今回、中学受験グノーブルに合格されたKさんに、合格体験記インタビューをさせて頂きました。グノーブルへの就業をご検討される方はぜひとも最後までご覧ください。
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インタビュアー
二宮 愛美 にのみや めぐみ
学生時代から働くことに興味を持ち、国内外の様々な業職種を経験。2018年に株式会社トモノカイに加わり、大学生、訪日留学生から社会人まで幅広い面談経験を経て、2021年には社会人専門求人サイトの『塾講師ステーションキャリア』をリリース。学習塾業界で働く人のキャリア形成をサポートするため日々勉強中。
目次
・候補者さまについて
・グノーブルに決めた理由
・グノーブルの選考について
・最後に
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候補者さまについて
本日はよろしくお願いします。早速なんですが、自己紹介をお願いします。
50代男性です。学生時代に塾でアルバイトをしており、そのまま塾に就職して1年間正社員として教える傍ら、塾の資材・教材管理をしていたんですけど、実はその頃はWindowsやMicrosoft Officeの出始めだったんです。それらWindowsとMicrosoft Officeを塾に導入して資材管理をしていたんですが、これが面白くなって、実は塾業界からIT業界に転職したんです。
元々教育出身とはいえ、IT業界で就業されていらっしゃったんですね。
IT業界に10年ほど在籍しましたが、一方で就労時間がとても長くて。身体が悲鳴をあげちゃったんですよね。妻から正社員じゃなくてもいいのでは?という声もあって、過去にやっていた塾の非常勤講師をまたはじめたんです。
きっかけは何かあったんでしょうか。
当時悩んでいて。今まで自分が一番輝いていたときって塾講師時代かなと。「教えることってそういえば楽しかったな」と思い出したのがきっかけです。ただ、かなりの年月が経っているので果たして教えられるのか?という不安はあったんですけど、とりあえずやってみるかと。
塾業界に戻ってきたのは大体おいくつくらいのときですか。
塾に戻ったのは36歳あたりでした。大手の塾になんとか受かりまして、2年ほど中学受験を担当させていただいてました。ただ、自分は当時IT業界に戻りたかったので、辞めてしまいました。そんな淡い期待も抱いてIT業界に戻ってはみたものの、残念ながら続かない…塾業界とIT業界を何度も行き来する中、果たしてこれでいいのか、と。
ITに戻りたかったのには理由がありますか。
月並みな理由ですが、報酬がいいからですね。それにIT業界のほうが、塾業界の仕事と比較すると業務内容をよく理解していました。IT業界と塾業界の大きな違いは、じっとして黙々とやるか、動き回るかの違いだと思っていて。身体を使って塾で働いたほうが自分には合っているんだなと、ようやくわかりました。塾業界は報酬はあまり良くないかもしれませんが、やりがいは大いにあるなと思ったんですよね。
非常勤講師ですか、それとも社員として働かれていましたか。
非常勤で働いていることのほうが多かったかもしれません。5年ほど勤めていた塾で「契約社員にならないか」と打診を頂いたことが、大きな転換期だったかもしれません。この業界でできるとこまで、自分が納得できるまでやってみようと思いました。それからはずっと塾業界ですね。
話が変わりますが、今の専門科目はなんですか。
グノーブルで受かったのは理科ですが、それまでは大手中学受験塾で算数を教えていました。正直理科は我流なんですよね。また、グノーブルは教えるレベルも教材の質も、すごくレベルが高いんですよ。なので、今はドキドキしています。
中学受験の領域でずっと活躍されていらっしゃるんですね。
中学受験の問題は「これ子供に考えさせるの?大人でも難しいでしょ!」というようなものも出てくるんですよね。そんな難解な問題を、生徒にどう落とし込めばいいのかを考えるのがすごく面白くて。あとは、生徒自身がすごく素直な子達が多いですね。問題が解けた時に「先生できたよ!」とわかりやすく表現をしてくれるのがすごくいいですよね。
