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英語嫌いを克服するきっかけとは?
今回は、
英語嫌いを克服するきっかけづくりについてです!
~はじめに~ 塾講師の仕事は勉強を教えるだけ??
今回ご紹介する指導法の内容に入る前になぜ、英語の文法や単語など直接成績を上げる指導法についてではなく、英語への苦手意識をなくす方法についてご紹介をするか先にご説明させていただきたいと思います。
塾に通う生徒は、それぞれ目標を持っていてその目標を達成するためのお手伝いをするのが塾講師の仕事だと私は考えています。
しかし、中には塾の授業時間で生徒に勉強を教えることのみが塾講師の仕事であると考えている方もいます。
そのような方に共通してみられるのは、授業時間が終わるとさっさと片づけをはじめたり生徒が塾以外でどのように勉強に取り組んでいるのかについて極端に関心がないなどの行動や態度です。
もちろん、多くの塾講師の方は私と同じ大学生でアルバイトで雇われて指導をしているでしょう。
「お金が出る分はきちんと仕事をしているからいいじゃないか」
そういわれてしまえばおしまいですが、それなら塾講師という仕事を選ぶべきではないと思います。
なぜなら塾講師はたかがバイトだとしても、人の人生がかかっています。
大げさだと感じる方もいらっしゃると思いますが、自分が生徒の立場だったらどうでしょう?
どうしても行きたい大学に最後の望みをかけて塾に通い始めて、その講師が授業時間が終わるとさっさと荷物をまとめさらに、下手したら自分より早く帰ってしまう。
きっと家に帰ってからの勉強方法やモチベーションの保ち方など聞きたいことがその生徒には沢山あるでしょう。
でも自分の講師は自分より早く帰ってしまう、帰らないとしても自分のことを考えてくれているとは思えない…。
生徒の気持ちになったら絶望しかないですよね?
先ほど、多くの塾講師は私と同じ大学生などのアルバイトの方だといいました。
もちろん、塾講師として10年・20年キャリアを積んできた先生に教えてもらえば生徒も安心感を得られると思います。
ですが、私たち大学生講師だからこそ生徒が信頼してくれる強みがあります。
それは「憧れ」と「リアルな体験」です。
「憧れ」とは、私たちが大学生であるということへの生徒からの憧れです。
キャリアをもっている方には確かに情報量や教え方の質は敵わないかもしれません。
ですが、いくらその塾講師が優れていたとしても生徒から見ればその人はただの「大人」です。
ひどい言い方をしてしまうと「頭のいいおじさん・おばさん」位にしか思ってもらえないかもしれません。
しかし、「大学生」は別です。
自分が受験生の時大学生の先生を羨ましく思いませんでしたか?
私は「大学生」というだけでその人がきらきら輝いて見えました。
つまり「大学生」は生徒からすれば「憧れ」の対象なんです。
このことを頭において、自覚をもった行動をとれば自然と生徒も信頼してくれるようになります。
大学生講師の強み:「リアルな体験」
私たち大学生講師のもう1つの強みは「リアルな体験」です。
これは私が高校卒業後に母校にあいさつに行ったときに担任の先生に話をされて気づかされたことであります。
私は入試直前まで第1志望の大学に偏差値が20以上足りず、周囲の人は私が第1志望に受かることは不可能だと思っていたため、自分の実力にあった大学を勧められることもしばしばありました。
そんな周囲の心配や諦めをよそに猛勉強と奇跡のおかげで第1志望に合格したこともあり、担任の先生に入試が近くなってきて、クラスのみんなに不安や焦りがみえはじめた頃に、私の体験談をみんなの前で話してほしいと頼まれました。
もちろんそんなお話をいただくなんて受験生のころの私には夢のようなことでしたので喜んで引き受けることにしました。
お礼を伝えると、担任の先生が、
「受験生にとって入試を実際に受けた大学生の話は入試傾向をしりつくした進路指導部の先生の話より力がある。学校の先生は若くても入試を受けたのが5年や10年前だからどうしても生徒に実感を持たせるための説得力にかけてしまう。受験生と近い現役の大学生だからこそ伝えられるリアルな体験があるんだ。」
と私におっしゃいました。
この話を聞いて私は現役大学生の今だからこそ、生徒に伝えられる話があり今伝えなくては意味がないと気づかされました。
大学生の私たちだからこそ生徒に与えることのできる影響は大きいということです。
そろそろ本題に入りたいと思いますが、科目の直接の指導法ではなく苦手意識をなくす指導をするように私がおすすめしたい理由は、上記の内容を踏まえ、塾講師というものは授業以外の生徒の勉強への取り組みについても関心を持ち、勉強を好きになってもらうことが結果として生徒の目標を叶えることにつながると考えているからです。
英語という科目は成績の良い生徒であっても、「嫌い」もしくは「得意ではない」と思っている科目です。
英語の成績が悪い生徒は特に、英語自体に拒否反応を示すことも少なくはありません。
だからこそ、英語を好きになればチャンスなんです!!
