして公立高校の指導に適任と言えるでしょうか?)
大切なのは教えるうえでの熱意・やる気であって、いわゆる「頭の良さ」は二の次です。
次に、塾で働くという観点から「集団指導」と「個別指導」について扱っていきます。
(家庭教師については、最後にまとめてあります)
集団指導と個別指導の違い!
集団指導とは「教室で複数名の相手を前に、ホワイトボードや黒板を使いながら授業を行う」指導形態を指します。皆様のイメージする“先生”とほぼ一致するはずです。
個別指導とは「1人の先生が2名までの生徒を順番に教える。主にパーテーションで仕切られており、板書することはほとんどない」指導形態です。高校のとき、個別に進路指導が塾や学校であった方と思いますが、そのイメージに近いと言えるでしょう。
(参考)【個別?集団?】【小中高どれ?】指導対象・指導形態別のメリット・デメリット
ここでは、給与とスキル、2つの観点から話を進めていきます。
給与面について
皆様が一番気になるのは、やはり“給与”ですよね。
給与については、一般的に以下の金額が相場と言われています。
- 集団指導……1授業2,000~3,000円
- 個別指導……1授業1,500~2,000円
塾業界特有の慣例として「1コマ」「授業時間当たり」と書かれている求人が多いですが、これは授業時間に対してのみ、給与が発生する…というもの。
コマとは授業単位を指し、50~90分が一般的です。(詳細は良く求人を確認しましょう)
私の感覚ですと、個別指導は実質時給が1,000円前後、集団指導が1,800円前後となるケースが多いようです。
これだけみたら「集団指導の方が良いな」と思ってしまいますよね?
ですが安易に給与だけで選ばない方が良いでしょう。
なぜなら、以下の点でいずれも集団指導は負担が重いからです。
1、予習時間が違う
集団指導の方が予習、復習の手間や、時給に入らない事務作業の時間が多く発生しがちです。
そのため、実質的な時給は個別指導よりも安くなってしまう場合もあります。
更に休憩なしに90分話し続けなければならないため、体力的にも疲労します。
夏期講習などで連続して授業に入るとなると、かなり消耗することは覚悟したほうがよさそうです。
2、勤務地の近さが違う
個別指導塾は少ない人数でも成り立つため、至る所にあります。
大学・自宅の近くには必ずと言っていいほど、勤務先があり、移動時間が少なくて済みます。
対して集団指導塾はターミナル駅(乗り継ぎの便が良く、乗降客数が多い駅)に集中する傾向があり、休日でも電車に乗っていかなければならないこともあります。
3、休みやすさが違う
個別指導では生徒と保護者が了承してくれれば、比較的自由に勤務時間を動かすことができます。
信頼関係が築けていれば、多少プライベートな用事でも塾側も許容してくれるところが多いでしょう。
しかし、集団指導ではそうはいきません。
仮に「大学の試験が直前にある」「サークル旅行と重なった」としても、アルバイトを優先しなければならないときもでてくる可能性があります。
4、自由さが違う
個別指導の場合、私服の上に塾オリジナルの白衣などを着ればOK、というところが多いです。
また先述したように、授業時間についても柔軟に対応してくれます。
集団指導の場合、服装はスーツ規定。時間についても、融通が利かないケースがほとんどです。
そのため、大学1年では授業に入れても、2年以降に授業と重なって入れない…となってしまうこともあります。
いかがでしょうか。
いわば集団指導の時給が高い理由は「責任の重さが違う」と言い換えることができるかもしれませんね。
加えて、
- 大手の塾なのか個人経営の小さな塾なのか
- 授業時間の違いや授業スタイルの違い
- 授業以外で講師がやらなければならない仕事
などなど、様々な要素は塾によって千差万別。
一般的に集団指導の方が時給が高いという傾向はあるものの、必ずとは言い切れません。
働く前によく確認しておくようにしましょう。
集団指導のほうが高めですが、一概に“高時給”とはいえません
塾講師の先輩からアドバイス!
