[速さ]旅人算(出会う、追いかける)
今回は旅人算の基本である、出会う、追いかけるについて解説します!!
出会う:2人の速さを足し算する
例題
AさんとBさんが100m離れた直線上の距離を向かい合って歩きます。Aさんの速さが3m/s、Bさんの速さが2m/sの時、何秒後に出会うでしょう?
2人の歩く距離の合計が100mになったとき、AさんとBさんが出会います。
問題文に”出会う”という言葉がある場合、速さを”足し算”すると覚えておきましょう!!
100÷(3+2)=20秒後…(答)
<確かめてみよう>
Aさんの歩いた距離は、3×20=60m
Bさんの歩いた距離は、2×20=40m
ふたりの歩いた合計が100mであることが分かります。
追いかける:2人の速さを引き算する
例題
Aさんが100m離れた直線上の位置にいるBさんを追いかけます。Aさんの速さが3m/s、Bさんの速さが2m/sの時、何秒後にAさんはBさんに追いつきますか?
2人の歩く速さの差は1m/sです。1秒間に1mの速さでAさんはBさんに近づきます。
問題文に”追いかける”という言葉がある場合、速さを”引き算”すると覚えておきましょう!!
100÷(3-2)=100秒後…(答)
<確かめてみよう>
Aさんの歩いた距離は、3×100=300m
Bさんの歩いた距離は、2×100=200m
Bさんは最初Aさんより100m先にいました。
ふたりの歩いた距離の差が100mであることが分かります。
周回する問題
直線上ではなく、陸上のトラックや池のような場所で出会うor追いかける場合を考えます。
考え方は直線上の場合と同じです。池を直線にしてみると分かり易いです!!
例題
池のまわりに1周100mの道があります。この道を、A、B、Cの3人がAとBは同じ向き、Cは2人と逆向きに、同じ位置から歩きます。Aは3m/s、Bは2m/s、Cは2m/sとします。
(1)AとCが最初に出会うのは何秒後ですか?
(2)BがAに追いつかれるのは何秒後ですか?
(1)100÷(3+2)=20秒後…(答)
(2)100÷(3-2)=100秒後…(答)