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塾講師としての転職に失敗する人の特徴5選【キャリアコラム#20】

プロ講師としての転職に失敗する人の特徴5選+対策

こんにちは!大学卒業後、塾講師として15年企業に勤め、現在は独立して自分で塾を経営している長谷川です!

今回は私が長年塾講師として会社勤めをしている時に見てきた転職に失敗する人の特徴を5つに絞って書いてみました。

失敗する人の特徴ということは、裏を返せば成功するための対策につながるものなので、是非みなさんの転職が上手くいくように役立てていただけたらと思います。


長谷川 裕一郎 はせがわ ゆういちろう

青森県出身、兵庫県在住。関西外国語大学卒業後、塾講師として働き始め、多数の受験講座、英検対策講座等を担当。2018年に単身フィリピンへ語学留学。現在は兵庫県宝塚市にて小中学生向け個人塾「英語数学教室」を主宰。英検対策チャンネル「長谷川先生」としてYouTubeにて解説動画を配信している。 TOEIC890点。一児のパパ。


目次
1. 転職の動機が曖昧
2. 大量に応募し過ぎ
3. 面接の練習をしていない
4. 自己PRで活躍する姿をイメージさせられていない
5. 熱量が伝わっていない
6. まとめ

結論から言うと、目次に書いた上記の5つが思うように転職活動が進まない原因となります。
それでは一つ一つ細かく見ていきましょう。

 

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1.転職の動機が曖昧

今あなたはどこかの塾にお勤めだと思います。そして何かしらの不満があって転職をお考えなのだと思いますが、仮に別の塾の転職することが決まったとして、同じ不満が出ないと言い切れますか

「そんなの新しい会社に入ってみないと分からないよ!」という声が聞こえてきそうですが、行き当たりばったりで転職して、同じ不満が出てしまったらまた転職することになりますよね

それじゃあ何のために転職したのか分からない。ただ時間と転職にかけた労力をムダにしたことになってしまいます。そうならないためにもまずは転職の動機をはっきりさせましょう

具体的には今回の転職で何を実現したいのかを自分の中で明確にするということです。

給料が少ない → 給料を上げたい!
ポジションが良くない → 役職が欲しい!
担当コマ数が少ない → 担当コマ数を増やしたい!

こんな風に今の会社で何が不満なのかを洗い出し、言い換えてみるとイメージしやすいかもしれませんね。

さらに言えば
給料が少ない → 給料を上げたい! → じゃあ給料が高い塾を探そう!!ポジションが良くない → 役職が欲しい! → じゃあキャリア採用を狙おう!!担当コマ数が少ない → 担当コマ数を増やしたい! → じゃあ担当できる教科を増やすために勉強しよう!!

こんな感じであなたの狙う塾や、やらなくてはいけないことが明確になってくるはずです。

もう一つ、これらを実現するために、何を捨てられるかも明確にしておきましょう

給料が上がるなら今の人間関係は無くなってもいい!
役職がつくなら多少の残業は我慢する!
担当コマ数が増えるなら予習や事務作業にかかる手間が増えても気にしない!

得られるメリットだけを見ずに、失ってしまうデメリットの方も想定しておくことで、転職した後に「こんなはずじゃなかったのに…」という事態を未然に防ぎましょう。

ここまで考えておけば、転職先を探す基準がはっきりしているので、転職エージェントを使う場合だってあなたに合った塾を紹介しやすいと思います。またいざ面接に漕ぎ着けたときに話す内容にブレが出ることもなくなるはずです。

ポイント:転職の動機(何を実現したいか)をはっきりさせる!

2.大量に応募し過ぎ

転職に失敗する人の特徴2つ目として、大量に応募し過ぎというのがあります。

転職は新卒の就職活動とは違います。ほとんどの人は、現在の仕事をしながら、その傍らで転職活動をするため、新卒の時と比べて圧倒的に時間がありません。履歴書や職務経歴書だって、企業に合わせて作りこまなくてはいけないし、面接の対策だって考えなくてはいけません。

そんな時間が限られているなかで、20社も30社も一括エントリーするなんて物理的な無理がくるのが目に見えていますよね?当然履歴書や職務経歴書の内容は薄っぺらいものになり、書類審査に通らなくなってくるわけです。運良く面接に漕ぎ着けても、充分な面接対策を行っていないので、話す内容に整合性も取れなくなり、あなたの魅力を充分に伝え切れない結果になってしまいます。

まずは自分の実現したいことを明確にして、それに合った塾を探し出し、しっかりと書類を作り、面接の対策をたてて転職を成功させましょう。

これは私の感覚ですが、一度に応募する企業は2~3社にとどめておいたほうが良いと思います。
そうじゃないと、どこの面接で何を話したか分からないというような状態に陥りかねません。

ポイント:大人の転職は軸を明確にした上で、狙い撃ち。


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3.声に出して面接の練習をしていない

転職に失敗する人の特徴3つ目として、声に出して面接の練習をしていないというのがあります。

転職の面接は事前の準備で8割決まると言っても過言ではありません。

新卒の就職活動では、沢山の企業に一括エントリーし、毎日のように面接を受けていたため、自然に場数をこなして面接に慣れていたという方も多くいると思います。また、大学側が色々なパターンの面接練習の場を設けてくれていることもあるので、そんなに練習の場に困ることは無かったかもしれません。

