こんにちは!塾講師歴はや33年のベテラン講師、平山(♀)です^^
本日は、将来プロ講師として生計を立てていこうと考えているものの、どんな経験をどうやって積んで行くべきなのか、イマイチ定まっていないという若手の皆さんに、私の実例をご紹介しながら最も効率良い経験の積み方をご紹介したいと思います!
目次
・大切な4つのポイント・塾講師を基盤とすべし!
・塾講師を基盤とすべし!
・出来るだけ一箇所で複数教科、連続授業を担当すべし!
・時給よりも距離の近さで決めるべし!
・家庭教師はオプションとして調整用に利用すべし!
・出来るだけ沢山のコマ数を担当することの意味
・余談 ~交通費はバカにできない~
・最後に:効率よく経験を積むために
大切な4つのポイント
- 塾講師を基盤とすべし!
- 出来るだけ一箇所で複数教科、連続授業を担当すべし!
- 時給よりも距離の近さ(自宅の駅か勤務先の駅)で決めるべし!
- 家庭教師はオプションとして調整用に利用すべし!
では、この結論に至る理由を、実例とともにわかりやすくご紹介していきますね。
塾講師を基盤とすべし!
まず、こちらの理由として以下が挙げられます。
- 一回雇用されれば受験指導が終わってもまた新学年を担当出来る
- 一度に沢山の指導人数が確保できる
- 一箇所に行くだけで移動せず3,4コマ連続指導が出来る
家庭教師だと基本的には1人の生徒の受験が終わると兄弟でも頼まれない限りはそこで指導は終わってしまうため新たに探さなくてはなりませんが、これには多くの手間暇を要します。
塾であれば生徒ベースでなくコマベースで担当することになるので、生徒の面々が入れ替わっても引き続きその曜日時間帯は担当出来ることがほとんどですから、営業の手間暇がかかりません。しかも、塾だと同じ1コマで複数人の指導経験が得られます。
更に、塾だとフォローアップで個別指導の発注も来たりするので、指導することだけに専念出来る点もプロ講師としてキャリアをつくる上でメリットになり得ます。
私の例 (21歳)
月水金 16:30 - 21:30 50分×4コマ
地元中堅集団指導塾 時給1800円+交通費実費
出来るだけ一箇所で複数教科、連続授業を担当すべし!
こちらは非常に単純な話で、場所を変えると移動時間が取られるため無意味な時間を作ることになるからです。移動するぐらいなら1コマでも多く授業をして、経験を積みましょう!
また、1箇所で同じ教科に対する授業設定は1日のうちでせいぜい2コマぐらいですから、4コマ全てを同じ教科で担当するのは無理があります。でも、教科を変えれば4コマを連続で担当するのも現実的です。
更に、複数教科は自分の仕事の幅を広げるためにも◎。本当の意味で勉強のエキスパートになるためには複数教科を教えられることが大前提となりますから、必須の経験とも言えるでしょう。
私の例 (21-22歳)
月水金 京王線○○駅/5教科
火木 井の頭線△△駅/5教科
土日 JR線□□駅/5教科
時給よりも距離の近さで決めるべし!
ついつい時給のより高いところに魅力を感じてしまうものですが(笑)、冷静に考えてみれば片道15分離れた駅で時給が100円高いとすると、運よくまとめて4コマ取れても400円プラス。対して、余計にかかる時間は往復30分。これを仮に時給1800円だとすると半分の900円。400円を得るために900円を損していることになりますね。
考え方次第ですが、それであれば安いけど近い方の塾で1コマ余分に仕事を頂いた方が良いということになります。
遠くて時給が高い方の塾がより多くのコマ数で雇ってくれるのならもちろんそれがベターだとは思いますが、得てして周辺で時給が高めの設定の塾には応募者も殺到するので、教師の数も豊富なことから経験上あまり連続で授業を担当させてくれるようなところはなかったように思います。
私の場合は自宅の最寄り駅の真ん前の塾で教えていたからこそ最後のコマまで担当出来ましたが、少し離れたところや電車で帰らなければならないところだったら、1つ前のコマで終えて出なければ帰宅が毎回22時を過ぎてヘトヘトになっていたかも知れません。
私の例 (21-22歳)
大学→自宅最寄駅下車→30秒で塾着→21:30まで授業→21:40には自宅着(極楽)
家庭教師をオプションとして調整用にすべし!
- 塾講師で不足する分の調整用として利用する場合
- 新たな教科に挑戦する際の、集団指導前の準備運動
火木 塾@自宅隣駅(16:30 - 19:30)→家庭教師@同駅(20:00 - 22:00)
出来るだけ沢山のコマ数を担当することの意味
つまるところ、
- より多くの指導経験を積む(スキルアップのため!)
- より多くの指導人数を確保する(合格実績など履歴書に書くため!)
- より多くの教科指導を経験する(雇用機会を増やす&スキルアップのため!)
と言えるでしょう。
1は、多くの回数を重ねることで熟達していきますから、とにかく体力のある若いうちは1コマでも多く経験しようという気概が後々自分のスキルを引き上げてくれます。
2は、指導人数が多いほどそれだけより多くの進路パターンや保護者タイプと遭遇することになるため、さまざまなケースを経験できます。そして、何より履歴書に箔がつきます。(一般的に指導人数が多い方が、少ないよりも評価される傾向にあります。)
3は、担当可能教科を増やすことに比例してセミプロ以降の受注数も増えてくるため、圧倒的な雇用機会に巡り会えますし、当然スキルも大幅にアップします。
余談 ~交通費はバカにできない~
それと、これは単なるオマケ的な話ですが、例えばメインの勤務先が電車やバスの交通費を伴う場合、同じ駅で家庭教師が受注出来れば交通費がダブルでもらえます(塾の場合は重複していない区間しか支給しないところが多いですが、家庭教師の場合は大抵どこのセンターでも、基本どこから向かおうが自宅から指導先家庭までの往復がもらえるという規定があります)。ちょっとしたボーナスをもらった気分になり、嬉しい瞬間です(笑)。
最後に:効率よく経験を積むために
さてさて、今回も長くなってしまいましたが、もう一度結論です。
パズルのように毎日のタイムテーブルを効率よく組み立てて、人よりも早くからプロとして活躍出来るように準備しましょう!応援しています。
- 塾講師を基盤とすべし!
- 出来るだけ一箇所で複数教科、連続授業を担当すべし!
- 時給よりも距離の近さ(自宅の駅か勤務先の駅)でキメるべし!
- 家庭教師はオプションとして調整用に利用すべし!
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