みんなの合格体験記 #10　〜名門会〜

今回、名門会に合格されたKさんに、合格体験記インタビューをさせて頂きました。名門会への就業をご検討される方はぜひとも最後までご覧ください。

 

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インタビュアー

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 二宮　愛美　にのみや　めぐみ

学生時代から働くことに興味を持ち、国内外の様々な業職種を経験。2018年に株式会社トモノカイに加わり、大学生、訪日留学生から社会人まで幅広い面談経験を経て、2021年には社会人専門求人サイトの『塾講師ステーションキャリア』をリリース。学習塾業界で働く人のキャリア形成をサポートするため日々勉強中。

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目次
・候補者さまについて
・塾講師に決めた理由
・名門会に決めた理由
・名門会の選考について
・名門会の研修制度について
・名門会での働き方について
・名門会の校舎の雰囲気について
・最後に　〜今後について〜

 

候補者さまについて

本日はよろしくお願いします。早速なんですが、自己紹介をお願いします。

 

 

大学院を卒業し、塾に就職して4年半ほど就業しました。その後何度か異業界に転職をしたんですが、塾で仕事をするのが自分に1番合っていると考え、30歳の昨年、また塾業界に復帰し、現在は名門会で働いています。

 

新卒で塾にお勤めだったのですね。他の業界に転職したのには何か理由があるんでしょうか。 

 

 

一言でいうと多忙だったからです。それに先輩方の働き方を見ていると、自分もこうなれるかなと違和感や不安がありました。なりたいともあまり思わなかったですし、能力も足りてないと感じたので、これから先も楽しく仕事をできるかというのが疑問でした。

 

その後、他の業界ではどのようなお仕事をしていましたか。 

 

 

人材の営業職であったり、税理士系の仕事をしていました。実は今も日中は別の仕事をしています。広い意味でいうと教育系の仕事なんですが、業務委託で業務の発生があれば受ける形です。

 

 

去年まではずっとサラリーマンというか、社員としてお勤めだったと思うんですが、今はフリーランスなんですね。

 

 

いろいろ働きながら結果的に今こういう状態に落ち着きました。周りにフリーランスの方はいなかったので想像できませんでしたが、前職のとき副業がOKだったので、土曜日だけ近所の塾でアルバイトをしていたんです。それもきっかけかもしれません。

 

今のお仕事のメインは昼のほうの仕事ですか。

 

 

いえ、収入のメインは名門会のほうですね。講師の仕事は夕方からしかないので、昼は穴埋めのような形でしています。業務が入ってきたタイミングだけなので、安定はしていないですね。

 新卒で塾業界に就職後異業界を渡り歩き、最終的に塾業界に復帰。昼間は別の仕事を業務委託として行いながら、名門会での講師業を行うフリーランス。

 

塾講師に決めた理由

そもそも塾を志した、教育に関心をもったのはいつ頃からでしょうか。

 

 

小さい頃から先生になりたいと思っていました。勉強を教えることが好きだったんですね。年齢を重ねるにつれて塾という働き方があることも知り、最終的に大学4年のときに教育実習をやって、学校じゃなくて塾のほうが合っているなと思いました。

 

教育実習に行って、なぜ塾で働く気持ちが固まったんでしょうか。

 

 

学校の先生って部活の指導や生活指導など、バランスよくやっていかないといけないというのがあって、自分としては勉強で引っ張っていくような形でやっていきたかったので、塾に行くことにしましたね。

 

異業界も経験され、現在塾業界に戻ってきたわけですが、何かきっかけはあったのでしょうか。

 

 

別の業界で全然成果が出なかったんです。よく上司から「考えて行動しなさい」と言われていたんですが、自分では考えているつもりなんです。そんなとき、塾で働いていたときは成果が出せていたことに気が付きました。自分の強みが当てはまっていないと成果も出せないなぁと。

 

業界によって重視する成果のポイントも違うのかもしれませんね。

 

 

