もうすぐ就活本番ですね!今回はSPIでも良く問われる年齢算を扱います。就活生で無い方も、解けないと恥ずかしい分野でもあるので確認しておいて下さい!!
年齢算の基本
年齢算とは?
年齢算は、一定である年齢差と変化する年齢の倍数(割合)などを用いて、ある人の年齢や複数の人の年齢の関係、または、ある状況になるのは何年後かなどを求める算術です
解法のポイント
ポイントはたったの2つです。
ひとり当たり、1年で1歳増える
年齢の差は変わらない
この2点さえ押さえていればどんな問題でも解けます。
基本問題(1)
父は45才で息子は13才です。父の年齢が息子の3倍になるのは何年後でしょうか。
方程式による解
一番メジャーな解法ですが、方程式による解法を紹介します。
x年後に、父の年齢が息子の3倍になるとします。
父と子はそれぞれ1年で1歳増えるので、
x年後の父の年齢: 45+x (歳)
x年後の子の年齢: 13+x (歳)
になります。父の年齢が息子の3倍なので、
45+x = 3 * (13+x)
以上の式を解いて、x = 3
よって答えは3年後になります。
方程式を用いない解法
初めて年齢算に出会う小学生に対しては数直線を用いて指導しましょう。
その際に、”年齢の差は変わらない”ことに着目しましょう。
父と子の年齢の比は、3:1になります。
数直線から分かるように、年齢差の②=32才なので、①=16才です。
ゆえに、父:子=3:1となるのは、子どもが16才の時、つまり3年後です。
基本問題(2)
Aは23才、Bは18才です。Aの年齢の5倍がBの年齢の6倍と等しくなるのは何年後ですか。
この問題は、AとBの年齢の比がはっきりと記述されていません。
しかし、Aの5倍がBの6倍なので、A:B=6:5 であることは明らかですね。
年齢差⑥ー⑤=①に当たる年齢は23-18=5才なので、①=5才です。
Aが⑥=30才、Bが⑤=25才の時なので、7年後になります。
発展問題
現在11才の子どもの母親の6年前の年齢は、33年前の年齢の4倍でした。この子どもは、母親が何才の時に生まれましたか。
この問題では過去の年齢を考えます。問題の登場人物は、母と子の2人ですが、現在の母の年齢を求めるのが本質ですね。
ひとりの年齢比較
ひとりの年齢比較も2者間の比較と同様に、比が分かれば簡単です。
今回は6年前と33年前の比が分かっていますね。
(6年前の母):(33年前の母)= 4:1
6年前の母と33年前の母の年齢差は33-6=27才です。
③=27才なので、33年前の母の年齢は①=9才です。
よって、現在の母の年齢は33+9=42才です。
子が生まれたのは42-11=31才の時になります。
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