こんにちは!大学受験の数学IIIと古典以外は全教科指導経験のあるベテランオールラウンダー講師、平山(♀)です。
中学受験生から大学受験生に至るまでの全教科を長きに渡って指導して来て、確信していることがあります。それは、
「専門教科が何であれ、今の時代に塾講師で生計を立てるなら英語は必ず指導出来るようにしておくべきだ」
ということです。
担当教科の教員免許を所持していなければ応募が出来ない学校教員と違って、塾講師の場合は「出来ます」と申し出ればどの教科でも担当することが可能です。
しかしもちろん、自身がその教科を極めていないのに指導することは出来ません。
とはいえ、全教科を担当出来ると申し出ている私ですが、家庭教師でも塾講師でも、依頼が入るものの実に8割近くは英語だけ、ないしは英語+もう1教科という実情です。
裏返して考えれば、英語を指導出来ていなければ、これまで戴いた仕事の8割を取り逃がしていたのだ、とも言えます。
もしそうであれば、塾講師だけで生計を立て続けることは困難でしたので、34年もこの仕事を継続出来なかったと思います。
ということで、今日は「塾講師として英語を指導出来るようにしておくこと」は
- 本当に誰にでも可能なのか?
- 現在は英語を指導する自身がない人は、どういうことを習得すれば指導出来るレベルになれるのか?
についてお話ししてみたいと思います。
目次
・英語関連の依頼が必須なワケ
・英語を指導することは本当に誰にでも可能なのか?
・現在は英語を指導する自信がない人は、どういうことを習得すれば指導出来るレベルになれるのか?
・おわりに
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英語関連の依頼が必須なワケ
本題に入る前にまず、英語関連の依頼が必須である理由を挙げてみましょう。
- 高校受験、大学受験(特に大学受験)においては英語の配点が高い
- 文系でも理系でも、ほとんどの学校で英語は試験科目となっている
- 高校でも大学でも、専攻に関わらず英語の授業は全教科の中で最も多い
- 就職の際にも英語の試験や資格証明書の提出を求められることが多い
これらのことからも容易にわかるように、受験せずとも英語の成績をある程度取ることは進級や卒業の必須条件とも言えるでしょう。英語が嫌いだろうが将来海外に行く予定が一切無かろうが、関係ないのです。
英語を指導することは本当に誰にでも可能なのか?
しかし、塾講師の中にももちろん、英語は比較的苦手で、極力英語は避けて通ってきた、という方もいらっしゃるでしょう。
そんな方でも本当に英語を指導することは可能なのでしょうか。
私は可能だと思います。なぜなら、塾講師という仕事を選ばれる方々はこれまでに何度かご自身で受験も乗り越えられ、学校でも教科にかからわず結果を残してこられているはず。
そして何より「教えることが好き」な方が多いと思うからです。
「教える」ということについてはどの教科も私はコアな部分が共通していると考えており、苦手を克服したくて習いに来ている生徒たちに、自分の経験をもとに、どういう風にしたら解らなかったことが今よりも解るようになるのか、のアイデアを提供することだと考えています。
したがって、むしろその教科が苦手で、そこを克服した経験の方が、得意な教科をスラスラと教えていることよりも生徒側にとっては、具体的な克服方法がわかってありがたかったりするものです。
そういう意味では、過去に英語を学んできた人なら、教える気持ちさえあれば誰でも教えることが出来る教科が英語だと、私は思っています。
現在は英語を指導する自信がない人は、どういうことを習得すれば指導出来るレベルになれるのか?
とは言っても、ブランクもあるし、どうしても今のレベルでは教える自信がない、という方もいらっしゃると思いますので、具体的にどういうことを習得すれば指導出来るレベルになれるのか、について書き出してみたいと思います。
- とにかく5文型を復習して、確実に理解しておく
- 自分で新中問の基礎編・発展編の中2〜中3をやる
- トラ○イットなどの映像授業で自信がない単元を克服する
あとは指導する前に軽く予習をする程度で全然問題ないでしょう。
このように言い切れるのは、以下の「英語という教科の特性」がある為です。
- 日本以外では「教科」(=勉強して習得するもの)ではなく「コミュニケーションツール」である
- 英語圏の国では幼児も話す言葉なので、数学のように「熟練しか解けない難問」を作れない
- 誰でも理解出来る最低限のルールがあり、それにさえ則っていれば満点も十分可能
いかがでしょうか?やってみたら出来そうな気がしませんか?
少しは「英語も教えてみようかな?」という気持ちになって頂けたのなら嬉しい限りです。
おわりに
さて、最後に余談となりますが、冒頭でもお伝えしましたように、私はほぼ全教科を指導して来たのですが、そのことを活用して以下のような指導をしたことがあり、多くの生徒に好評でしたので一部ですがご紹介したいと思います。
- 漢文の書き下し文を英語に書き換え、英語で品詞分解し、その品詞分解と漢文の品詞分解を比較する(→ほぼ同じ!)
- 理解しづらい現代文の文章を英語に全訳してみると、とてもわかりやすくなる!
- 英語で書かれた生物の教科書を入手し、全文を和訳する(英語と生物の勉強が一気に片付く!)
- 古文の文章を英訳しようとしてみる(主語と動詞が書いてなさ過ぎて、全く英訳出来ない!)
複数教科を指導していると、こういったかけ合わせで楽しむことが出来て飽きません。ぜひそういった楽しみも含めて生徒さんたちに伝授して行ってあげて下さいね。
本日もご清読、誠にありがとうございました!
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