国立大学vs私立大学 現役学生塾講師がその違いに迫る!
国立・私立選択は大事!
皆さんは、国立と私立、どちらの大学の在学、または出身ですか?
そして、皆さんが国立、あるいは私立を選んだのは、なにが決め手でしたか?
学費?設備?それとも立地・・・?
理由は様々であると思いますが、
この両者には明確な違いというものが何点も存在します。
この記事では、国立大学と私立大学の違いについてご説明し、
塾講師の皆様には、生徒さんの進路指導にお役立ていただくこと
を目的とします。
現役塾講師&大学生である私の視点から見た特徴をまとめました!
それでは早速見ていきましょう。
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もくじ
1.学費だけじゃない!?国立大学の特徴
まずは、国立大学の特徴を見ていきましょう。
学費が安い
国立大学というのは、総じて学費が安い傾向にあります。
それも、ただ単に安いというだけではありません。
私立大学であれば、実験設備などの性質上、どうしても医学部を筆頭に、理系の学部は学費が高くなりがちですよね。
しかし、国立大学は文系、理系問わず、もちろん医学部もほぼ一律なのです。
そのため、私立よりも国立の方が学費が高いということはまずなく、学費の面では国立大学が大幅に勝っています。
特に一般的に学費が非常に高い医学部を目指す生徒さんなんかは、もちろん家庭が裕福で私立を目指す人もいますが、大多数の人が国立大学を志望しているようです。
実際、医学部の学費で見ると
私立:平均3300万円 国立:平均350万円
(http://homepage3.nifty.com/bom-money/2_isya/page/hiyou.html 参照)
と大きく異なっていることが分かります。
ただし、この点に関しては国立大学の授業料値上げという話題も出てきていますので、今後の動向に注目するようにしてください。
研究設備が整っている
国立大学は、私立大学に比べて、総じて研究設備が整っている傾向にあります。
具体的には、理系の各々の専攻研究で必要となる設備です。
私自身理系に在学しているため痛いほどこのメリットが分かります。
例えば、私が所属している情報系の学科にとってはパソコンが必須となりますし、化学系では精密さの求められる機械が必要となるでしょう。
しかし、研究設備を整えるのには非常にお金がかかります。
そのため、どの学部にどれだけの予算を割こうが自由な私立大学では、十分に研究設備の充実に行き届いていない場合が多くなっています。
その点、国立大学に関しては、国の補助金などを、どの学部にどれだけ配分するかということがあらかじめ決定されているため、理系の研究設備が充実していることが多いです。
したがって、理系に進学する予定の方や、将来研究開発職に就きたいと考えている方は、設備の整っている国立大学を目指すのが良いと言えるでしょう。
教員と密接に関われる
国立大学では、教員1人あたりの生徒数というのが少ない傾向にあります。
私立の早稲田大学では教員1人あたりの生徒数がおよそ31人
それに比べて国立の東大ではなんと約4人!
