30代教員は遅い?転職を成功させるポイントを解説
30代で教員をしているが、仕事に不満を持っていたり将来のことを考えて転職しようと1度は思ったことがありませんか。しかし「転職はもう遅いのでは?」と不安に感じている人も少なくないはずです。
この記事は30代教員からの転職について、「そもそも転職できるのか?」「転職する理由」「30代教員からの転職デメリット」「転職でおさえておきたいポイント5選」「30代教員のおすすめ転職先」 の5つについて紹介します。
どの内容もとても重要なので、ぜひご一読ください。
目次
●30代教員からでも転職可能?
●30代の教員が転職をする主な理由
●30代教員から転職するデメリット
●転職時に注意するべき5つのポイント
●おすすめ転職先
●まとめ
▼LINE就職・転職サポートを始めました!塾の正社員への応募を迷っている方、選考のサポートを受けたい方はぜひお友だち登録してみてください!▼
30代教員からでも転職可能?
転職したいなと思っても「そもそも自分と同じ30代で転職している人がいるのか?」「教員から全然違う他業種に転職できるのか?」と不安に思う方も多いでしょう。ここではそれぞれについて統計データと一般的な転職事情から紹介します。
30代教員の転職人数について
30代で転職をする教員は一定数います。令和4年度学校教員統計調査のデータから推定値を算出したところ、1年に約2,100人の教員が転職を理由に離職しています。同様の方法で計算したところ20代は約2,300人と大きく変わらず、40代は約1,400人と大きく減少しています。
参考:文部科学省 令和4年度(中間報告)学校教員統計調査
未経験の業種へ転職は可能?
30代以降の転職は可能ですが、20代と比べ難しいといわれています。難しい理由は、未経験可の求人が20代を対象としている場合が多いからです。一般的に30代以降の転職は企業側が即戦力な人材を求めています。ただしこれはあくまで一般的な傾向であり、十分なアピールがあれば採用される可能性は十分あります。
未経験業種の選考を通過するためには、他の候補者との差別化が必須といえます。選考では自身の強みや価値を明確に伝えて、企業に魅了をアピールすることがポイントです。そのためには自己PRなどの準備がとても重要です。
30代の教員が転職する主な理由
転職する理由は人それぞれありますが、ここでは30代の教員が転職する主な理由について紹介します。
プライベートの時間が少ない
仕事の拘束時間が長いため、自分の時間の確保が難しいです。教員は朝早くに出勤し、日中は授業や生徒対応、夜に事務作業を行う働き方で長時間働いています。加えて、部活動の顧問を担当している場合は、土日も拘束されています。
これらの要因から不満を感じ、ライフワークバランスを実現するために転職をする人が多い印象です。また30代になると20代と比べて体力が落ちるので、健康を考慮して転職を検討する人もいます。
教師という仕事に飽きた
仕事に対するモチベーションが低下して、転職を考える場合もあります。民間企業の場合、営業から人事への配置転換や出世による現場からマネジメントへの移り変わりがあります。そのため段階ごとに仕事内容が変わる機会があります。
しかし教員の場合はそういった機会が少なく、民間と比べて代わり映えがしないと感じる人がいます。
子育ての両立が難しい
30代になると家庭を持つ人が増えてきます。一般的にどの家庭でも子育てと仕事の板挟みになりがちです。教員の場合、プライベートの時間の時間が少ないので、子育てとの両立のために転職をせざるを得ない場合があります。
30代教員から転職するデメリット
多くの人は転職するときにメリットと合わせてデメリットを考えるはずです。ここでは30代の教員が転職する際に注意すべき2つのデメリットを紹介します。
年収が下がる
年収が下がってしまう主な理由は教員の平均年収が他業種と比べて高いからです。厚生労働省の統計より教員の平均年収は日本の平均より292万円も高く、教員から転職すると年収が下がってしまう場合が多いと言われています。
もうひとつの主な理由は年収水準が低い未経験転職になりやすいためです。教員の仕事自体、特殊なため他の仕事で転用できるスキルや経験が少なく、転職先の企業から未経験と同条件扱いになる可能性があります。
社会的な信用が下がる
住宅ローンが手続きが難しくなるなど、以前なら簡単に手続きできたものが厳しくなってしまう可能性があります。
転職時に注意するべき5つのポイント
転職する際に抑えるべきポイントを5つ紹介します。以下の内容をしっかりと準備できていれば30代からの転職が成功に近づきます。ぜひ読んでください。
転職の目的を明確化する
目的を決めてないと転職が失敗する可能性があります。「転職先でどんな仕事をしたい」、「現状不満に思っていること」など自身の転職する動機を言語化できていないと、転職後のミスマッチが起こりがちです。その結果、転職に失敗したと感じることがあります。
