今回はよく間違える四字熟語を意味や語源とともに解説します。まずは問題からチャレンジしてみて下さい!
問題
答え&意味
意志薄弱
「志」が正しく、「思」は間違い。
意味:物事をやりとげようとする気持ちや、自分で決断を下す強い判断力に欠けること。
意志:何かをしよう、したいという気持ちを表す場合に用いられる
意思:思い・考えの意味に重点を置いた場合に用いられる
以心伝心
「以」が正しく、「意」は間違い。
意味:文字や言葉を使わなくても、お互いの心と心で通じ合うこと。
もとは禅宗の語で、言葉や文字で表されない仏法の神髄を、師から弟子の心に伝えることを意味した。「心こころを以もって心こころに伝つたう」と訓読する。
意味深長
「長」が正しく、「重」は間違い。
意味:人の言動や詩文などの表現に、非常に深い趣や含蓄のあるさま。また、表現の表面にあらわれた意味のほかに、別の意味が含まれているさま
”意味深(いみしん)”と略される。
興味津々
「津」が正しく、「深」は間違い。
意味:興味が尽きない様子。
津々:後から後から湧き出る様子。
深々:夜が静かにふけていくさま。/深くゆったりとしたさま。
決選投票
「選」が正しく、「戦」は間違い。
意味:選挙で、1回の投票で当選者が決まらない場合、上位得票者2名についてもう一度行う投票。
五里霧中
「霧」が正しく、「夢」は間違い。
意味:五里霧中とは、どうすべきかの方針や見込みがまったく立たないことのたとえ。
「五里霧」とは、五里四方に立ち込める深い霧という意味。「五里霧の中」の意味で、語構成は「五里霧、中」であり、「五里、霧中」ではない。
三位一体
「位」が正しく、「身」は間違い。
意味:三つの要素が結びついて一つのようなものになること。
語源はキリスト教の根本思想(父と子と精霊)。肉体・精神・魂という意味で使われることが多い。
自画自賛
「画」が正しく、「我」は間違い。
意味:自分で自分のことを褒めること。
「賛」とは、絵画に書き入れる詩文のこと。他人に書いてもらうのが通例。
諸行無常
「常」が正しく、「情」は間違い。
意味:この世の万物は常に変化して、ほんのしばらくもとどまるものはないこと。
仏教の根本思想。
単刀直入
「単」が正しく、「短」は間違い。
意味:遠まわしに言うのではなく、前置きもなしで、ただちに本題にはいること。
本来は、たった一人で刀を一振り持ち、敵陣に突入して斬り込むことを意味した。
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