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【小学生算数】旅人算のコツ(速さの単位変換)

小学生

2021/12/17

[算数]旅人算をすっきり解説(速さの単位変換)

[旅人算の基礎]速さ・時間・道のり
[旅人算の基礎]速さの単位変換にチャレンジ!!

速さの単位は複数存在

(速さ)=(道のり)÷(時間)
以上の式で求められる”速さ”ですが、単位に注意しなければいけません。
・“道のり”の単位:mm、cm、m、km
・“時間”の単位:秒、分、時間

これらの単位に応じて求められる”速さ”の単位も数種類存在することになります。
・“速さ”の単位:cm/秒、m/秒、m/分、km/時(←これらが頻出)

道のりに起因する単位の変換

mm、cm、m、kmの関係を確認しておきましょう。
1m=1000mm
1m=100cm
1km=1000m
mを基準にして覚えておきましょう。

例題1:5000[m/時]は、??[km/時]:mをkmに直すには、÷1000をすれば良いので、答えは5[km/時]
例題2:2 [m/秒]は、?? [cm/秒]:mをcmに直すには、×100をすれば良いので、答えは200[cm/秒]

時間に起因する単位を変換

秒、分、時の関係を確認しておきましょう。
1分=60秒
1時間=60分
道のりの単位と同様に関係を図にすると

しかし、ここで注意すべきなのが、時間に起因する単位が、分母側にあることです!!

分母にある計算を分子にもってくる時の注意:
分母にある割り算はかけ算に、分母にあるかけ算は割り算になる。
例:5/(3×2)=5÷3÷2(←分母のかけ算が割り算に)
10/(3÷2)=10÷3×2(←分子の割り算がかけ算に)

よって、/秒[まいびょう]、/分[まいふん]、/時[まいじ]の関係は、

例題:5[m/秒]は??[m/分]:/秒[まいびょう]を/分[まいふん]に直すには×60なので、答えは300[m/分]

1秒間に5m進む車が、1分間に何m進むか?
という風に考える方が分かり易いかもしれません。1分=60秒なので、
(道のり)=(速さ)×(時間)なので、(道のり)=5[m/秒]×60[秒]=300[m]
よって、1分間に300m進むことが分かりました。
つまり、5[m/秒]=300[m/分]

旅人算に出てくるキーワード

 

旅人算は、速さ・時間・道のりの関係で解く問題です。
キーワードの確認をしましょう!!

速さ
速さ:一定の時間に進む道のりのこと。

一定の時間とは、1秒間or1分間or1時間の3種類のどれかです。
問題文によって、異なる単位が出てくるので、使い分けに注意しましょう!
<例>
1秒間に車が5m進む→車の速さは5[m/秒](読み方:5メートル毎秒[まいびょう])
1時間に人が10km進む→人の速さは10[km/時](読み方:10キロメートル毎時[まいじ])
(速さ) =(道のり)÷(時間)

“速度”と”速さ”は異なります。速度はベクトルで表現される値なので、
速度=速さ+方向です。

道のり
道のり:移動した長さ

単位はmm、cm、m、kmのどれか。(小学生算数の場合)
<例>
車が5分間に5km進みました。→道のりは5km
3000mのマラソン→道のりは3000m
(道のり)=(速さ)×(時間)

“道のり”と”距離”は厳密には異なります。
道のり:道なりに歩いた場合の実質的な移動距離。
距離:地点間を結んだ際の直接の距離。障害物とか道の方向とか一切考えない。

時間
時間:道のりを進むのに必要だった時間

単位は秒、分、時のどれか。
<例>
車が5分間に5km進みました。→時間は5分
5km/時で2時間、走りました。→時間は2時間
(時間)=(道のり)÷(速さ)

”速さ”・”時間”・”道のり”は旅人算の3つの重要な値になります。
ほとんどが、3つのうち2つの値が与えられて、最後のひとつの値を求めさせる問題です。

旅人算の重要な公式を覚えよう!!

・てんとう虫

よく見ると分かり易い図ですね。旅人算初級者におすすめです。
横同士の値は×、縦に並んでいる値は分数のように”上÷下”で残るひとつの値を求められます。

・面積図

面s傷

“縦×横=面積”
という関係を上手く用いた図です。
面積図は応用も効くので、個人的にはこちらで学習することをおすすめします。

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