(http://allabout.co.jp/gm/gc/67844/2/ 参照)
その他の国立、私立を比べてもその傾向は認められ、その差は歴然ですね。
そのため、教員と密接に関わることができ、人脈作りや学習を進める面で役にたちます。
また、授業も少人数になるため、生徒1人ひとりのための授業が展開され、学習効率が上がるのもメリットとなります。
これは、国立大学が私立大学に比べて定員を少なくしていることに起因すると考えられます。
私立大学運営の場合、どうしてもビジネスですから、なるべく多くの生徒を確保したいと考えます。
一方、国立大学運営の場合は国が運営しているので、ビジネスというよりかは、教育学的側面の方が強いのです。
よって、国立大学は定員が少なくなります。
2.私立大学の特徴
続いて、私立大学の特徴について探っていきましょう。
キャンパスなどが魅力的
先ほどもご説明したとおり、私立大学の運営というのはビジネスですので、たくさんのお客さん(生徒さん)を大学に呼び込む必要があります。
そのため、キャンパスを魅力的にしている大学が多くなっています。
どう魅力的なのかは大学によりけりですが、代表的なものとしては、
- 立地がいい(都心にキャンパスがある)
- キャンパスが綺麗(教会、ランドマークがあったりなど)
- 学園祭などの行事が活発
などといったものが挙げられます。
また、これも大学にもよりますが、一般的には私立大学はサークル活動が特に活発だというイメージが浸透しているようです。
早稲田大学なんかは、サークル数が膨大ということで、有名ですよね。
就職などのサポートが手厚い
就職率などを看板に掲げ、アピールしている私立大学が多いです。
そのため、就職に関して力を入れている大学が多く、手厚いサポートが受けられる可能性が高いと言えます。
また、私立大学は定員が多く、多くの大学生を卒業させ送り出しているため、学閥も形成されやすいといえます。
この学閥というのは、会社に入ってからの出身大学別のまとまりみたいなもので、出世などに大きく影響すると言われています。
選択肢が多い
国立大学は各県に1~3個というのが大体の相場ですが、
私立大学の場合、全国各地に非常に多くの大学が存在します。
そのため、国立大学に比べて選択肢が多いといえます。
これは想像以上に大きなメリットで、たくさんの大学の中から、最も自分に合った大学を選ぶことができるのです。
私が受験生のときは、近場のレベルのマッチした国立大学があまりなく、
逆に私立大学には魅力的かつレベルの合った大学が多くあったため、非常にうれしかった記憶があります。
国立大学だけで考えると、レベル差が大きく、あまり実力ピッタリといったところを見つけるのが難しいのが現状ですが、
私立大学であれば細かく広く偏差値で分布しているため、自分の実力にピッタリ合った大学を見つけることができます。
3.入学試験から見た違い
ここまではあえて、大学の性質の特徴だけにとどめ、入学試験に関することには全く触れていなかったのですが、この項で触れていこうかと思います。
実は、国立大学と私立大学では入学試験形態が全くことなるのです。
早速見ていきましょう。
受験回数の違い
国立大学は基本的に前期と後期(中期があるところもありますが、例外)の2回しか受験のチャンスがありません。
さらに、後期は前期で国立大学に入れなかった人が望みをかけて狙ってくるため、レベルが跳ね上がります。
そのため、挑戦回数は非常に限られていると言えるでしょう(前期だけしか試験を行わない学部さえあります)。
それに対して私立大学では、日程と受験料の都合さえつけば、何校でも受験することができます。
1つの学部に入る手段がいくつもある学部も多く(全学部統一入試や、センター利用入試など)、挑戦機械は非常に多いと言えます。
この点でまず、国立大学と私立大学は大きく異なると言えるでしょう。
受験科目の違い
国立大学では、1次試験(センター試験)と2次試験(大学別試験)で構成され、必要になる科目数も多くなる傾向にあります(文系でもセンターで数学や理科が必要なケースが多い。逆に理系は国語や社会)。
その一方、私立大学は大学別の個別試験だけであるため、一般的には3科目(文系だと英語・国語・社会、理系だと英語・数学・理科)で済んでしまいます。
その点で、受験する際の負担が大きくことなります。
そのため、はじめから私大専願という生徒さんも多くなっています。
4.まとめ
最後までお読みいただきありがとうございました。
今回は「国立大学と私立大学の比較」をテーマにいろいろとご紹介して参りましたが、どちらにもメリットはあるし、デメリットも存在するといえます。
そのため、最も大事なのは自分がどちらを選び、どちらで学びたいと感じるかと言うことです。
ぜひ、生徒さんには、試験科目の負担が多いだのなんだのの前に、自分が入りたいと思う道を目指していただきたいと思います。
大学選びには、実際に「自分の目で見て判断する」ということが最も大事になります。
是非学園祭やオープンキャンパスなどで実際に大学に足を運んでみてくださいね!
東大・慶應・早稲田など東京の有名大学の学園祭情報が丸わかり!日程や見所まとめ!
その中でこの記事を生かしていただければ、私としてはうれしく思います。
それでは、重ねてにはなりますが、最後までご覧いただき誠にありがとうございました。
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