こんにちは。塾の運営全般を担当していた吉田です。
今回は塾講師ならではの「部下・後輩の育て方」について、実体験をふまえて紹介していきます!
塾長など部下を持つ立場の人や、後輩の教育係の人はぜひ記事を読んでみてください。
目次
・部下の育て方の基本
・いい塾講師を育てる工夫
・まとめ:塾における部下の育て方とは
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部下の育て方の基本
1、コミュニケーションをとる
2、目標を設定する
3、定期的なフィードバックを行う
4、チャレンジさせる
この4点は、どの仕事にもあてはまる部下の育て方の基本です。塾講師としての視点を加え、1つ1つ解説していきます。
コミュニケーションを取る
最も簡単なコミュニケーションは、挨拶・お礼・謝罪をきちんと伝えることです。「自分の方が偉いから」「年上だから」という気持ちにこだわりすぎず、積極的にコミュニケーションを取りましょう。上司が謝罪する機会は少ないかもしれませんが、部下から話しかけられて時間がない時に「今はごめん、後から話を聞くね」という一言を入れるだけでも印象が変わってきます。
部下からすると上司は話しかけにくく、緊張する存在です。この人になら質問・相談しても大丈夫と感じさせる雰囲気づくりを大切にしてください!
目標を設定する
部下に目標を設定させるだけでなく、自分の目標も共有しましょう。
例えば「自分はこういう塾をつくりたい」「1年で生徒数を〇名にしたい」「将来的にこんな仕事を任せたい」など上司が進む方向を示すことで、部下も自分の目標を立てやすかったり、上司のために頑張ろうという気持ちにつながったりします。
新入社員やアルバイトに目標を設定させる場合、数値目標のイメージがつかないことがあります。その場合は「どんな塾講師になりたいか」という夢でも構いません。上司が新入社員の目線まで下りてきて「自分が新人の頃にはこういう塾講師を目指していた」「〇〇を大切にして仕事をしている」など自分の話を例として挙げましょう!
定期的なフィードバックを行う
部下へのフィードバックは、目標・仕事の進捗や成果に対して行います。すぐに指摘すべき重大なミスなどを除き、毎日や毎週〇曜日などタイミングを決めて定期的に実施しましょう。
ミスを責め続けるのではなく「なぜ発生したか」「次同じミスをしないためにどうするか」を部下自身に考えさせ、成長のきっかけにしてください!
他には親近効果と初頭効果を使い分けることがオススメです!
親近効果とは「最後に提示された情報の方が印象に残りやすい」という心理効果のことです。例えばネガティブなフィードバックを行った後、最後にポジティブな言葉をかけます。するとポジティブな言葉の方が印象に残り、前向きな気持ちにつながります!
褒めて伸ばしたい・部下のモチベーションを上げたい時だけでなく、注意ばかりのフィードバックになってしまった時にも使えるテクニックです。
初頭効果とは
親近効果とは真逆で、「最初に与えられた情報がずっと頭に残る」という心理効果です。初頭効果は、まだ信頼関係がないとき・相手に関心がないときに起こります。みなさんも「最初に強くダメ出しされるとその後の話を聞く気がなくなる」「重要なことを最初に言われると話を真剣に聞こうとする」という経験があるのではないでしょうか?
初頭効果を逆手に取り、最初に褒めることで部下の心を惹きつけたり、1番分かってほしいことを冒頭に伝えたりすることを意識してみてください!
チャレンジさせる
最終的な責任は自分が取るので、いいと思ったことは積極的にやってみよう!これは新入社員の私が塾長から言われてとても嬉しかった言葉です。挑戦してみようという気持ちになるのと同時に、責任を取ってくれるという言葉に甘えすぎずに気をつけようと感じました。
部下にチャレンジさせるときには、得意なことを任せる場合と苦手もしくは新しいことを任せる場合とがあります。どちらにおいても、仕事を押し付けたり無理に挑戦させたりするのではなく、「あなたのことを応援している。サポートする」というメッセージを込めて接することが大切です!
失敗することもありますが、チャレンジした分だけ他の人よりも早く成長していきます。自分の部下をどんどん育てていきましょう。
いい塾講師を育てる工夫
ここからは、より具体的に「部下の講師力」を上げる方法を紹介していきます。ポイントは以下の2つです。
1、授業を見る・見せる
2、間接的に褒める
それぞれ解説します。
授業を見る・見せる
特に経験の浅い塾講師にとって、授業を見てもらう・見せてもらうという経験は授業力の成長につながります。上司は模擬授業や授業研修を行う機会を積極的に作りましょう!
さらに、部下を育てるという意味では授業の内容だけでなく立ち振る舞いをよく見ておくことが効果的です。
例えば集団指導で声や動きが小さくて頼りなさそうということはないか、個別指導で生徒との距離が近すぎないかといった様子は、直接見なければ分かりません。
「部下の授業に対してクレームがある」「部下が授業のことで悩んでいる」と問題が表面化した場合だけでなく、普段から授業についてアンテナを張っておきましょう。
「今日の授業、生徒の笑いが多くて盛り上がっていたね」「順調にテキストが進んだみたいだね」などポジティブなフィードバックも忘れずに!
間接的に褒める
上司が部下への感謝の声・お褒めの言葉をいただいた時には、ぜひ本人に伝えてください!
間接的な褒めは直接褒められるよりも嬉しい・信頼性が上がるという傾向があり、これをウィンザー効果といいます。
例えば「生徒が〇〇先生の授業が分かりやすいと言っていたよ」「保護者が〇〇先生のおかげで成績が上がったと感謝していたよ」と聞くと、私たち塾講師のモチベーションが上がります。授業など仕事に力が入り、さらに生徒の満足度が上がり、塾全体の雰囲気もよくなるという好循環につながります!
私の塾では定期的に授業アンケートを取っていて、塾長の手元に届く結果には点数評価に加えて各講師へのコメントが記載されていました。
私が若手社員だった時、塾長はポジティブな内容を積極的に伝えてくれました。「間違っても明るく励ましてくれる」「テキスト以外に類題を出して練習させてくれる」といった間接的な褒め言葉は、今でも私の心に残っています!
まとめ:塾における部下の育て方とは
今回の記事では塾における部下・後輩の育て方について記載しました。
一般的な部下の育て方はこちらです。
・コミュニケーションを取る
・定期的なフィードバックを行う
・チャレンジさせる
さらに、塾講師ならではの内容を意識して部下を育てましょう!
・部下に目標を持たせる前に、塾全体の理想像や目標を伝える
・授業を見る、見せる機会をつくる
・生徒や保護者からの褒め言葉を部下に伝える
自分の塾で働く部下を成長させることは、塾全体の成長につながります。
「上司は話しかけづらくて怖い」「悪い指摘ばかりされる」というネガティブな内容ではなく、ポジティブな方向で部下を引っ張り育てていくようにしましょう!
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