一般的な会社だと売上を重視しますよね。もちろん塾も民間なのでそうですが、塾で働く人たちは、売上よりも勉強を通じた成果に興味をもっている人が多い印象があります。生徒が満足してくれるから売上が伴うわけで、やはりその本質を大切にしたいと思います。

 

ちなみに、昨年までずっと正社員としてキャリアを積んでこられたと思いますが、塾業界に戻る際に正社員という選択肢はなかったのでしょうか。 

 

 

新卒の時に勤めていた塾が比較的働きやすい塾だったと思っているんですが、その塾でさえ継続勤務することができなかったので、同じように正社員として戻っても多分長続きしないと思っていました。でも、教える仕事だけであればできそうだなと思って。

  

なるほど。では自分に向いているのは教えること、ということでしょうか。

 

 

そう思います。教えることが好きですし、授業やってる時間が1番好きですね。これまで様々な働き方をしたことで自己分析ができました。塾で教える仕事というのが1番合ってることは間違いないなと思ったので、指導の面でスキルアップできたらいいなと考えました。

 

売上のために働いてもなかなか成果を上げることができなかった。異業種含め、様々な働き方をしたことで自己分析が進み、教える仕事が自分に一番合っていると気が付くことができた。 

名門会に決めた理由

教える仕事とは言っても様々な塾がありますが、どうやって勤務先を決めたんでしょうか。

 

 

とりあえず近隣の塾でたくさん応募しました。5社くらいだと思います。通える範囲でと思っていたので、正直選択肢は多くなかったですし、早く働きたい気持ちが強かったので、とにかく応募しました。

 

その中に名門会も含まれていたわけですね。志望度合いはいかがでしたか。

 

 

最も時給が高かったのが名門会だったので、正直それが理由でした。ただ、入ったはいいものの、生徒を紹介してもらえない心配もあったのですが、有難いことにすぐ勤務開始することができました。

 

他の塾でも合格はされていたんでしょうか。

 

 

そうですね。合格したものの、どの塾も「案件が発生したら依頼します」と説明されていました。合格したタイミングはほぼ一緒だったんですが、真っ先にご連絡をいただいたのが名門会だったんです。そのため、他の合格した塾は辞退させていただきました。

 

Kさんはとてもタイミングが良かったんですね。

 

 

まずは何かしら働く必要があると思っていたので、最初の案件の発生が他の塾だったら、そちらで働いてた可能性もあります。他の塾や家庭教師の掛け持ちも考えていたんですが、タイミングよく序盤から生徒をお任せいただけたので、名門会中心で仕事を進めることができています。

 

とにかく選択肢はすべて応募した。その中で名門会が最も時給が高かったため、志望度は高かった。ただ、最初に案件を紹介してくれ、最も早く勤務できたことが名門会に決めた理由。

 

名門会の選考について

次に、求職活動についてお伺いできますか。

 

 

前職の有休消化期間中に応募を始めて、塾から電話やメールでご連絡をいただきました。比較的名門会の対応は早かったですね。

 

名門会の選考はいかがでしたか。

 

 

私の場合は、応募した翌日にお電話をいただきまして、履歴書と職務経歴書をメールで送ってくださいと言われましたね。あとは面接の日程調整を行い、当日試験があることと受験科目も聞かれました。電話で選考の流れを教えていただいた感じです。

 

試験もあったとのことですが、面接当日までに何か準備したことはありますか。

 

 

実は難易度について質問をしたんですが、「大学入試レベルです」と言われました。これは厳しいかもしれないと思い、1冊問題集を買って毎日1～2時間くらい勉強をしていました。

 

当日の選考はいかがでしたか。

 

 

応募先の校舎へ行き、まずは校舎の方が用意してくれたPCで担当の方とオンラインで面接をしました。その後、校舎の方から試験を渡されて、こちらは手で解きました。面接が30分くらい、試験が1時間だったので、合計2時間弱くらいで選考は終わりましたね。

 

