【良い先生って?】生徒の信頼を勝ち取る良い塾講師とは?
良い塾講師とはどんな講師なのか?
*塾講師の皆さんが教えるということを楽しんでもらう為の教え方のヒントやアイデアを提案していくさくラボ*
記念すべき1回目は「良い先生とはどんな先生なのか?」についてです。
塾講師をやっていく上で自分はどういうスタイルでどんな授業を展開していこうか、誰しも一度は悩んだことがあると思います。どうせなら生徒から人気のある先生になりたいですよね?私もそう思います。
では生徒に好かれる一番の方法は?絶対に怒らないことです。自分が生徒だったら宿題を忘れてしまったときに凄く怒る先生と「次持ってきてね」と優しく言ってくれる先生どちらが好きですか?普通は怒られたくないですよね?
じゃあ怒らなければいいのか!いいえ。それは違います。なぜなら・・・
塾は成績を上げるために通うところ だからです。
宿題を忘れてきても良かったら誰も宿題なんてやってきませんよね?そのような状況で成績は伸びますか?むしろ確実に下がるでしょう。それでは、塾に通っている意味がなくなってしまいます。ただ生徒に好かれるだけの先生では意味がないと書きましたが、自分が生徒だったらわかりやすく優しい、面白いなど自分に合った先生のことは好きですよね?つまり、生徒に好かれることは必然的に良い先生の条件の一つになるのです。そこに塾講師の本来の役目である成績を上げるという条件が加われば自分が理想とする良い先生に近づけるのではないでしょうか?
では、生徒に好かれ成績も上げるそんな素晴らしい先生になるためには何をしたら良いのでしょうか? 具体的にご紹介していきましょう!
最初の5分の雑談からその子の授業スタイルを決めよ!
私自身が個別指導を担当しているので個別指導の場合の教え方に偏ってしまうかもしれませんが根本的なことは個別指導、集団指導共に変わらないと思うのでぜひ一読下さい。
あなたは今、生徒に挨拶をしてから何分後に授業を始めていますか?雑談こそ無駄じゃないか!そういいたくなる人も多いと思いますが、一時間の授業だとして5分雑談して55分集中し取り組むのと、5分集中して55分あまり勉強していない状態どちらが望ましいですか?もちろん前者ですよね?この雑談には以下の効果があります。
- 勉強モードに頭を切り替えさせる
- その子の性格を分析しその子に合った指導法を考えられる
雑談から分かった性格別に授業を進行する
成績を上げるにはまず分かりやすい授業をすることが必須です。
しかし、自分の教え方がある子にはわかりやすくても他の子にもわかりやすい授業になっているとは限りません。それは仕方のないことです。だからこそ、一つの指導方法に固執するのではなく生徒一人ひとりに合わせて指導方法を変えることが大切なのです。
その時に必要になってくるのが先ほどの「雑談」です。雑談中に指導方法を考えると書きましたがどのように性格によって指導法を変えるのか例を挙げて説明します。
(例1、大人しく雑談も質問すれば答えるが生徒からは話してこない場合)
・説明をまず始めにして、問題を時間制限付きで黙々と解かせる。
→大人しい生徒や自分からあまり話してこない生徒には無理に話しかけず、問題を解かせるなど1人でできる作業の配分を多めにしましょう。しかし1人でやる作業はだらついてしまうので時間制限を設けましょう。
(例2、雑談も積極的に話してくるが集中力に欠けている場合)
・説明中に理解しているか質問して問題数を少なく指定し解かせる。
→雑談中も自分からどんどん話してきてくれるが集中力に欠けるような生徒は例1のような生徒とは違い説明をまとめてしても殆ど覚えていないか聞いていないことがあるので、きりの良いところで一度説明をやめて説明したところを理解できているか確認するようにしましょう。また問題も多く出しては解いてる途中で集中力がなくなってしまうので3題解き終わったら解説するというように集中力をなるべくきらさないようにしましょう。
良い塾講師になるための方法まとめ
「この2つの方法で本当に良い先生になれるのか?」と思う方が多いと思いますが最初にお話したように、良い先生の要素として
- 「自分に合っている」
- 「分かりやすい」
- 「成績が上がる」
というものが挙げられます。つまりこの3つの要素を生徒にどれだけ感じさせることができるかが重要なのです。生徒一人ひとりに合わせて指導法をぜひとも変えてみてください。
教え方を少し工夫するだけで生徒の表情が目に見えて変わってきます!ぜひとも教えることを楽しんでください。