時給に関しての条件はひとまず後回しにして、違う要素からどこの塾へ応募しようかを考えることが僕のおススメです!まずは立地。自宅に近い、あるいは通っている大学に近い塾を選びます。あまりに遠い塾を通勤場所に選ぶと、移動の時間だけでもったいないし、慣れた頃あたりから塾へ行くモチベーションがどんどん下がってしまうのではないかと思います。
それに並んで大事なのが、指導のスタイルです。ひとくちに講師バイトといっても種類はたくさんあります。集団、個別、家庭教師、チューター……それぞれにメリットとデメリットがあり、特徴も大きく違いますし、求められるスキルも違います。自分がどんな講師になりたいのか、どんなスキルを伸ばして次に生かしたいのか、よく考えて塾を選ぶと後々後悔しないと思います!時給について考えるのはその後でした。
(大手個別指導塾:大学三年生、塾講師歴2年半 )
スキル面について
続いて、集団指導と個別指導それぞれにおいて、必要とされるスキルについて考えてみましょう。
集団指導と個別指導、必要なスキルに違いはあるのでしょうか?
集団指導
集団指導で求められるのは、なんといってもプレゼンテーション力です。ある程度の数がいる人前で、まとまった時間、授業を展開する必要があるので、それ相応のプレゼンテーションスキルが求められます。
(参考)プレゼンテーションとは
情報伝達手段の一種で、聴衆に対して情報を提示し、理解・納得を得る行為を指す
また、大勢の前で話したいことを話すにはしっかりとした準備が必要となります。
予習するという点では個別指導との違いはありませんが、準備するという点では大きく変わってきます。
前述したプレゼンテーションの練習や、板書案を考えるのは集団授業特有の準備ですね。
そして、多くの生徒を一度に相手にするので色々な生徒に気を配る必要があります。一体どのような説明をすればみんなに理解してもらえるか…と考え、個々の反応を見ながら理解度を確かめることが必要です。
こう書いてしまうと難易度がものすごく高いように見えますが、心配はありません。
集団指導の場合、講師として採用されたからといってすぐに授業を任されることはまずありません。(特に大学生の場合)
先輩講師の指導の下、十分な研修や練習の期間が設けられます。
そこでしっかりとノウハウを学び、場慣れをしてから実際に生徒を相手に授業をするので、初心者でも応募しても問題ありません。
集団指導→全体の前で話すプレゼンテーション力、いかに授業を組み立てるか
個別指導
それに対して、個別指導で最も求められるのはコーチング力だと思います。
もちろん、個別でも少人数とはいえ生徒に話をするわけですからプレゼン力は必須です。しかし、それ以上に生徒一人ひとりに適した授業をどう考えどう提供するか、というコーチング力が求められます。
(参考)コーチングとは
対話によって相手の自己実現や目標達成を図る技術であるとされる。相手の話をよく聴き(傾聴)、感じたことを伝えて承認し、質問することで、自発的な行動を促すとするコミュニケーション技法である。
生徒の成績や志望校のレベルはもちろん、塾へのニーズ(進学なのか補習なのか)、生徒の理解力や勉強スタイル、さらには性格や目的によって最適な授業スタイルは変わってきます。
どのような授業が一番生徒の能力を引き出せるのか、よく話を聞きながら、授業を構成することはそれなりに大変なものの、やりがいは大きいです。
他にも、個別指導はほぼ一対一で生徒に接することになるので、生徒の扱いは集団指導よりも難しいといえます。講師の言動、接し方等々気を遣わなければならないことが多く、これは集団指導よりも気を使う必要がああります。一人ひとりに適した授業スタイルを考えるというのも必要な気配りの1つですね。
個別指導→生徒ごとに授業を構築する力、生徒との接し方
以上のように、集団と個別は必要なスキルが全然違います!
個別と集団、それぞれに特有の難しさとやりがいがあることを理解したうえで、自分がどちらの指導方針を取りたいのか、考えてみましょう!
(あわせて読みたい記事)
「塾講師のメリットとは?就活や社会人になってからも役立つ!」
塾講師の先輩からアドバイス!
