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【英語講師必読】 ”富士山構文”と"死んじゃった構文"

中学生

2021/12/17

上位私立高校受験者を指導する塾講師へ

上位私立高校は問題の難易度が高く、中学の教科書だけカバーできないというのが正直なところです。それは英語とて例外ではなく、一つの意味を伝えるだけでも何通りもの英語表現ができてしまうため、それらを頭に入れておかないと長文問題などで苦戦してしまいます。今回は、代表的な構文である

  • 富士山構文
  • 死んじゃった構文

の2つについて解説・整理していきます。ぜひ生徒さんにも紹介してあげてください!

富士山構文

富士山構文とは、その名のとおり富士山が登場し、

富士山は日本一高い山である

という文を複数の比較級を用いた英語で表現しようというものです。

  1. Mt.Fuji is the highest mountain in Japan.
  2. Mt.Fuji is the highest of all  the mountains in Japan.
  3. Mt.Fuji is higher than any other mountain in Japan.
  4. No other mountain in Japan is higher than Mt.Fuji.
  5. No other mountain in Japan is so(as) high as Mt.Fuji.

たった1つの表現をするのに、なんと5通りも表し方があります。「一番○○~」という表現は、なにも最上級にこだわらなくても可能であるということです。最上級・比較・同等比較全てが登場しているので、内容一致問題などで引っかからないように、正確に文章を理解できるようにしてください。
 
また、これは1つの例です。上の富士山構文をベースとして、あらゆる比較表現をマスターする必要があります。まずはベースをしっかり覚えるところから始めましょう。スラスラ暗唱できるようになったら、適当な比較表現を持ってきて富士山構文のように複数で表現する練習を行うと効果的です。

死んじゃった構文

続いて死んじゃった構文です。名称は少し過激ですが、こちらは現在完了を用いた表現です。

彼が死んで10年になります。
という文を、4通りの現在完了などを含む形で表現します。
 
  1. He has been dead for ten years.
  2. Ten years have passed since he died.
  3. It is ten years sinse he died.
  4. He died ten years ago.

現在完了を無理に使わなくてもシンプルに表現できるというのがポイントです。富士山と同じく、まずはベースをしっかり覚えてから応用させていきましょう。いかがでしたか?

複数の表現方法を押さえておくことで文法問題や長文読解への対応や、さらには記述問題の解答バリエーションを増やすことも出来ます。本格的な過去問演習などにはいる前に、一度見直してみてください。長文読解の方法や読解速度を速める方法を別記事にて紹介しているのでそちらも合わせてどうぞ。


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それでは!

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