塾業界とIT業界を行き来したのちに、自分に合っていると感じた塾講師に絞り込む。他業界を知るからこそ塾業界で働く意義や楽しさを理解する。
グノーブルに決めた理由
数多くの塾がある中で、なぜグノーブルを選んだのでしょうか。
実は、最初はそこまでレベル高くなくていいかなと思ったんです。自分では、そんな大した経験はしていないと思っていますし。でも、ある塾の面接で「うちの塾じゃ先生のレベルだと、ちょっと簡単すぎませんかね」と言われたことがあったんですよ。そこで気づいたんです。「もうこの歳になると、オーバースペックっていう形でとられることもあるんだな」と。だったら自分も勉強する前提で、難易度の高いところを受けてしまおうと覚悟を決めました。
全体では何社ほど選考をおこなったんでしょうか。
自分で調べて社員で応募したのは大体5社くらいでしょうか。それ以外にスカウトとかも活用させていただいたので、スカウトからの応募なども含めると、多分10社以上は応募していると思います。
動き始めたのはいつ頃からですか。
ありがたいことに転職活動を意識してから、1か月ぐらいで決まりましたね。最初はアルバイトや業務委託での講師も含めて検討していたのですが、まず最初は2~3社応募から、迷いながらではありました。先ほどお伝えしたとおり、途中でレベルの高い塾に挑戦しようと方針を変えて、グノーブルに応募しました。
応募先を選定するにあたって、決めていたこと、軸のようなものはありましたか。
応募しながら決めていったという表現が正しいかもしれません。最初は補習塾的なところもありましたし、いろいろ見て応募していました。さすがにこの歳ですし、選り好みはできないだろうと。ただ想いはやはり中学受験にありましたし、大前提は常勤講師であることが望ましかったですね。教室運営など講師業にはならないものも全く考えていませんでしたね。やはり、講師としてのキャリアを築きたいという想いが強いので。
ハイレベルな塾を求めていたわけではないが、市場的にはハイレベルな人材として認識される。それがきっかけでグノーブルを受けることに。様々な塾に応募する中で、自分にあった塾を見つけていった。
グノーブルの選考について
具体的に、グノーブルの選考はどのように進んでいきましたか。
最初に筆記試験があり、次に模擬授業があります。最後に役員面接という流れでしたね。実は50代になってくると筆記が結構厳しいんです。要はうっかり計算ミスしてしまったりするんですが、実力をここで試されるわけですから。特に同年代の方ですが、筆記試験を突破することがまず一つ大事じゃないかなと思っています。
筆記試験の難しさはどうでしたか。
今まで受けてきた中では中間くらいでしょうか。すごく難しいという印象は受けなかったですが、おそらく点数は悪かったと思います。忘れてしまっている部分があって。
予習はどのくらいの時間をかけましたか。
延べ2時間ぐらいですかね。知識系のところをさらっと見直したのと、あとは少し不安だった部分を見直したくらいですかね。見ておけばよかったな、準備しておけば良かったなっていう、後悔の念がすごくありますね。
模擬授業はいかがでしたか。
選考の中では、模擬授業の方が大事かなという印象があります。元々指定された教材をいただいており、授業準備をしてくださいと指示を受けていました。実際の模擬授業では、どこどこから始めてくださいとか、もう少しここの説明をしてもらえますか、といったように指示をいただいて、60分の授業の中から抜粋して説明する感じですね。私は理科の化学実験の内容を大体10~15分ぐらいでやりました。
しっかり準備をして臨むことが大事ですね。
そうですね。筆記試験の点数が悪かったと思っていたので、模擬授業は挽回しないとまずいなと思って取り組みました。風呂場で予行演習的なことをしましたね。面接では該当教科のトップの方もいらっしゃったりするので、いろいろ科目の細かい点を質問されたりします。きちんと説明できるように準備しておく必要はありますね。
どんな人がグノーブルには向いていると思いますか。
