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'後悔しない'受験体験を作るために〜入試直前の指示について

2021/12/17
受験直前によく聞かれるのが、「受験前日などの直前に何をやったら良いですか?」という質問です。

時間が無い中で、有効に過ごすために必要なことをまとめてみました。
 

暗記物をおさらいする

国語や算数・数学に時間をかけてもすぐに実力がつくわけではありません。少ない時間の中で少しでも得点を伸ばすためには社会科や理科の暗記分野の復習が効果的でしょう。
 
具体的な方法としては以下の2つを勧めています。
 
 
ポイントは
  • じっくり読まないこと。
  • 引っかかる言葉があったらすぐマーキングすること

です。

 
そのうえで取り組むべきことが、
(1)今まで解いて間違えた問題の「問題」と「解答」を片っ端から読む
(2)教科書や参考書の苦手な分野の解説ページをなるべく早く読む
 
です

出来そうで「出来ないもの」に取り組む

どうしても暗記物以外に取り組みたい場合は、直前期に歯が立たない問題に取り組むのは効果的ではありません。

あと少しで出来そうなものや、正答率が低い分野に集中するべきです。
 
 
同じ「できない」問題にも幅があります。
 

普段から「できない」と乱暴な抽象化をせずに、「どの程度できないのか」を意識しておくことが大事です。
 
 
授業中にも、仕分けを指示しておくことで、復習の導線を作ることが出来ます。
 
【優先度高】問題の意味も分かるし解説を読めば理解できる
【優先度中】問題の意味は分かるが解説・解答を理解・納得できない
【優先度低】そもそも問題の意味が分からない
 
といったような形です。
 

過去問を素早く読む練習だけをする

受験は時間との闘いです。

本番の入試においても、「時間が足りなくて・・・」という振り返りを良く聞きます。

過去問題には学校により書式やパターンがあります。形式に慣れることでスピードアップを図れます。全体が見えていた方が時間配分も効果的に出来るようになります。
 
そのための訓練として、問題を解くのではなく、ひたすら過去問を素早く読む練習が効果的です。
 
全教科過去三年分を1時間程度で読み終わるようにします。一度読み終わったら、二度目は更にスピードを上げて30分程度でパラパラと見ていきます。そうすると頭の中がその学校の出題形式モードになり、問題を素早く読む準備が出来ます。
 
その際、気になった問題、忘れていそうな知識問題があれば、チェックしておいて最後に解答を確認する時間があれば効果的です。
 
もちろん、生徒によっても方法の相性があるかと思います。適切な指示で、後悔しない受験を経験できるように関わりたいものです。

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