しかし転職となるとそうはいきません。誰にも悟られないようにこっそりと水面下で準備する必要があるため、時間も無いし、練習の場なんて皆無に近いと思います。

だからといって無策で受かるほど転職の面接は甘くはありません。なぜならあなたはすでに若さという武器を失いつつあるからです。

新卒の場合であれば、企業側も「後々育ってくれればいい」ぐらいに思っているかもしれませんが、転職となると「今すぐ戦力になるかどうか」を見ています。あなたの実力や経験を限られた時間内で余すことなく面接官に伝えられなければ限られたイスは他の候補者に奪われてしまうのです。

想定できる限りの質問を書き出し、ベストな解答を用意しておきましょう。
そして、それを誰か別の人に見てもらいましょう。家族でも恋人でも友人でもかまいません。あなたが転職活動をしていることがバレてもかまわない人から意見をもらうのです。

・今の会社を辞める動機が愚痴や不満だらけになっていないか?
・自分の実力や実績をアピールできているか?
・志望する塾のカラーと合っているか?

他の人の目から見て違和感を感じるところは、面接官が違和感を覚えるところです。遠慮の無い意見を言ってもらうことが大切です。

そして出来ることなら、その人に面接官役をやってもらって、声の大きさや表情まで見てもらうことをオススメします。照れくさがっている場合ではありません。三脚にスマホを立てて、自分の姿を自分でも見てみてください。気づく点が沢山あるはずですよ。

友達から、そして自分自身からのフィードバックを元に、しっかり改善した上で本番に臨めば、自然と表情は自信に満ちているはずです。

ポイント:他人の力も借りて、予行練習をする

4.自己PRで活躍する姿をイメージさせられていない

転職に失敗する人の特徴4つ目として、自己PRで活躍する姿をイメージさせられていないというのがあります。

面接ではあなたがこれまでの塾でどんな働き方をしてきたのかを聞かれます。面接官はあなたの自己PRから、あなたのこれまでの業務実績や指導スキルが自社でも活かせるかどうかを見ているのです。

あなたがどんなに華々しい実績、輝かしいキャリアを歩んできたと説明しても、面接官に「ウチの塾でも活かせそうだな」とか「この人なら活躍できそうだな」と感じてもらえなければ採用を勝ち取ることはできません。

ではどのようにして活躍する姿をイメージさせればいいのでしょうか?

まずやるべきことは、数字などの客観的な事実で実績をアピールするということです。
教室在籍者数前年比○%アップや講習売上前年比○%アップなどがこれに当たります。
あなたが担当する前と後でどのように良くなったかを伝えることは、分かりやすくあなたの実力相手に伝える要素になります。

そして、もう一つ忘れてはいけないのは、その結果を残すために、どんな工夫をしたかを伝えることです。

あなた自身がどういう課題を設定して、どういう対策を取ったのかを具体的なエピソードを交えて伝えるようにしましょう。
具体的なエピソードを加えることで、面接官に「ウチでも活躍してくれるかも」という再現性を感じてもらえるようになります。

ポイント:客観的事実と、あなたが行動した、具体的な工夫も伝える

5. 熱量が伝わっていない

転職に失敗する人の特徴5つ目として、熱量を伝えられていないというのがあります。

この熱量というものは志望動機に表れます。
採用側からすれば、仕事がデキる人が欲しいというのは当然ですが、同時に長く働いてくれる人が欲しいという気持ちもあります。

人を一人採用するには実はかなりのコストがかかります。数十万から、多ければ数百万円かかるケースもあります。どれだけ仕事がデキる人であったとしても、すぐに辞められてしまえば企業側にとっては大赤字です。だからこそ、一度採用したら長く働いて欲しいと願っています。

その長く働いてくれるかどうかは応募者の熱量で判断しています

ではどうすれば熱量をアピールできるのでしょうか?

それは、志望動機にあなたと志望企業との接点となるエピソードを盛り込むという方法が有効です。

たとえば、「実は中学生の時に御社の塾に通っていて、そのおかげで成績が上がり、志望校に合格することができた」などといった様なストーリー性のあるものだととても良いです。

あなたが志望企業に応募しようと思った原体験となるようなストーリー性のあるエピソードなら、面接官にグッと響くはずです。

一般的な感覚や社会からの評価として「御社は良いと思います」と言うよりも、あなた自身の主観でその企業の良い所を熱く語れるほうが「この人は本当にウチの塾が好きなんだな。じゃあ長く続けてくれるかな」というふうに思ってもらうことができます。

ポイント:志望企業の好きな所をあなたの主観で熱く語る


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まとめ

今回は「プロ講師としての転職に失敗する人の特徴5選+対策」をお届けしました。

私自身転職をしたこともありますし、また面接官として採用に携わったこともあり、そんな中で感じたことを5つに厳選してまとめてみましたがいかがでしたでしょうか?

最後にもう一度、5つの失敗する特徴と、その対策をまとめておきます。

1. 転職の動機が曖昧 → 転職の動機(何を実現したいか)をはっきりさせる!2. 大量に応募し過ぎ → 大人の転職は軸を明確にした上で、狙い撃ち3. 面接の練習をしていない → 他人の力も借りて、予行練習をする4. 自己PRで活躍する姿をイメージさせられていない → 客観的事実と、あなたが行動した、具体的な工夫も伝える5. 熱量が伝わっていない → 志望企業の好きな所をあなたの主観で熱く語る

この記事が少しでもあなたの転職活動の助けになり、あなたのプロ講師としての人生が豊かなものになることを心より祈っております。

 

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