コーチング革命! これで「新人育成」はもっとスムーズになる!!
初めて「新人教育」を任されました・・・。 でも、指導のコツは何?!
大丈夫です! ちゃんと務まります♪
「新人教育」を任された、あなた! おめでとうございます!
「いや~、正直なにから始めたらよいものか・・・。緊張感しかないですよ。」
いえいえ、大丈夫ですよ!「先輩講師」として塾から期待されている証ですね!
初めて「新人教育」担当される方は、それはそれは緊張感いっぱいだと思います。
でも、必要以上に緊張なさいませんように。
これまでのあなたの頑張りが認められた結果なのですから「自信を持って」行きましょうね。
どこの塾にも「指導マニュアル」があるかと思います。
それに従って一生懸命に指導してくださいね。
スムーズにいけば何の問題も無く後輩講師は一人前になっていくことでしょう。
しかしながら、悲しいかな、それが予定通りにいかないケースのほうが大多数でございます。
でも、大丈夫です!
今回は、
あなたがよりスムーズに新人教育を進めるコツをご紹介して参ります。
どうぞ楽しみにお付き合い下さいませ!
あなたが見つめ直すのは、この1点!
「どうして~してくれないのだろう?」から一歩踏み出そう!
「どうして分かってくれないのだろう?」
「もっと質問してこないのかな?」
「どうしていつも指示待ちなのだろう?」
「もっと自分で考えて行動できないものだろうか?」
「どうして?」「もっと!」という感情を後輩講師に対してお持ちの方も多いのではないでしょうか?
あなたのように既に能力がある者が駆け出しの者に対して “もどかしさ” を感じるのは当然です。
とはいえ、過去と他人は変えられないのだからと現状に甘んじるわけにはいきませんよね。
そこで、こういうアプローチはいかがでしょう。
あなたの指導を吸収できるように《後輩講師への対応方法》を見直してみませんか?
具体的には何を再考すればよいか思いつきますか?
そうです! 結果を出すために考えるのはこの点ですね。
「コミュニケーションの取り方を工夫すればよい」のです。
より有効なコミュニケーションの取り方に必要なこと
具体的に必要なのはこの「力」!
「コミュニケーションの取り方を工夫する」とは何か考えてみましょう。
何を伝えるか、教えるのか、その指導内容は既に決まっていますね。
あとは目標までに「どう導いていくのか?」そこに必要な力を発揮しましょう。
後輩講師が無事に目標に到達できるように。ゴールに到達できるように。
あなたは有力な「コーチ」として伴走することです。
よって求められることは、これです。
あなたの「コーチング力」を磨きましょう。
いかにコーチング力を発揮すれば良いのか?
あなたのおかれている状況を今一度確認しましょう。
後輩講師を一人前にすることですね。
何が必要ですか?
後輩講師に「ヤル気になってもらう」「自発的に行動できるようになってもらう」ことですね。
それがあなたに課せられたミッションでありコーチング力を発揮すべき方向性です。
どうやって軌道に乗りきれない相手をその気にさせましょうか?
どうしたら、本人にしかだせない「ヤル気」を出してもらえるでしょうか?
次に具体的方法を3ステップに分けて紹介して参りましょう!
パワーアップを導く3ステップ!
(ステップ1) 不安感を払拭してあげましょう。
「ここで頑張らないと、授業出来ないよ。」と厳しく叱ってみましょうか?
そんな教育ママのような物の言いようでは到底結果が伴わないのは、みなさんなら予想がつきますよね。
人は不安感の渦中にあっては他の話を聞くことはできません。
ですから、まずすべきは「不安感を払拭し安心感を与える」ことです。
安心感が手に入れば、人は余裕を持つことができますからね。
そこまで出来てやっとあなたの指導に耳を傾ける準備が整うわけです。
女性講師に対する具体例
まずは女性講師に対してはこのように声かけしてあげると良いでしょう。
「大丈夫? 仕事に不安ない? 何かあったらいつでも相談にのるから!」です。
このように、まずは「不安があるという不安」を払拭する言葉かけをしてあげましょう。
「いつでも相談にのるから。」
と ”頼るところがある”と、知らせることが安心感に繋がります。
ここで、男性講師の読者のみなさんは疑問に思われるかもしれませんね。
「『大丈夫?』なんて言われたら”頼りにならない”って意味に聞こえる。むしろ不安感が募るよ。」
分かりますよ、そのご意見。でも心配なさらないで下さいね。
なぜなら、女性と男性は「言葉」に対する反応の中身が異なるのです!
女性には「手取り足とり」指導するほうが功を奏します。
男性読者のみなさん、意外に感じますか?
女性は男性と違い、こまめに声かけしてもらうことにより「信頼してもらえていない。」とはとらえません。
むしろ、相手が自分の存在を意識・認識してくれていると、好意的にとらえる習性があるのです。
女性に仕事を任せた時には折に触れて声かけしてあげてくださいね。
「私は先輩(あなた)に期待されていることだし、頑張るわ!」とヤル気を起してくれます。
女性へのコミュニケーションは、かけた「言葉の量」によって変わります。
コツはつかめましたか?
女性講師に対しては「こまめに」言葉をかけてあげよう!