選考を受けてみて、ご自身の所感はいかがでしょう。

 

 

試験を受けたときは、正直できなかったなと感じましたね。名門会の試験を受ける前に、他の塾の選考で同じように筆記試験を受けていたんですが、それより難しく感じました。自己採点は6割くらいでしょうか。

 

面接はいかがでしたか。

 

 

面接はどちらかと言うと、名門会の会社についての説明を受けたような形になります。履歴書に沿って、学生時代どういうことをやっていたのか、以前の塾ではどのような業務をしていたのかといった話でしたね。指導可能科目についての話もしました。

 

選考が終わってから、次のご連絡はいつでしたか。

 

 

2〜3日経ってから合格の通知をいただき、そのときに案件があったらまたご連絡しますと言われていたんですが、その後すぐに応募した校舎から連絡がありました。「ご紹介したい生徒さんがいます。今週からスタートしたいので明日研修来れますか。」とバタバタした感じでした。 

 

履歴書送付、筆記試験、面接を実施。全体で2時間弱で1日で終了する。筆記試験は他の塾より難易度が高いように感じる。最初の連絡から合格通知までスムーズ。

 

名門会の研修制度について 

 

研修についてもお伺いできますか。

 

 

研修は2時間ほどで、業務フローや事務的な生徒レポート、勤務中のルールなどを教えてもらったりしました。あと、授業するにあたってのハラスメントに関する注意を受けたりとか、生徒情報を教えていただきました。授業に関する指示は受けませんでしたね。

 

他社だと研修で模擬授業があったりしますが、そういった授業に関する研修はないんですね。 

 

 

他の方はわからないですが、私はなかったですね。経験者だからかもしれませんが、「先生のお好きなように」というような雰囲気ですね。

 

授業については自由度が高いということですね。 

 

 

そう思います。完全個別指導ですし、生徒さんに合わせた授業を考える必要があるので、体系的な研修はないのかもしれません。使用するテキストも基本的には生徒のものや、塾に用意してあるテキストがたくさんあるので、好きに使用できます。

 

きっちりカリキュラムが決まっているよりも、自由度が高い方がご自身には合っていますか。 

 

 

どうですかね…正直塾に用意してあるテキストが多すぎて最初は困りましたね。どちらかというと好きにやっていいと言われる方が困るかもしれませんが、生徒さんの情報さえ聞ければ目的に応じて授業を考えられるので、どちらでも大丈夫ですね。

 

業務フロー・社内ルールなどについては細かく整備されている。個別指導のため授業に関する研修はなく、自由度が高いため、講師の裁量で授業を組み立てていく必要がある。

 

名門会での働き方について 

今のお仕事のご状況はいかがですか。

 

 

週1コマ×5名の生徒を受け持っているので、週に3～4日出勤しています。私の場合、中学生3年生が1番多いですね。校舎自体にはもちろん小学生もいますが、割と中高生が多い印象です。

 

働いてみて、名門会が他の塾と違う点はありますか。

 

 

他の塾とは異なり、専属で見れる点が違うと思います。名門会は専任制なので、その場限りの授業ではないというか、生徒のことを長い目で見れるのは良い点だと思いますね。それに、講師は授業に専念し、授業以外の部分は社員の方が請け負ってくれる点も異なると思います。

 

なるほど。通われている生徒にも違いはあるのでしょうか。

 

 

レベルの高いイメージがありますが、生徒には大きな差はないように思います。私の場合は、まだ入社したばかりということもあり、基礎・基本から教える生徒も受け持っています。ただし、教育熱心な保護者の方が多い気がしますね。

そういう意味では、講師としてプレッシャーを感じることも多いですか。

 

 

テストの結果が出るまでは生徒と同じで、ドキドキしています。大丈夫かなあと。でも、面談は社員の方が間に入ってくださるので、プレッシャーという意味では軽減されるかもしれません。

 

ご自身が普段の指導の中で気を付けていることはありますか。

 

 

