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求人媒体徹底比較! 紙とWebどちらを使う?

2015/03/20

塾講師の募集に適した求人媒体は?

 学習塾を経営するうえで何と言っても欠かせないのが講師です。自社Webサイトや卒業生のつてなどは例外として、一般的には求人広告へ出稿し、募集することになりますが、求人広告と一言で言ってもタウン誌や大手求人雑誌、Web媒体など、多岐にわたります。今回はそれぞれの媒体と特徴について紹介しようと思います。

主に塾講師を募集する際に用いる4つの求人媒体

 塾講師の募集にあたって、利用が考えられる求人の種類は大きく分けて4つになるのではないでしょうか。①新聞の折り込み広告やタウン誌など、地域コミュニティに特化したもの②駅やコンビニで見かける大手求人広告フリーペーパー③アルバイト総合求人サイト④学習塾に特化した求人サイトの4つです。今回はこれらを比較しながら、それぞれの特徴を追っていきたいと思います。

 

メリット

デメリット

①新聞広告やタウン誌

・比較的低コストで大量に発行が可能。

・メインターゲットとなる大学生のライフスタイルにそぐわない可能性

②求人広告フリーペーパー

 

・大規模な設置個所

・多種多様なターゲットへの発信が可能。

・費用がそれなりに掛かる

・学習塾の求人としては情報の発信範囲が広すぎる可能性。

③アルバイト総合求人サイト

・多くの閲覧数。

・他の業種も選択にいれる多様なユーザーからのアクセスが期待できる。

・費用がそれなりにかかる。

・講師の質が未知数。

④学習塾に特化した求人サイト

・費用を安く抑えられる。

・教室が希望する人材が集まりやすい。

・サイトの閲覧数は③と比べると低い。

・もともと学習塾で働くことに興味が無い層は取り込みずらい。

①新聞広告やタウン誌など、地域コミュニティに特化したもの

 よく新聞の折り込み広告などで見かける求人広告は、比較的低コストで出稿が可能であることがメリットです。それぞれのブランドによりますが、だいたい首都圏ですと数万~10万規模の発行部数で料金は1度の出稿で数万円~5万円程度が相場のようです。一般に、一度出稿してしまえば何人採用しても採用課金制などはありませんから、採用単価は一人あたり1万円程度といったところでしょうか。低コストながらも、近隣エリアに特化してある程度まとまった広告が可能ということが強みです。

 一方、デメリットとしてあげられるのは、大学生などをターゲットとしたい場合はあまり効果が期待できないことです。大学生の生活拠点は自宅付近よりも大学近辺であることが多いこと、新聞をとらない学生も多いなど、新聞の折込などに入っている紙媒体の求人広告を目にする機会が低いと想定されること、デジタル世代の現大学生は求人を探す際に紙媒体ではなくスマートフォンやタブレット端末を用いてWeb媒体を見ることが多いこと、などの理由からこちらが想定しているターゲットにしっかり情報が届かない可能性が挙げられます。ただし、現在では同時にWeb媒体も運営しており、同時掲載する企業もあるようです。

 

②駅やコンビニで見かける大手求人広告フリーペーパー

 駅やコンビニのラックでよく見かける大手求人広告フリーペーパーは、そのブランド力と広域へ一気に求人広告を出稿できることがメリットです。発行部数はタウン誌とほぼ変わらないものも中にはあるものの、設置個所は数百~数千におよぶコンビニや主要駅などで、居住地域や生活スタイルに縛られない多種多様なターゲットに対しての情報発信が可能です。

 一方、デメリットとしてあげられるのはその媒体力ゆえ、コストが高くなってしまうことです。首都圏ですと一度の出稿で10万円前後の費用がかかるものもあるようで、地域密着型の学習塾からしたら本来必要のない範囲までに情報を発信してしまっているがためにその分本来節約できた費用が発生してしまっていると捉えることもできそうです。

 

③アルバイト総合求人サイト

 アルバイト総合求人サイトとは、ここでは塾講師のみならず様々な職種を扱うWeb媒体の求人広告を指します。メリットとしては職種問わず求人を扱っているため規模が大きく、比較的サイトの閲覧数が高い媒体が多いことです。掲載されている求人の職種は多岐にわたるため、アルバイトを考えている様々なユーザーからのアクセスが集まります。

 一方、デメリットとしてあげられるのは、若干コストが割高になってしまうことと、一度会員情報を登録してしまうと様々な求人に気軽に応募できてしまうため、人材の質の担保ができないことが挙げられます。さらに、気軽に応募できてしまうが故にせっかく応募があってもその後連絡が付かないなどの残念な結果に終わってしまうこともあるようです。閲覧数や規模など、サイトの力に応じて掲載費も上がっていきますので、以下で紹介する④の部類のWeb求人媒体よりも費用は割高となり、1度の掲載で安くて5万円、名の通った媒体の場合10~20万円程度の費用が掛かるようです。また、必ずしも塾講師を最初から希望していた方が応募してくるとは限らない点にも注意が必要です。様々な職種を比較検討しながら塾講師を選択した場合、仕事のやりがい適正よりも金銭的魅力にひかれて選択をしている場合も多いと思われます。

 

④学習塾に特化した求人サイト

 塾講師ステーションなどのように、学習塾に特化した求人を扱うWeb媒体もあります。メリットとしてあげられるのは、こちらが意図するターゲットにピンポイントで求人情報を発信できることです。もともと学習塾で仕事をする意欲のある方が検索をして閲覧しますので、他の媒体に比べると求人側と求職者側のマッチングはかなり高いと思われます。また、価格帯もアルバイト総合求人媒体と比較するとかなり低価格であるのも魅力の一つです。

 デメリットとしてあげられるのはアルバイト総合求人媒体に比べると閲覧数の絶対数は下がってしまうという事実があります。最初から塾講師として働く意欲があった方の応募は期待できますが、様々な職種を検討している方(特に、当初塾講師という選択肢を念頭に入れていない方)に塾で働くことの魅力を伝えることは難しいと言えるかもしれません。

 

どんな媒体が最適かは塾の規模、求人ターゲット層、立地条件などに左右される

さて、以上4つの求人媒体についてそれぞれの特徴を見てきましたが、一概にどれが優れていると言い切れるものでもありません(もちろん塾講師ステーションは自信を持って皆様にお勧めしますが)。各教室の立地や、地域コミュニティとのつながり、求めるターゲット層、運営教室の規模など、さまざまな要素を考慮し最適な求人方法を選択する必要があるといえます。

 塾講師ステーションでは他の方法で求人広告を出稿しているがなかなか集まらない…といったお問い合わせも数多くいただきます。もし学習塾の求人掲載についてお悩みがあるようでしたら、ぜひ一度お問い合わせ下さい。

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