南中高度の仕組みについて説明しよう!
春分、夏至、秋分、冬至…日々の生活にも親しみのある太陽の高度と気温の変化。
しかし、このしくみをいざ学習するとなると、なかなか難しく思う生徒さんも多いでしょう。
太陽と地球の関係は?
どうして季節によって太陽の高さが変わるの?
地動説に基づいた図解で地軸の傾きと合わせてわかりやすく説明して行きましょう!
まずはじめに、一番にするべきことは、太陽と地球の位置関係についてわかりやすく説明してあげることです。
いくら言葉として「地球が太陽の周りを回っている」という地動説の考え方について理解しているといっても
実際に図に描いて計算に利用できるかどうかというのは別の話です。
実際に図を書きながら、地軸の傾きに関しての説明をしていきましょう。
ここでは、まずはじめにわかりやすい夏至、冬至を表してあります。
合わせて「南中高度」という単語についてもわかりやすく解説する必要があるでしょう。
左下のような図を用いると、「正午の時の太陽の高度」である南中高度がこの図から読み取れるということがよりわかりやすくなると思います。
実際に計算してみよう!
それでは、南中高度について実際に数字を用いて計算してみましょう。
南中高度の計算において最も重要な数値は地軸の傾き、すなわち「23.4°」です。
この数値を用いた夏至における南中高度の公式は、次にようになります。
夏至のときの太陽の南中高度(度) = 90 - (その場所の緯度) + 23.4
では、この公式の意味について先ほどの図を用いて証明してみましょう。
この図から、南中高度を求める式が先ほどの式になるのは明白ですね。
では次に、冬至の場合はどうなるでしょうか?
今度はなにも書き込まない図だけを示しますので、実際に手元で書いてみてください。
冬至における南中高度の公式は、以下のようになります。
冬至のときの太陽の南中高度(度) = 90 - (その場所の緯度) - 23.4
いかがでしたか?公式は導き出せましたか?
このように、図を用いることで公式を丸暗記せずにその仕組みを理解しながら利用していくことができます。
さくさく作図して、すこしでも暗記の負担を減らしていきましょう。
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