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【実践英会話】知らない単語を言い換える3つの秘訣!【これで会話は途切れません】

英会話

2021/12/17

withを使って知らない単語を言い換える

突然ですが、こんな体験はありませんか…?

 

英語を使って話しているとき、

言いたいことが日本語で浮かんでは来るが、「英単語」が全然浮かばない・・・。

ついには会話が途切れてしまう・・・。

 

…語彙力を増やせばそれはそれで済んでしまいますが、

すべての単語を知るなんてことは無謀ですね。

(「実践的」に解決したいところです。)


今回は、

とても簡単で実践的な切り抜け方を紹介していきます。


生徒に教えるもよし!ご自身で使われるのもよし!

そんな秘訣を4つお伝えします。

 

まずは、

withを用いての切り抜け方です。

会話文を具体例として使って説明していくのがベストだと思いますので、そのように進めていきます。

 

<例文>

設定:あなたは友達のトムとアメリカに旅行に行った話をしています。


(Tom)

How was your trip to America?

アメリカへの旅行はどうだった?

 

(あなた)

Well,I enjoyed myself very much.

とても楽しかったよ。

In NewYork,I went to the zoo and saw a white tiger.

ニューヨークでは動物園に行って、白い色のトラを見たんだ。

It was so beautiful.Also I ate the meat of uh……

とても美しかったよ。それにある肉も食べた。それは……

 

ここで「あなたはワニの肉を食べた」と言いたいかったとしましょう。

ただ、あなたは「ワニ」という単語が分からず、戸惑ってしまいました。

 

このような状況で私がお勧めする切り抜け方が、

上位語+withを使った句」

です。

 

上位語と言うのは、その語が属するグループを総称して表す単語のことで、

例えば「ワニ」の場合は「動物」となります。

 

この言葉を覚えていた方が、「切り抜け方」の説明もしやすいので、

生徒に早い段階で「上位語とは何か」を理解させてください。

 

では内容に戻ります。

この上位語によって「動物」だという情報を出し、その後に「~を持った」という意味のwithを使って、後ろから情報を付け加えていくという方法があります。

 

「~を持った」のwithの後には「冠詞+形容詞+名詞」と並ぶことが多く

この方法を使うと「ワニ」は、

an animal with a long mouth and sharp teethと表現できます。

 

では先ほどの例で考えてみましょう。

 

(あなた)

Also I ate the meat of uh…how can I say it…an animal with a long mouth and sharp teeth.

それに、ある肉も食べた。なんていうんだっけな…長い口と鋭い歯を持った動物の肉だよ。

 

(Tom)

Ah,an alligator.

ああ、ワニですね。

 

この表現でトムはわかってくれると思います。

それでもまだ通じないときは、It lives in rivers.などの情報を付け足していけばいいだけです。

 

上位語をいくつか覚えておこう

今回のテーマでとても重要な役割を果たしている上位語について、もう少し深く説明していきます。

 

上位語とは、先程も言いましたが、

その語が属するグループの総称、つまり「上位にあるもの」をひとくくりにした概念を表す言葉で、ワニやシマウマの場合は「動物」ということになります。

 

先程の「ワニ」の例は、この上位語によって、まず「動物」だと大きな情報を提示し、with以下で、あとから情報を付け加え、特定していく方法です。

 

では、上位語にはほかに、どのようなものがあるのでしょうか。

果物や野菜の名前が分からないときは、それぞれfruit、vegetableと表現できますね。

さらにその上の上位語としてfoodと表現することもできなくはないです。

 

 

今回紹介している「単語がわからないときの切り抜け方」は、ある程度上位語を知っていないと効率的に使えません。

先程言ったようなfoodでは、範囲が広すぎて会話相手も分からない可能性がいっそう高まってしまいます。

この切り抜け方を生徒に指導するときは最低でも次の上位語ぐらいは覚えさせましょう。



・tool,equipment(器具)ー定規、温度計、冷蔵庫などを表現する場合

・vehicle(乗り物)ー救急車、消防車などを表現する場合

・dishes,cuisine(料理)ー珍しい料理などを表現する場合

what do you call~?と組み合わせる

では、英語で何と呼ぶのかとシンプルに聞いてみたい場合、どう表現すればいいのでしょうか。

先程の

<上位語+with>に、what do you call~?(~をなんと呼びますか)という表現を付け加える

だけです。

 

次のようになります。

 

(あなた)

What do you call an animal with a long mouth and sharp teeth?

