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【小学算数】意外と教えるのが難しい~倍数算と線分図の基本を徹底紹介!

小学生

2021/12/17

倍数算

今回は小学生算数の倍数算を扱います。線分図の基本的な描き方を確認しましょう。

倍数算は、複数の数量が増減することによって、倍数の関係になったり倍数の関係が変化したりすることに基づき、元の数量や増減した数量を求める算術です。

線分図のパターン

 

線分図の描き方には2パターンあります。ではそれぞれについて問題を確認して行きましょう。

線分図の左側を調整する場合

同じ数量が同時に増える場合同じ量が同時に減る場合は、
線分図の左側を調整します。

問題:太郎君は700円、次郎君は100円持っていました。お母さんから同じ金額をもらったところ、太郎君は次郎君の3倍の所持金になりました。お母さんからいくらもらったでしょう。

倍数算
 答え:2人は同じ金額をもらったので、もらった後の2人の金額の差は、もらう前の差と同じで、その金額は、
700円-100円=600円
お金をもらった後に太郎君の所持金は次郎君の3倍になるから、その時点での次郎君の所持金を1とすると、差額600円は3-1=2に相当する。
これにより、1に相当する金額は、
600円÷2=300円
よって、求める金額は、
300円-100円=200円

 

線分図の右側を調整する場合

 

異なる数量が同時に増える場合異なる数量が同時に減る場合異なる数量が一方では増え、他方では減る場合同じ数量が一方では増え、他方では減る場合は、
線分図の右側を調整します。

問題:A、Bは同じ金額を所持していました。BがAに500円与えたところ、Aの所持金はBの6倍になりました。最初にA、Bはいくら所持していたでしょう。

線分図
答え:最初の所持金からAは500円増え、Bは500円減ったので、現在の所持金の差は、
500円+500円=1000円
この金額が、現在の2人の所持金の割合(A:B=6:1)の差6-1=5に相当するので、1に相当する金額は、
1000円÷5=200円
この金額は現在、Bが所持している金額なので、最初にBが所持していた金額は、
200円+500円=700円

 

 

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