男性講師に対する具体例
続いては男性講師に対して。間違っても女性講師と同じ文言を言ってはいけません。
ここは特に女性講師の読者のみなさん、注意して下さいね。
かけるのに適している言葉はこうです。
「頑張っているね。何か不明瞭な点があったらいつでも質問・確認してくれよ。」です。
男性も、もちろん不安感はあります。しかし、それは女性ほどメンタル的な要素はありません。
あったとしても、それを「大丈夫?」などと表立って擁護されてしまってはプライドを傷つけてしまいます。
まずは頑張っている姿勢を「頑張っているね。」と伝えましょう。
このことにより、後輩講師にとっては自分の存在意義を再確認出来、不安を払拭することに繋がります。
加えて「最後まで自分の力で何とかしてみたい!」という「自分で獲物(ゴール)を獲得したい!」という
男性ならではのプライドの在り方を踏まえた声かけが重要です。
男性へのコミュニケーションは女性に対する場合と違い、そのかける量は問題ではありません。
ヤル気を刺激するような言葉を短めにかけ、大きな失敗をしないよう見守ることが大事です。
男性講師に対しては、そのプライドを刺激する言葉を「短め」にかけ、見守ろう!
(ステップ2) 仕事の意味・背景を説明し理解してもらいましょう。
何事も「やらされている感」が充満したままでは「自発的言動」に辿り着くのは難しいものです。
後輩講師に、目前にある業務の存在意義を理解してもらいましょう。
彼らが「納得して」業務に取り掛かかれるよう下ごしらえしましょう。
具体的には、今おかれている状況、これから携わっていく業務の内容、それがなにを支え、どのように役立つのかを説明してあげることが相当します。
塾のパンフレットの読み込みではありませんよ。
塾講師の仕事内容、そのミッション、魅力をあなたの言葉でお伝えしてあげてくださいね。
塾講師の魅力とミッションを伝えよう!
(ステップ3) 能動的思考力を養い成功体験をさせましょう。
「指示待ち」でなければ行動できない?
あなたはどのように指導を進めていますか?
「コレを持ってきて!」「手順はコレ!」「あそこで確認して!」
などと最初から回答を提示してその通りに行動させていれば、最初こそ効率が良いかもしれません。
しかし「指示待ち」に慣れた後輩講師が辿り着くのはここです。
「怒られないように、言われた通りのことだけやれば、まっ、いっか。」
と「自立」からは対局の結果になってしまいます。
「一人前の講師になる」にたどり着くようコーチングするのがあなたのミッションでしたね。
ではミッションクリアに向けて押さえるポイントは何でしょう?
「指示待ち講師」ではなく「能動的思考力をもつ講師」にするためには、ココをポイントとして
おさえれば良いのです。
自発的行動をする経験をさせることです。
ではこれから「自発的行動をする経験をさせる」ための具体的指導方法をお伝えしましょう。
自発的行動をとれるようにするための指導方法
では具体的に何に留意したら良いのでしょうか?次の2つのことに気をつけてみましょう。
- 最初から答えを出さない。後輩講師が自分なりの答えを導きだす過程を大事にする。
- 1の達成の為に。質問をし答えを引き出すことをして自発的行動力を養う。
1についてはお分かりになりますね。
後輩講師に自ら「考える」過程を踏ませましょう。
彼らの考えを聞き出すために質問をして答えさせるというのは、よく行う方法ですね。
ここではその2についてもう少し掘り下げてお話しましょう。
あなたはこのような質問の仕方をしていませんか?
「○○のことだけど。Aかな?」
「はい」または「いいえ」のいずれかの回答を得ることができます。
何らかの答えがでるという点で、悪くはないですね。
しかしこれでは彼らにとってみれば単なる質問に対する答え合わせにしか過ぎず、自主性が育めません。
こちらとしては是非とも前のめりに課題に取り組んでもらいたいのですから、このように聞いてみるのはどう
でしょうか?
「キミならどうする?」
「キミなら・・・?」と主語を後輩講師にあてた質問形式なら、単に「はい・いいえ」で答えるのではなく
相手が自由に自分の意見を答えやすくなると思いませんか?
このような質問形式「オープンクエスチョン」をすると良いでしょう。
「オープンクエスチョン」形式を使って相手の考えを引き出す。
「オープンクエスチョン」の具体例
具体的には5W1Hを使って質問を進めます。 What Why Who When Where How です。
What(何)・・・授業の準備はじめようか。 何が必要かな?
Why (何故)・・・○○ちゃん、なんであんなこと言っていたのかな?
Who (誰)・・・この案件だったら誰に相談するのが良いと思う?
When (いつ)・・・この資料はいつまでに必要になるかな? いつまでなら完成出来る?
Where(どこ)・・・このデータはどこで入手できるかな?
How (どのように)・・・どのように説明する? 教える?
業務・問題を提示し「キミなら、どうする?」と解決方法を考えさせ回答させましょう。
この能動的に思考する体験が次の自発的言動への玄関です。
後輩講師が的を得た発言をしたら是非こう返してあげて下さい。
「良い考えだね。その方法で進めてみようか。」
先輩講師であるあなたからの「認められた声かけ」こそ、後輩講師にとって成功体験として自信になり
ヤル気の向上に繋がる《最大の起爆剤》になります!
後輩講師に「オープンクエスチョン」に答えさせながら、到達して欲しい答えに辿り着けるよう
コーチングする。
まとめ
それでは、ここまでお伝えしたコーチングポイントをまとめましょう。
- 後輩講師の不安感を払拭し安心感を与える。
- 後輩講師に塾講師の仕事内容・背景を理解させる。
- 質問方法を駆使し、後輩講師に考えさせ、成功体験を多く積ませる。
ココロの余裕を持たせ、仕事に対するビジョンを持たせ、能動的思考力を養うことで自発的言動が出来るよう成功体験を踏ませれば良い、のでしたね。
最後までお読み下さったあなたへ
ここまでお読み下さりありがとうございます。
新人育成に奔走するあなたが、少しでも「肩の力を抜くことが出来た。」と感じて頂けたら嬉しいです。
新人育成とは誰にでも与えられるチャンスではありません。
せっかく頂いたこのチャンスを活かし、「コーチング力」を磨いてください。
今よりもキャリアアップにステージにあなたがスムーズにたどり着けますよう、応援しております!