長い口と鋭い歯を持った動物をなんと言ったっけ?

 

(Tom)

You mean an alligator?

ああ、ワニかな?

 

(あなた)

That's it.

それだ。

 

というような感じです。知らない単語が出てきても、意外に簡単にその場を切り抜けられそうですね。

 

関係代名詞を使って知らない単語を言い換える

知らない単語を言い換えるもう1つの方法を紹介します。

もう1つの方法は、

「上位語+関係代名詞」

です。

これまで「上位語+withを使った句」で、その語の形状や形態を表す表現を考えてきました。

つぎは関係代名詞を使った表現方法です。

これも加えて指導して、生徒の表現の幅を広げましょう。

 

関係代名詞というのは、2つの文を1つの文にするための接着剤のようなものだと生徒には考えさせましょう。

2つの文の中に出てくる同じ語(先行詞)を中心にして、その後ろに続いて文をくっつけていくイメージです。

次の例文を見てください。

 

(あなた)

Can I borrow your hocchikisu?

ホチキスをお借りできますか?

 

(Mike)

What is it?

それは何ですか?

 

(あなた)

It's a tool that is used for putting paper together.

紙を綴じるために使う道具です。

こんな感じです。

関係代名詞を覚えている生徒は簡単にイメージがわくと思います。

先程のwithとは違い、

動作を説明に加えたいときはこのような関係代名詞を使った文の方が使いやすいですよね。

生徒の表現の幅もだいぶ広がったと思います。

 

「上位語+関係代名詞」の表現でより的確に

この構文は特に、先行詞と後ろの文の関係や時制をより明確にしたいときに、効果的です。

 

<例文>

(あなた)

She is ah…what do you call a student who was once at this university?

彼女はあの…かつて大学にいた学生を、何て呼ぶんでしたっけ?

(相手)

oh,a graduate.

ああ、卒業生ですね。

(あなた)

Yeah, she is a graduate of this university.

そう、彼女はこの大学の卒業生なんですよ。

 

ここでは質問は現在形(what do you call)なのですが、「かつて」この大学の学生だったという意味で、who wasと過去形のwasを使っていますよね。

これを無理につなげようと現在分詞のa student being at this universityとすると、現在通っている「在校生」という意味になってしまいます。

これはよく生徒がやりがちなミスです。

 

時制をはっきりさせたい場合などは、分詞ではなく「関係代名詞+節」の方を使い、より明確に表現するように日頃から指導するように心がけましょう。

このように関係代名詞をを使うと、先行詞とそれに続く部分の関係がより明確に表され、そのため、分からない単語をより自由に、そして的確に表現することが出来るのです。

説明後は・・・・・

一通り説明を終えて、生徒が大体理解したら、後は練習あるのみです。

難しい英単語を何か1つテーマとしてあげ(ワニみたいな)、2人1組で組ませ、1人には単語を教えておき(ワニ=alligator)、もう1人がwithや関係代名詞をうまく使って聞き出す。

そんな練習を繰り返しさせれば、実践でもすんなり使えるほどに上達すると思います。

 

 3つの秘訣!

 

「上位語+withを使った句」

<上位語+with>に、what do you call~?(~をなんと呼びますか)という表現を付け加える

「上位語+関係代名詞」

という、3つの秘訣をご紹介しましたが、いかがでしたか?

1人でも多くの講師の方にこの記事を役立てていただけたら幸いです。



 

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