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個人塾開業時に必ず抑えるべき4つのこと

個人塾開業時に必ず抑えるべき4つのこと

駆け出し予備校講師しながら個人塾を開業している高橋です。


高橋 勇樹 たかはし ゆうき

個別指導塾バイト講師、小中学生向け集団指導職員、個別指導塾教室長を経て予備校講師と塾経営で独立。現在は四谷学院、TAC公務員講座、医系専門予備校メディカルラボで予備校講師として出講しつつ自塾「自習合格舎」を経営。予備校の授業では「授業後に復習がしやすいよう考え方ややり方を教える」ことを目的として授業構成を練り、「自習合格舎」では「生徒が自ら勉強できるようなやり方」を身につけることを目的としている。


今回は私が個人塾開業時におこなった4つのことをまとめていこうかと思います。

というのも、ただ塾を開業すればそれでいいわけではもちろんなく、開業に際して考えることや開業後すぐに取り組まなければならないことがたくさんあるのです。

なぜなら、2017年の時点で全国の学習塾は約4万件あり、それでいて少子化の影響で子供の数は年々減っています。(2021年は戦後最低の出生数だったようです)

そのような状況の中で、大手の塾とも競合しなければならないため、言うまでもなく一筋縄ではいかないわけです。

今回は開業に際してやるべき基本的なことに絞ってお話していきたいと思います。

目次
何に特化させるか
ターゲットを明確にする
ホームページをつくる
SNSアカウントをつくる

何に特化させるか

まず自分の塾をどんな塾にするかを明確にします。

実際に開業するにあたって、ここが一番重要だと思います。

経営学にもありますが、「弱者の戦略、強者の戦略」というものがあります。

強者はその分野で力を持っており名前だけで人が集まるような会社です。

予備校で言えば東進や河合塾、駿台のようなところ。

このような強者は特に何をせずとも一定数の生徒は集まってきます。

一方、弱者というのは名前が知られていないため、何もしないと生徒は一切きません。お察しの通り、個人塾は弱者にあたりますね。

ではどうするか。

弱者の戦略のセオリーとしては「狭くても良い(ニッチでいい)から何かに絞ってトップを目指す」ということです。

例えば、「近くの中学校の定期テストに一番強い」

と狭い戦略を立てることで、この分野においては強者に勝てるようになるわけです。

他にも、世界史専門塾や歴史専門塾なんかも既に作られていますが、これらも弱者の戦略に則って開業をなさっているものだと思います。

分野を絞り、その分野なら誰にも負けないくらいにする。

このようにして、提供できるサービスを特化させることを念頭に、何の塾を開業するのかを考えることが第一です。 

ターゲットを明確にする

次に決めるのがターゲットです。

難関校を目指す生徒から勉強が苦手な生徒まで様々いますが、すべての生徒にきてもらう必要はないですし、すべてに対応できなくてもいいんです。

先ほど「何に特化するのか」をお話しましたが、開業する塾がどんな生徒にとってきたいと思う塾になるのか?を考えてみてください。

例えば歴史塾なら、歴史が苦手だったり歴史科目の試験が難しい高い大学を受ける人には響きそうです。

このように、特化する分野が決まれば、自ずとターゲットとなる生徒のイメージも持てるようになります。

ターゲットのイメージが明確になれば、ここでやっと広告や宣伝をできるようになります。

明確に学校名を出して宣伝してもいいし、ブログでターゲットとなる生徒が欲しているような記事を書いたり、動画サイトにアップするということもできます。

ターゲットが定まらなければこのような施策を行なっても効果は出ませんので、しっかりターゲット設定をするようにしましょう。

ホームページを作る

このご時世、ホームページを持っていなければ信用が持たれません。

また、いくら予備校講師で名前が売れていたとしても、「どこから連絡取れば良いかわからない…」ということに繋がり、集客できなくなります。

ホームページを作成してくれる会社はたくさんありますが、簡単なものであればWordPressというサイト作成ツールを使えば誰でも作れます。値段も数万円程度ですので、非常にリーズナブルです。

また、ホームページでブログを作成しておくと集客な際とても便利になります。

というのも塾や予備校を探してる生徒たちは、当たり前ですがその分野に詳しい人たちに教わりたいわけです。

ブログで自分のやり方や予備校講師として得てきた情報を書いておくと、それが信用となり、集客につながるわけです。

私はこのようなホームページにしています。

「WordPress ホームページ 作成方法」などで検索すれば様々なサイトが出てきますので、初心者の方でもすぐにホームページを作れるかと思います。 

参考までに私が作成した際にみたホームページも貼っておきます。

SNSアカウントを作る

ここまでで塾のコンセプト、ターゲット、ホームページと基本的なものは用意できたかと思います。

次に私が行ったことは、SNSのアカウントを作ることです。

特にTwitterはブログのURLも載せられるので、ホームページへの誘導にも有効です。

日本ではまだまだTwitterが盛んに使われていますし、Twitterでの発信はかなり効果的です。

また、Twitterを活用する際は、フォロワー数だけでなくインプレッションという「投稿内容の閲覧回数」を確認するようにしましょう。

インプレッションを確認することで、潜在化しているニーズに触れることができ、ひいては塾経営のヒントを得られることもあります。

私のTwitterでいえば、現代文・小論文の単純なツイートよりも、共通テスト・慶應小論文・青学・上智の独自問題のような特定の試験に絞ったツイートの方がインプレッションは上がっていました。

また、フォロワーの方からDMで質問や相談などもきますし、これらの積み重ねが信頼へとなり、自分が経営する塾に来てくれるということがあります。 

まとめ

いかがだったでしょうか。

個人塾の基本戦略は個人名で集客することになるため、いわゆる予備校講師の集客方法と似ている部分が多いと思います。

ぜひ個人で塾経営を考えていらっしゃる方にとって参考になれば幸いです。

 

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