研究熱心であることはすごく大事だと思います。職人のように拘って追求される方がとても多い印象なので。一方で、凝り固まらないことも大事だと思っています。いろいろな方からフィードバックをいただける環境でもあるので、取り入れていく柔軟さも大事です。
筆記試験、模擬授業、役員面接という流れ。模擬授業が特に選考にとって重要である印象。事前に指示を受けている部分は、しっかり予習を行い準備して臨むこと。誠意も伝わる。
最後に
晴れて採用になったわけですが、今はどんなお仕事をされていらっしゃるんですか。
入社したばかりなのでまだやってないことも多いんですけど、授業以外の仕事も少しずつはじめています。例えば入塾試験の対応などですね。入塾試験の結果を各ご家庭にご報告したり、座席表を作ったりなど、生徒管理の業務ですね。
生徒集客も携わるんですか。
これが、グノーブルでは集客電話とかビラまいたりとか、そういうことを社員さんがやっているのを見たことがないんですよ。昔働いていた塾だと、集客は当たり前にありましたけど、グノーブルは全然ないですね。入塾試験があって、すべての生徒さんを受け入れている塾ではないので、そういったことも関係しているかもしれませんね。
今後のキャリアについて教えてください。
近々でいうとまずは理科のプロになることかなと思います。将来的には自分で塾を開いてみたいなって思っています。周りでもお金ためて塾開業したって方とかもいらっしゃいますね。
同じように転職をお考えの方にメッセージをお願いします。
自分の可能性を否定せずに頑張ってほしいですね。特に私は50代ですが、ある意味努力の大事さって我々世代のほうが身に染みてわかっていると思うんです。20代の方が能力は高いにしても、50代の経験による技もあると思うので、上手にアピールしてほしいですね。
確かに、自分の可能性を信じる、否定しないというのは大事かもしれませんね。
そうですね。それに塾業界自体がすごく人手不足なので、それこそ大手さんとかだとなかなか難しい部分もあるかもしれませんが、例えば中堅どころの塾とかだと喉から手が出るほど、社員が欲しい状況のところもあると思います。諦めずに受けていただければ、絶対に自分に合うところがあると思いますね。
ご自身も選考の中でそういったことを感じることもありましたか。
まあ落ちてもここはしょうがないか、っていう切り替えですかね。僕も昔すごいくよくよしてたんですけど、結局追い込んじゃうんですよね。なので現実は現実として受け入れて前に進むことが大事じゃないかなと思います。それに転職は結局相性だと思うんですよね。タイミングもめちゃめちゃあります。多分僕はタイミングが悪かったらグノーブルは落ちていると思います。だから一方でチャンスはいくらでもあると思います。
ちなみにもう現在はIT業界に戻ることは考えていないですか。
今ですか、全然ないです。戻ろうと思わないですね。一つ言えるのはIT業界に甘い期待はしないほうがいいと思います。外から見ればキラキラして見えることもあると思うんですけど、白鳥と同じなんですよ。白鳥は優雅に泳いでいるように見えますけど、水面下ではもがいてますから。未経験OKと言いながら、ある程度の知識は必要なんですよ。僕IT企業で採用をやったことがあるんですが、ある程度の素養やロジカルさは必要です。
どの業界でも、それなりの覚悟をもって、プロ意識をもって、ということですよね。
そうなんです。お金がいいというのは、もちろん専門性が高いということで。ITもプロフェッショナルが多い業界ですよね。教育業界からIT業界への転職を目指すのであれば、まず自分で勉強することをおすすめします。今ってすごく環境が整っていると思うんです。プログラミングも開発ツールもそのあたりに落ちてますから。自分で手を動かしてみる、興味をもって調べてみることが大事です。実際自分で手を動かして、そのうえでその業界の仕事が自分に向いているかどうかを判断したほうがいいと思います。
転職は相性。タイミングが合わなければ採用に至らないことも。異業種も含め、転職を検討する際には、まず自分で手を動かすことが大事。そのうえで自分に向いているか判断すべき。
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