特集記事のサムネイル画像

【学生塾講師が語る】確認!留学の目的と必要な要素

2021/12/17

留学経験者、多いな・・・・。 自分も留学したいな!

皆さんは留学をしようと考えたことはありますか?

周りで留学をする人が多い方なんかは、「自分もしなきゃ就職に響くのかな・・・」などと考えてしまったりするのではないでしょうか?

実はそれは生徒さんも同じ。

大学に入って、留学をしようと受験時代から考えている受験生の方は決して少なくありません。

 

この記事では、

留学の意義、要件、制度などを詳しく説明し、
生徒さんの進路指導に役立てていただくことを目的
とします。

 

また、現在、留学を視野に入れている方にとっても有意義な内容となっています。

 

 

 

留学の意義

周りがしてるから自分も・・・、と安易な気持ちで留学をすると、後で後悔をすることになります。

というのも、留学というのは見知らぬ地で長い期間暮らすものですから、その場所に全く興味がなければ苦痛以外の何物でもないのです。

 

そのため、あらかじめ留学をするかどうか決める際に、その意義についてしっかりと知っておく必要があります。

それでは早速、見ていきましょう。

 

 

 

語学力をつける

留学する理由で間違いなく誰しもが考えつくのが、「語学力をつける」ということでしょう。

留学というのは、一定期間海外のネイティヴな環境の中で生活するわけですから、語学力は飛躍的につくことは間違いありません。

ペーパーテストで要求される語学力というよりかは、現地で生活するための、いわば生きた語学を学ぶことができるでしょう。

その意味でも、大変留学というのは有意義なものであると言えます。

 

 

 

異文化への理解を深める

日本に和の文化があるように、国にはそれぞれの文化というものがあります。

実際にその地に赴き、その中で実際に生活することで、異文化に対する理解が深まるのです。

そうして深めた異文化理解は、就職の時も面接などで生き、社会に出てからも必ず役に立つ知識であると言えます。

 

 

 

将来の夢を叶える

上記2つ「語学力をつける」、「異文化への理解を深める」にも通じるものがありますが、将来の夢を叶える手段としても、留学というのは非常に有効です。

例えば、将来通訳になりたい場合、留学でつけた語学力は必ずや生きてくるでしょう。

外資系に勤めたいなどと考えている場合も同じくです。

留学というのは将来の夢を叶える手段となり得ます。

留学は目的ではなくあくまでも手段。

本末転倒とならないように気をつけたいところです。

 

 

 

留学の要件

留学には実際多くのメリットがあることはもうおわかりいただけたと思います。

しかし、誰でもほいほい留学できるわけではありません。

続いては、留学に必要とされるいくつかの要件について見ていきましょう。

 

 

ある程度の語学力

語学力をつけるために留学するのに、語学力が必要だというのもなんだか変な話ですが、実際に言葉の通じない地で生活するわけですから、やはりある程度の語学力は必要となってきます。

留学でつく語学力に関しては、0からつくというよりかは、ある程度あったものにさらに磨きがかかる、といった方が正しいかもしれません。

 

 

それなりの費用

海外に行くわけですから、もちろんお金がかかります。

往復には交通費がかかりますし、現地で生活するためには生活費ももちろんかかってきます。

さらには、現地の学校に通うための学費までも。

そんなわけで、留学というのは意外と費用がかかってしまうものなのです。

いえ、意外と、で済まされるような金額ではないかもしれません。

かなりの金額がかかります。

親御さんを含む周囲の方々の協力が必要不可欠となります。

ただ、最近では留学支援のため、大学や機構から奨学金が出る場合もあります。

また、大学がぜひ留学させたいと思うような成績であれば、費用の負担はもちろん減ります。

 

一定の成績

私費で自主的に留学をする場合は特に成績は関係ありませんが、大学がバックアップをする留学制度を活用する場合は一定の成績が条件となっていることが多いです。

その条件はTOEIC/TOEFLの点数だったり、GPAだったりと様々ですが、普段の勉強にのぞむ態度も大事だということになります。

 

 

 

覚悟と忍耐力

留学を成功させるのには強い覚悟と忍耐力が必要となってきます。

言葉通じぬ見知らぬ地で、見知らぬ人とともに生活をするというのは、想像以上に難しく、また、つらいものです。

途中で投げ出して帰国する人もいると聞きます。

そのため、しっかりとした覚悟をもって留学にのぞみ、向こうでつらいことがあっても耐えられるような忍耐力が必要です。

なんだかんだで、これが一番大事かもしれませんね。

 

 

留学の制度

留学の意義、メリットについてご紹介したところで、今度は留学の主な制度について見ていきましょう。

主に交換留学・私費留学の2つがあります。

 

 

交換留学制度

交換留学とは、現在の学校に在籍したまま、海外の学校に一定期間(1年間程)留学する形の留学形式のことです。

留学先の学校は卒業せず、帰国後、復学して卒業することになります。

「交換留学」と聞くと、自分が留学する代わりに、大学側が留学生を受け入れる意味での「交換」を連想してしまいがちですが、厳密には必ずそうというわけではありません。

交換留学というのはあくまでも異文化交流や、地域社会との交流が主な目的となっているため、留学先(ホームステイ先)の人々とは良好な関係を築くことが期待されます。

また、選考試験がある場合がほとんどで、その分、私費留学よりも安く済むのです。

 

 

私費留学制度

私費留学制度とは、その名の通り、自費で留学費用を完全に負担する留学方法のことを指します。

多くは留学斡旋会社などに頼む形で留学するようです。

交換留学制度を活用する場合と異なり、選考試験や目的を含む一切の拘束がないため、全て自由であると言えます。

その分、お金が多くかかるのです。

 

 

 

公費留学制度

公費留学制度というのは、留学の際にかかる費用の全て又は一部が公費(日本国や諸外国、政府機関等のお金)によって支援される制度のことです。

一見一番良さそうな制度に思えますが、その分選考などは厳しく、資格要件などもある程度限定されています。

ただ、資格要件を満たし、選考を越えられそうなのであれば、応募してみる価値はあるでしょう。

 

 

 

まとめ

当記事を最後までお読みいただきありがとうございました。

今回は「留学の意義や要件、制度」についてご紹介しましたが、ここで紹介したこと以外にも、自分だけの留学の意義なんかが見つかるとベストですね。

もし担当されている生徒さんで、留学を考えている方がいれば、是非この記事を参考に、適切な進路指導で導いてあげてください。

重ねてにはなりますが、ご覧いただき誠にありがとございました。

皆様が塾講師としてより一層ご活躍なさることを心よりお祈り申し上げます。

 

 

キーワード

新着記事

画面上部に戻る