塾講師バイトのメリット6選！時給が高い以外の利点とは？

塾講師の仕事は他のバイトと比べて時給が高いので、時間を効率よく使いたい大学生におすすめです。このコラムでは、塾講師バイトによって得られるメリットや注意点、求められる学歴や勤務条件の傾向などを解説すします。編集部に所属する、実際に働いている現役塾講師Mの体験談も交えているので塾講師バイトを検討している方はぜひ参考にしてください。

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執筆者

塾講師ステーション情報局
編集部

塾講師ステーション情報局上の記事の企画・執筆・編集を実施。塾講師バイトの記事を多数執筆している有識者など、塾業界に精通しているメンバーが所属。今回の記事では、個別指導塾に1年、集団塾・チューターに2年務めている大学3年の現役塾講師Mの経験談を交えています。

目次
大学生が塾講師バイトをするメリット
 大学生の塾講師バイトの時給・月収の傾向
 大学生の塾講師バイトに求められる学歴の傾向
 大学生の塾講師バイトの勤務条件の傾向
 大学生の塾講師バイトで身に付くスキルの傾向
 大学生が働きやすい塾講師バイトの選び方の観点

大学生が塾講師バイトをするメリット

時給が高い
基本的に学歴歴関係なく誰でも働ける
大学生活との両立が可能
身につくスキルが多い
和気あいあいとしていて楽しい
生徒と喜びを分かち合える

塾講師バイトには大学生にとって多くのメリットがあります。最たるものは給与面の待遇が良いこと。効率的に働けるため、忙しい大学生活の強い味方になってくれます。また、生徒への教え方や接し方を試行錯誤することで、塾講師バイトならではの経験やスキルが得られる点も大きな魅力です。

本記事では大学生が塾講師バイトをする前に押さえておきたい各種傾向について詳しく解説します。これから求人を探される方も、以前勤めていたものの中々うまくいかなかった方も、ぜひご自分にあった塾ブランドを見つけるためにお役立てください。。

大学生の塾講師バイトの時給・月収の傾向

特徴	月収（時給）は他のバイトに比べて高め
注意点	コマ給の場合は業務外手当があるか確認が必要

塾講師バイトの時給は、他のバイトと比べて高めです。そのため、月収に換算しても高水準で、比較的、他のバイトよりも効率よく働けるでしょう。コマ給の場合は業務外手当に注目すると、より好条件のバイトを見つけやすくなります。

他バイトと比較した時給・月収相場

集団指導

個別指導

チューター/
事務員

コンビニ

飲食店

時給

約2,000円

約1,200円

約1,000円

約950円

約1,000円

月収

週2回2時間

約32,000円

約19,200円

約16,200円

約15,200円

約16,200円

コンビニや飲食店アルバイトなどと比較すると、塾講師のバイトは時給が高めで大きなメリットといえます。なかでも、集団指導は個別指導やチューターより高めの設定です。また、大手塾やクラスの難易度等によっても時給は異なります。

塾によっては時給ではなく、コマ給（一コマ2,000円等）で決まっている場合もあります。時給に換算すると他の職種より割安ということもあるので、時給換算して比較するようにしましょう。塾によっては時給3,000円以上など高給が見込めることもありますが、採用倍率が高い、ハイスキルが求められるなど、比較的ハードルが高い可能性もあります。

大学生の塾講師バイトの時間外手当

塾講師は授業時間外にも様々な仕事があります。例えば、授業前の準備や事務作業、面談対応などです。

授業時間外の業務に対して、時給もしくは時間外手当が出るか否かは塾次第です。発生しない場合、授業以外の業務時間を含めた時給は他の職種と比べても低めになることもあります。授業時間外の手当の有無については、必ず事前に確認しておくようにしましょう。

授業時間外に塾講師が行う仕事例

授業の予習
授業前後の生徒からの質問対応
保護者の電話対応・面談対応
授業の報告書や生徒の学習計画の作成
教室の整備
講師・スタッフ内のミーティング

大学生の塾講師バイトに求められる学歴の傾向

特徴	在学中の大学のレベルに関係なく応募できる塾が多い
注意点	難関校や医学部・国公立大の受験対策に特化している場合は高学歴が必要

大学生の塾講師バイトには、高学歴を求められるケースはあまりありません。しかし、難関校や医学部などの受験対策に特化した塾では、相応の学歴であることを応募の条件としていることもあります。