生徒や保護者のニーズをきちんと押さえることでしょうか。社員の方ともそのあたりは話しますし、生徒本人にも聞きますね。専門以外の科目の指導依頼をいただくこともありますが、可能な範囲でお受けしています。

 

専門以外の科目を受けることにご苦労もあるかと思いますが、どのようにお考えですか。 

 

予習が必要になることもありますが、そのあたりはあまり苦に思わないです。長い目で見れば、ここで勉強した知識も、塾業界にいればいつか役に立つと思っているので、専門以外の科目も含めてスキルアップしていきたいです。

 

生徒を専属で担当できるため、長い目で見れるのが良い点。基礎・基本から教える生徒も多いが、他の塾より勉強熱心な方が多く、受験生を受け持つことも多い。

 

名門会の校舎の雰囲気について 

校舎に所属している方は何名くらいいらっしゃるんでしょうか。

 

 

私の校舎の場合、社員の方は多いときで1日3名くらいです。業務委託の先生達は、正確にはわからないですが、会ったことがあるのは10名くらいですね。

 

校舎の雰囲気、社員の方との関係性はいかがでしょう。

 

 

雰囲気はいいと思います。社員の方とは業務連絡のやり取りが多いですね。生徒面談は社員の方が行うので、「この前保護者の方と話したらこういう要望があったよ」など、校舎に行く度に毎回共有してくださいます。

 

毎回共有してくださるんですね！

 

 

結構マメにご家庭に連絡しているようです。授業は私が担当し、授業以外は社員の方が担当という形で、完全に分業制になっています。もちろん、私から授業報告や今後のカリキュラムの提案を社員の方にすることもあります。

 

分業制は講師としては働きやすい環境でしょうか。

 

 

そうですね。やはり正社員で授業を持ちつつ、事務作業もして…というのが普通だと思うので、そこを思い切って分業しているというのは社員の方にとっても働きやすい環境かなと思います。

 

他の先生たちとの横のつながりというのはあるんですか。

 

 

同じ生徒を見ていたりするので、情報共有として生徒の現状を話すことは多いです。挨拶もしますし、比較的雑談とかもしやすい環境かなとは思います。

 

家庭教師としてご自宅もしくは校舎での指導になると思うんですが、ご家庭に行くこともあるんでしょうか。 

 

あるようですが、私の校舎では、校舎に来ている生徒が多いです。なので家庭教師というより個別指導と変わらないと思います。ちなみに私はまだご家庭には行ったことはありません。

 

他の校舎に行く可能性はあるんでしょうか。

 

 

可能性としてはあるみたいです。私の校舎でも特定教科の先生が足りなくて、他の校舎の先生が来ていることがあったようです。ただ、そこまで多くはないと思います。

 

社員と講師で業務を分業しているため、講師は授業に専念できる環境。校舎の雰囲気もおだやかで、情報共有も盛んに行われているため、働きやすい環境だと言える。

 

最後に　〜今後について〜

今後のキャリアについてお聞かせいただけますか。

 

 

今の目標は、まず時給換算したときの自分の単価を上げていくことです。名門会でも今後難関大学を目指すような生徒さんを受け持ったりとか、昼間のお仕事でも単価の高い仕事を受け持てるようになりたいなと思っています。

ロールモデルになるような方は周囲にいらっしゃいますか。

 

 

同じように教える仕事に専念をしていてベテランの先生はいらっしゃいます。そういう意味では指標にしやすいかなと思います。

フリーランスとしてのキャリア形成ということですね。

 

 

フリーランスになってまだ半年くらいなのでなんとも言えないですが、会社勤めしていると精神的に大変なことも多くあったので、この働き方のほうが心には優しいと思います。ただし、安定して稼げることが大事だと思うので、そのための日々の自己研鑽は続けていくつもりです。

 

フリーランスの働き方は心に優しいと感じる一方、安定しておらず厳しい世界である。そのため日々の自己研鑽を欠かさず、自分の授業単価をあげていくことが目標。 

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