皆さんも自分の好きな科目は自然と自分から勉強をしますよね?
そうすればほっておいても成績はどんどんのびていきます。
逆に、嫌いな科目ほど後回しになりがちなので成績は伸びにくいですよね?
つまり勉強というのは、好きになった者勝ちです!!
せっかくですからあなたが教える生徒には英語を好きになってもらいましょう!
洋楽は英語好きの必須アイテム!
お待たせしました!
生徒に英語を好きになってもらうための指導法(アドバイスといったほうが適切かもしれませんね…。)についてご紹介します。
1つ目は、「洋楽は英語好きの必須アイテム!」です。
実は私が英語を好きになったきっかけも洋楽なんです。
具体的にお話ししますと、英語ができると洋楽を歌える・意味が分かる!ということに高校1年生の時にきづいたんです。
きっかけは私の英語のクラスの担当の先生が週に1度授業の前に空欄のあるプリントを持ってきたことでした。
そのプリントにはその日流す曲の英語の歌詞が書いてありました。
そしてところどころ空欄になっています。
空欄は先生が曲を流してそれを聞き取って歌詞を埋めていくためのものでした。
J-POPしか聞いていなかった私は言っていることはわかりませんでしたが外国の曲はなんだかかっこいい!
それに先生は有名な曲を中心に流していたので聞いたことのある歌の歌詞の意味を知ると、今まではただのBGMだった曲が心に響く歌となりました。
それから洋楽を聞くようになりました。
すると苦手だったリスニングの点数がどんどんあがっていきました。
聞けば聞くほど、単語1つ1つを聞き取ることができるようになっていったことをよく覚えています。
私が洋楽を聞くようになったことにはもう1つ理由があります。
それは英語ができる友達は洋楽をよく聞いている、もしくは好きな歌手を聞かれた時に外国のアーティストを答えるという共通点を発見したからです。
洋楽に慣れ親しむことで今まで宇宙人の言葉のように思っていた英語を身近に感じることができ、一1の言語として自然にとらえられるようになります。
受験生を担当している方は洋楽に時間をかけることはできないとお考えになると思います。
もちろん、受験生に洋楽に浸っている時間はありません。
ですから休憩時間や息抜きに洋楽を聞くのを進めてみてください。
休憩時間にリスニング力がアップするなんてこんなにうれしいことはありませんよね?
英語を耳にする機会を増やすことで、英語に対する距離感が縮みっ根拠のない英語嫌いをなくすことに繋がり好きなアーティストや曲を見つけ生徒は英語をきっと好きになることでしょう。
まとめ
最後まで読んでいただきありがとうございました。
いかがでしたでしょうか?
何事も好きになった者勝ちです。せっかく英語を教えるならその生徒に英語を好きに、得意になってもらいたいですよね?
そのお手伝いができれば嬉しいです。
ぜひ試してみてくださいね!
シリーズはまだまだ続きます!
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