大学生の塾講師バイトに求められる学歴のレベル

多くの塾では、応募条件に専門学校や大学在学（卒業）を指定しています。採用時に筆記試験で学力を測るケースも多く、有名大学在学（卒業）かどうかが応募の条件となることは少ないです。

原則として、難関大学に在学・卒業していることよりも、一定以上の学力を持っていることと生徒に分かりやすく勉強を教えられることが重視されます。詳しい採用の条件については、募集要項で確認するか、直接塾に問い合わせてみましょう。

〈現役塾講師の体験談〉
難関大学の人も、そうでない人も、本当に色んな大学の人がいました！担当するクラスが小学生の場合、小学生レベルの問題ができていれば問題ないです。難関大学を目指す高校生を担当する場合、それ相応の準備と学力が必要になります。

大学生の塾講師バイトに特別な学歴が必要なケース

難関校の受験対策をメインにしている塾や、医学部・国公立大学志望者向けのクラスなどでは、高学歴が求められることもあります。通常は、生徒が目指している学校、あるいは同程度の水準とされる学校に在学・卒業していることが必要です。

募集要項や塾が提供するクラスの難易度をよく確認してから申し込むようにしましょう。不明点があるときは、各塾に問い合わせてください。

大学生の塾講師バイトの勤務条件の傾向

特徴

・固定シフトで短時間から働けるため大学生活と両立しやすい

・私服・茶髪OKなどの塾もある

注意点

・急なシフト変更はできない

・服装・髪型自由でもある程度の配慮は必要

塾講師のバイトは、固定シフトで短時間だけでも働けることが多いです。また、頭髪や服装に厳しい決まりがない塾もあり、比較的働きやすいと考えられます。ただし、塾によって規定は異なるので、確認してから応募するようにしましょう。

大学生の塾講師バイトのシフト

塾講師のバイトの特徴として、固定シフトの塾が多いので予定が立てやすい点が挙げられます。長期間同じクラスや生徒を担当できるので、計画的に指導していくことができるのもメリットでしょう。

また、塾は基本的に夕方から始まるので、授業やサークル活動後の時間を利用でき、大学生活と両立可能です。1コマ単位でシフトを入れられるところもあり、隙間時間を利用して短時間で働けるのも塾講師バイトの魅力といえます。長期休暇中は夏期講習・冬期講習などがあり、朝からシフトを入れられるので、まとめて稼ぐことも可能です。

ただし、急なシフト変更は基本的に対応できないので、他のバイトと比べると融通は利かない仕事といえるかもしれません。大学の試験期間中などは、事前に連絡しておけば考慮してくれる塾もあります。

〈現役塾講師の体験談〉
授業がある日は決まっているので、シフトが頻繁に変わることはないです。逆に個別指導の場合、生徒側の都合で急遽授業日が変更になることも。もし講師側の体調が悪くなった場合、他の講師の方を探して代わりに入ってもらうこともありました。講師同士の繋がりも大事です！

大学生の塾講師バイトの服装・髪型の規定

服装はスーツ指定・制服支給・私服OKの3パターンがあります。ただし、私服OKの塾でもカジュアルすぎる服装や派手すぎる格好、アクセサリーは原則NGです。教師としてふさわしい清潔感のある服装を選びましょう。

頭髪についても注意が必要です。派手すぎる髪色や男性の長髪などは不適切とされる塾は少なくありません。生徒の手本となるような、爽やかで理知的な印象を獲得できるようにしておきましょう。

〈現役塾講師の体験談〉
私の塾では、ネイルも染髪も可能でしたが、「目立たない範囲で」と言われていました。具体的な規定はなかったので、「保護者の方が見たらどう思うか」を念頭に置いて、好印象を持たれるような色にしていました。

大学生の塾講師バイトで身に付くスキルの傾向

特徴	社会で役立つスキルを身に付けられる
注意点	慣れるまで努力と時間が必要

塾講師のバイトをすることで、就職の際に役立つスキルを身に付けられることもあります。例えばプレゼンテーション能力やコミュニケーション能力は、塾講師として働く中で習得することが可能です。

