塾講師になりたい!
あたりまえですが,まずは応募するところから始まります。通常,履歴書を送るところからすべてがスタートします。塾講師ステーションから応募をしても,塾から「履歴書の送付依頼」の連絡がくることがほとんどです。
最近はPCで履歴書を作成することが多いですが,やはり手書きで丁寧に書きたいですよね。手書きかPCかで採用の判断が変わることは滅多にありませんが,気持ちの問題です。稀に「履歴書は手書きのみ」という指定をしてくる塾もありますので,しっかりとチェックしましょう。
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履歴書のどこをチェックされているのか
講師の採用に従事していた経験からお話しします。また,先日,某上場大手塾の人事部長と食事をする機会がありましたので,そのときの話もあわせてお知らせしますね。
一般的な誤解として「一流大学でなければ落とされる」というものがあります。100%とまでは言えませんが,大学名で差別されることって,実はあまりないんです。もちろん判断の一つにされることもありますが,重要度は低いものと考えてください。
では,どこをチェックされるのか。
- 中学受験をしているか否か(中学受験に力を入れている塾の場合)
- 高校は私立か公立か(受験勉強の方針や科目が異なるケースがほとんどのため)
- 大学は現役進学か浪人か(有名予備校を経験しているか←有利に働くことがあります)
- 大学何年生で何学部か(何年働けそうか,理系か文系か)
- 履歴書の写真(ちゃんとした写真でスーツ着用か)
- 履歴書の志望動機(ちゃんとした文章が書けているか,思想に偏りがないか)
- 書類を送付するマナー(書類全体の印象)
- 勤務可能な日程(出勤回数や曜日・時間・勤務希望の場所など)
他にもありますが,主にこの8点です。もちろん,①~④はどうにも対策のしようがないですよね。⑤~⑦で勝負です。⑧は,なるべく多めに申請したいですね。勤務地は柔軟に対応しましょう。詳細は次の節で。
履歴書全体の印象
書類選考が通って,筆記試験に進むケース人の方が圧倒的に多いことは事実なのですが,「履歴書全体の印象」が悪いとお断りするケースもあります。
履歴書の写真
やはり写真は一番目につきますよね。送付された履歴書で最初に見てしまうのも写真です。機械で撮るスピード写真ではなく,写真屋さんできちんと撮影したものを使ってください。もちろんスーツ(男性の場合は夏でもネクタイ)着用で,髪型もきちんとしてください。
私が採用を見送ったケースでこんな写真がありました。実話です。
・プリクラ ・髪型がアフロ ・だらしない私服 ・スナップ写真の切り取り ・拒否
プリクラはひどいです。しかも彼女と一緒に写っていて自分に矢印が引いてあります。もう苦笑いしか出ません。髪型については個人の自由だという声が聞こえてきそうですが,やはり「塾の先生」ということを意識してください。ディズニールックスとまでは言いませんが,一部の人が不快に感じるものはアウトです。写真を拒否すると「肖像権がどうのこうのとか,めんどくさいことを言う人なのかなぁ?」という印象を与えてしまいます。
履歴書の志望動機
志望動機は,ちゃんとした日本語が書けるかどうかを主に見ています。主語と述語がめちゃくちゃだったり,誤字脱字がひどかったり,読めないような字であったり(板書しますからね),1文が異常に長くてイイタイコトが全く分からない文章であったり,東大生であってもお断りします。実際に,東大早慶の方を何人も不採用にしました。
また,思想が偏っている志望動機も大抵の場合は落とされてしまいます。思想の偏りのため,残念ながら採用見送りとなった例をいくつか紹介します。すべて実際のケースです。
- 私と言う人格者から人として生きるための正しい道を学んで欲しい。(これ,多いです)
- 生徒たちがけんかをしたとき,格闘技で戦い決着をつけることの素晴らしさを教えたい。
- 予備校のカリスマ〇〇先生に教わって人生が変わった。生徒にも〇〇先生のすべてを伝えきりたい。
- 塾の授業を通じて〇〇社のサプリメントのよさを伝え,みんなの健康に貢献したい。
- 生徒を自分と同じ大学に進学させて,サークルのメンバーとして末永い人間関係を作りたい。
こういう内容を書かなければ,ほぼ大丈夫です。「英語が苦手でどうしようもないので,中学生にゼロから教えながら自分自身が勉強をしたい」これもほぼダメですね。とっても多いんですけれど。
書類を送付するマナー
全体の印象を作り上げるのが,履歴書を送付するときのマナーです。特に決まりはありませんので,絶対にしなければならないというわけではないですが,履歴書を気持ちよく受け取ってもらえます。
- A4の封筒を使い履歴書を折らないで送付する
- 履歴書は新品のクリアフォルダーに入れる
- 簡単な挨拶文を同封する(手紙のフォーマットで「よろしくお願いします」程度で十分)
- 簡易書留で送る(大切な書類という認識,しっかりした人という認識が若干高まります)
あとは宛名の書き方ですね。「御中」や「様」の使い分けなどしっかりとしてください。「御机下」は,やり過ぎです。かつて,送られてきた履歴書の宛名に「〇〇先生在中」と書かれていて爆笑したことがあります。〇〇先生が入ってるのかよ~!って。
何はともあれ,塾サイドも大学生が送ってくる書類という認識で見てくれています。企業への就職エントリーとは違い,基準が緩いことは事実ですが,しっかりと心をこめて履歴書を送付してくださいね。大きな声では言えませんが,書類選考と面接の評価が高いと筆記試験で大失敗しても採用になるケースって意外と多いんですよ。
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