いきなり集団は難しそうだから、まずは個別指導で講師業に慣れてみよう…そう考えて個別指導にしようと考える方も多いと思います。かくいう私も、それで個別指導を選びました(笑)しかし、個別指導を始めてみてからわかったのですが、個別指導もそれなりに難しいです。集団と個別どちらが難しい、というよりも集団は集団の難しさ、個別は個別の難しさがあって、難しさの質が大きく違うのではないかと思うようになりました。
確かに多くの生徒を相手にする集団よりも少人数の生徒を相手にする個別指導の方がハードルが低く感じますし、そういった意味では初めての講師業として個別指導はおすすめです。しかし、集団も個別もそれぞれに固有の難しさややりがいがあるので一概にどちらが難しいとは言えないと思います。これに関しても難易度でスタイルを選ぶというよりは、自分のやりたいことや将来を見据えてスタイルを選んだほうがよいのではないかと思います。
(大手集団指導塾:大学3年生、塾講師歴2年)
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塾の個別指導と家庭教師との違い
最後に、家庭教師についてお話しします。
家庭教師と塾の個別指導はなんとなく、近いイメージがありますよね。
確かに両方とも生徒と一対一で向き合うという点では共通点がありますが、個別指導と家庭教師は大きく違います!
まず当然ですが、個別は塾で授業をするのに対し、家庭教師は生徒の家に伺い授業をします。
この違いは当たり前のように思えますが、非常に大きいです。
「生徒が授業を受けに塾へ行く」のと、「授業をしにその家庭までお邪魔する」のでは、そもそも生徒のモチベーションが全く違ってきます。
塾だと壁にポスターや合格実績が張り出され、先生も生徒もたくさんいます。
そのため、否が応でも「勉強する場所なんだ」と生徒が考え、動いてくれます。
しかし家庭教師の場合、リラックスできる場所(自宅)で周りも勉強している生徒がいません。(下手すると弟・妹がリビングで騒いでいたりします…笑)
同じマンツーマンの指導でも塾に来る子の方が勉強への意欲が高い…というのが、指導現場での通説です。
更に授業料の違いがあります。家庭教師は概ね個別指導塾の2~3倍が相場。
そのため、保護者がかける先生への期待は大きく、短期間で成果を出すことを求められます。
従って個人的見解としては「未経験で家庭教師を行う」はかなり辛いのではないか…と感じます。
周りに相談できる同僚・先輩がいないことも、初心者にはお勧めしづらい理由です。
とはいえ授業以外の要素に注目すると、家庭教師のメリットもたくさんあります。
家庭教師は生徒以外にも保護者と関わる機会が多くなるため、家庭とも親密な関係が築くことができます。
最初は大変ですが、保護者からも感謝されるのはやりがいにつながるといえるでしょう。
加えて、家庭教師はお互いが同意すれば、授業をする時間や曜日を個別指導塾よりさらに柔軟に変更できるメリットもあります。
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いかがでしょうか。
一口に「講師」と言っても職種は多種多様です。個別指導、集団指導、家庭教師、それぞれに良さや大変さ、やりがいがあります。また、進学塾か補習塾か、大手塾か個人経営か等々、塾の形態によっても仕事は変わってきます。
講師の情報を仕入れるのに一番早いのは、知り合いの紹介で塾に行ってみることです。学科の先輩やサークルの先輩、また知り合いなどに講師をやっている人がいれば、ぜひ話を聞いてみることをおすすめします。
知り合いがもうすでにその塾で働いていれば、塾長との面接などの事務手続きがかなり円滑に進みますし、実際に働き始めてからも知り合いが同じ職場にいるというのは心強いものです。
ただ、その際はどうしても一方的な意見になりがち。
なので塾講師ステーションのような求人サイトもチェックし、様々な塾ブランドを比較・検討してみましょう!自分はどんな講師になってどんなことがやりたいのか、よく情報を集めて考えてみることが講師になるための最初のステップです。
ぜひ、塾講師ステーションを利用して理想の講師像を実現してください。
みなさまの活躍を願っています。
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