プレゼンテーション能力

生徒に対して分かりやすく伝え、興味を持って説明を聞いてもらえるように努力することで、プレゼンテーション能力が身に付きます。話すスピードや声のトーン、目線など、一方通行の指導にならないよう工夫しましょう。

また、論理的に自分の考えを整理して伝える力も身につきます。いずれも社会人として求められる能力なので、大学生の間に習得しておきましょう。ただし、人前で話すことに緊張してしまう方は、慣れるまでは大変かもしれません。

〈現役塾講師の体験談〉
私は集団塾で、標準クラスと発展クラスを担当していたのですが、最初の頃はどちらも教科書通りに教えていて、内容はほとんど同じでした。しかしある程度経験も重ねてからは、発展クラスでは細かい説明を省いてスピードを速くするなど、クラスによって授業の内容を変更しています。伝える相手によって適宜説明を変えることは、社会人にとって重要な能力の1つだと思います。

コミュニケーション能力

生徒の学習意欲を高め、的確な指導を行うには、コミュニケーション能力が不可欠です。生徒や保護者に対応したり、先輩塾講師と働いたりする中で、コミュニケーション能力を高めることができるでしょう。

また、保護者や先輩塾講師との関わりの中で、社会人としてのマナーも身に付きます。ただし、コミュニケーションが苦手な人は努力が必要です。講師としてステップアップするためにも、日頃から人と関わることに慣れておきましょう。

〈現役塾講師の体験談〉
保護者の電話対応のときや、先輩講師の方にメールするときは、失礼のない言葉遣いを心掛けています。目上の方に対するメールや電話での基本的なマナーは身につけることができました。

マネジメント能力

塾講師は、生徒が目標を達成できるように、本人の個性や学力などに合わせて学習プランを立て、管理することもあります。プラン作成と管理を繰り返すことで、マネジメント能力の獲得が可能です。

また、生徒の進捗を管理しながら、状況にあわせて適切な改善策やアプローチ方法を考えます。指導経験がないときは手探りで進めていくことになりますが、経験を重ねていくことでスムーズにプラン作成と管理が行えるようになるでしょう。

〈現役塾講師の体験談〉
模試の結果をもとに苦手分野を把握し、生徒の部活や習い事の予定に合わせて日々の学習計画を立てています。1人1人の能力や割けられる時間も違うので、1人1人の生徒に合った予定を考えることは、マネジメント能力につながるでしょう。

どの塾で働くか迷ったときは、給与と指導形態、指導内容などを比較することが必要です。それぞれの比較ポイントからどのように働きやすい職場を選べるのか、詳しく見ていきましょう。

給与

塾講師バイトは高時給が見込める仕事です。授業に対する給与の金額だけでなく、授業時間外の時給・手当の有無についてはよく確認をしておきましょう。特に塾講師未経験の場合は、授業の準備や生徒の質問対応などに時間がかかり、時給や手当が設定されていないと仕事に対してネガティブなイメージを抱きかねないので、求人を探す際に注意が必要です。

指導形態

塾講師の形態は集団指導・個別指導・チューターなどがあります。それぞれの形態の特性を理解し、自分に合うものを見極める必要があるでしょう。例えば、時給が良いのは集団指導の講師ですが、授業の準備に時間がかかり、慣れていないと効率よく稼げないことがあります。初心者の方の場合は個別指導やチューターから始めるとよいかもしれません。

指導内容・学年・スタイル

指導内容が学校の補習・テスト対策なのか、受験対策なのかで、講師に求められる学力は異なります。また、小学生から高校生まで、どの学年を担当するかで指導レベルも大幅に変わるでしょう。指導形態によって仕事内容も違うので、自分にあったスタイルを選んで応募することが大切です。

勤務条件

シフト条件は、働きやすさに大きく関わるので、週何日（何コマ）からか、曜日固定かなどよく確認をしてから求人に申し込みましょう。また、服装・髪型の規定の有無によって、大学・サークル活動後に塾に直行できるかどうかが変わってきます。複数の教室がある場合は、家や大学から近い教室を選ぶなど、勤務先の場所も求人案件を選ぶ重要なポイントです。