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【理科講師必見】電池の仕組みを徹底理解!!~イオン化傾向~【高校化学】

高校生

2021/12/17

 

[電池の仕組み]高校化学・すっきり教える電池の仕組み!!

 

高校化学・すっきり教える電池の仕組み(電子編)
高校化学・すっきり教える電池の仕組み(イオン化傾向)
高校化学・すっきり教える電池の仕組み(反応式)

イオン化傾向とは??

 

電極(正極負極)を選ぶポイントになるイオン化傾向を確認しましょう。

イオン化傾向
溶液中(おもに水溶液中)における元素(主に金属)のイオンへのなりやすさの相対尺度。
”陽イオンへのなりやすさ”と覚えておくと便利です。

K> Ca>Na>Mg>Al >Zn>Fe>Ni>Sn>Pb>(H)>Cu>Hg>Ag>Pt>Au

貸そう(K)か(Ca)な(Na)、ま(Mg)ぁ(Al)あ(Zn)て(Fe)に(Ni)するな(Sn)ひ(H)ど(Cu)す(Hg)ぎ(Ag)る借(Pt)金(Au)

イオン化傾向と電極

 

正極:電子を受け取る←陽イオンになりにくいもの
負極:電子を放出する←陽イオンになりやすいもの

正極にはイオン化傾向の小さい金属、負極にはイオン化傾向が大きい金属を選びます。

ややこしい電流の向き

 

「なぜ電子と電流の向きが逆なのだろう??」
と感じたことはありませんか?
これは、電子が発見される前に電流の流れる向きを決めてしまい,今でもそれをそのまま使っているためです。

イタリアのボルタが1800年頃、電池を作ることに成功したのですが、電流が電子の流れによって発生するものとは、まだ分かっていない状態で、「電流は電池の+極から-極へ向かって流れる」と定義しました。
それから約100年後,電子(-の電気を持った小さな粒)が発見されて、電流の正体が電子で、マイナスからプラスに流れることが分かったのですが、「電流の向きは+極から-極」という考え方がすでに広まっていたため,そのまま変更されずに使われています。

アレッサンドロ・ボルタ

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