正しい敬語、きちんと使えますか?
今回は小学校国語で学習する敬語についてまとめます。小学校できちんと敬語を覚えておくと、将来にも役に立つので、普段は使わなくても覚えさせるようにしましょう。
敬語には3種類あります。
尊敬語:相手を立てる時に使う。
謙譲語:自分がへりくだる時に使う。
丁寧語:「~です。」「~ます。」
それでは実際に例文を扱います。正しい敬語に直せるか確認して下さい。
(1)先生は私に「おはよう」と言った。
(2)私は先生に「おはようございます」と言った。
(1)(2)も動詞は同じですが、主語が異なります。
相手(目上の人)が主語の場合、動詞は尊敬語を使います。
私(私の所属する団体の人)が主語の場合、動詞は謙譲語を使います。
(1)は「おっしゃった」、(2)は「申し上げた」が正解です。
ここで謙譲語に関する注意です。時々、自分の家族の動作に関して、
「私の父がおっしゃっていたのですが...」と尊敬語を用いる人を見かけますが、これは敬語をきちんと勉強出来ていない人です。自分の所有物(自分が所属する団体の人)の動作を、それ以外の人に話す場合は、謙譲語を使います。
ゆえに、「私の父が申していたのですが...」が正解です。
問題を紹介しておきます。
(1)お客様が演奏会に行く。
(2)お客様がお店に来る。
(3)お客様が商品を見る。
(4)私はお客様にプレゼントをあげる。
(5)私はお客様の持ち物を見る。
(6)私はお客様の話を聞く。
答え:(1)いらっしゃる(2)いらっしゃる(3)ご覧になる(4)差し上げる(5)拝見する(6)伺う
以下に主な動詞の敬語をまとめました。
ちなみに丁寧語は基本的に「~です、~ます」を付ければ良いので、尊敬語、謙譲語をきちんと覚えましょう。
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