そうならないために事前の準備が重要です。まずは改善したいこと叶えたいことを具体化するところから始めましょう。目的の具体化には自己分析がおすすめです。
自己分析の方法はどの世代も共通している部分が多いので、詳しいやり方については以下の記事をご参照ください。
【体験談あり】教員(教師)から他業種へ転職できる?おすすめ転職先を紹介
企業が何を求めているのか把握する
なぜ企業が求めていることを把握する必要があるかというと、これが選考の通過率を上げるポイントだからです。選考の通過率は、企業側が求めているポイントに合致したアピールの次第で大きく変わります。ここは他の候補者と差をつけるためにとても重要です。
ポイントを探す方法は応募する求人詳細や企業の公式ウェブサイト、ブログ、また実際に選考を受けた人が書いた体験談などの読み込みがおすすめです。
自身の経験を整理をする
これは企業へ提出する書類に記載するため必要です。履歴書や職務経歴書が挙げられます。
また面接でよく聞かれる質問の一つである自己PRを考えるとき、自身の経験を整理しておくと、自身の強みを面接官にうまく伝わります。
仕事を辞めずに転職活動をする
転職活動が長期化すると懐事情によって、生活が苦しくなる可能性があります。経済的なリスクを考えて、可能であれば仕事をしつつ転職活動をすることをおすすめします。
特定の業種にこだわりすぎない
転職活動が長期化する可能性があるからです。人気の職種を希望している場合、転職活動が進まず長期化する原因に繋がります。
1つの業種に絞らず複数の業種をターゲットすることも転職活動の戦略としておすすめです。
▼LINE就職・転職サポートを始めました!塾の正社員への応募を迷っている方、選考のサポートを受けたい方はぜひお友だち登録してみてください!▼
おすすめ転職先
「転職を考えているが、まだ業界・職業選択が決まっていない方」や「希望の職業があるが、選考がうまく進んでおらず他職業の検討を考えている方」も少なくないはずです。そんな方々は以下の職業を転職先の候補に考えてみてください。
塾講師・家庭教師
いわゆる塾の先生です。おすすめをする1番の理由は教員の経験を活かすことができるためです。塾講師や家庭教師の仕事は教員時代の指導経験を転用できて、指導相手も今と同じ生徒のため、独自の強みを活かすことが可能でしょう。
また教員から転職した後のギャップが他の仕事と比べる低いと言われています。
営業職や事務職など多くの業界にある職種
教育・不動産・製造など様々な業界に存在しているので、応募できる幅が広がります。特に教育関係であれば教員での経験が評価される可能性があります。ただ1つ注意する点は、事務職は人気のある職種なので他の候補者と比較されて選考が上手くいかないケース多いです。
IT系の職種
インフラエンジニア、ネットワークエンジニアなどが挙げられます。IT業界は令和6年1月現在、IT系の有効求人倍率は高い状態のため売り手市場の業界といわれています。そのため未経験でも転職が他の業種と比べて成功しやすいと考えられます。昨今、ITエンジニアの人手不足ともいわれているので、この先さらにIT人材が求められてくると予想されています。
まとめ
本記事では30代教員の転職について、「30代から転職は可能?」「転職する理由」「転職のデメリット」「おさえておきたいポイント」「おすすめ転職先」について紹介してきました。
おすすめ転職先でご紹介した塾講師や家庭教師に興味を持ったけど、求人やより詳しい情報をどこで調べたらいいのかわからない人も多いのではないでしょうか。
そんな人には塾講師や家庭教師の情報収集には塾講師ステーションキャリアの活用をおすすめします。
塾講師ステーションキャリアは塾講師や家庭教師専門の求人サイトです。会員登録することで採用時にお祝い金がもらえたり(※)、あなた専用のスカウトメールが届きます。
今すぐの転職を考えていなくても転職活動は事前の準備次第で成功の有無が決まります。後で後悔しないためにもぜひ活用してみてください。
※一部の求人でお祝い対象外のものもございますのでご注意ください。
▼LINE就職・転職サポートを始めました!塾の正社員への応募を迷っている方、選考のサポートを受けたい方はぜひお友だち登録してみてください!▼
あわせて読みたい関連記事
この記事を読んだ方におすすめの関連記事をご紹介します。
【20〜30代の若手歓迎】未経験×研修制度が充実した転職におすすめな塾を紹介!
20〜30代の若手にオススメな、「未経験歓迎」「研修制度充実」「大手」で、正社員採用をしている塾や予備校をご紹介。
塾の新人正社員の1日スケジュール:授業以外に何してる?
塾講師1~2年目のときの実際のスケジュールをご紹介。
【例文あり】教員の転職で使える強みを紹介!伝え方のコツも解説
教員の代表な強みと例文紹介、面接で聞かれた際のポイントと注意点をご紹介。