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最強武器『質問コーチング』で今日から人気講師に!!【キャリアコラム#31】

最強武器『質問コーチング』で今日から人気講師に!!

この記事ではぜひ、プロ講師が身につけたい【質問コーチング】についてお話していこうと思います。

以前、私の記事で【考えること】=【質問すること】という内容を書きました。今回は、それをどう具体的に指導の現場で活用するかについてお伝えし、実際に指導現場で使える「いい質問10選」をご紹介します。


池末 翔太 いけすえ しょうた

予備校で物理・数学を教えるプロ講師。大学在学中にブログを開設。出版社の目にとまり、そのまま書籍化を実現。他にも、勉強法・受験メンタル・物理・数学などに関する書籍を計7冊を出版しており、若くして講師職以外にも活躍の場を広げている。生徒目線で「自分の授業を受けたいと思うか?知的好奇心が満たされるか?」を常に考えた授業スタイル。 


 

目次
・そもそも「ティーチング」と「コーチング」とは? 
・1・必ず受かるなら、どこの学校を受ける?
・2・合格するために「何を犠牲」にする?
・3・合格したら、まず誰に伝える?
・4・合格後のあなたなら、今のあなたに「何を言う」と思う?
・5・憧れの人が自分と同じ状況なら、いま何をすると思う?
・6・今日は何を学んだ?明日は何を学ぶ?
・7・どの単元なら人に教えられそう?
・8・どこで勉強するとモチベーション上がる?
・9・合格した後、どんなことをしたい?
・10・もし大学受験しないなら、卒業後どんな道を選択する?
・プロ講師としてのコーチング

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そもそも「ティーチング」と「コーチング」とは?

そのまえに、まずは「ティーチング」と「コーチング」の違いについてですが、ざっくりと『ティーチングは、自分から相手に情報を伝える』であり、『コーチングは、相手から情報を自分にもらう』ものだと認識しておいて大きくは間違っていないでしょう。

つまり、情報の伝わる方向が「自分→相手」は『ティーチング』となり、それに対し、「相手→自分」になるのが『コーチング』なのです。

つまり、答えは必ず相手の中にあり、それを引き出す仕事がコーチングであるというのが『コーチング』の基本の考え方です。

だからこそ、悩み多き受験生には【質問コーチング】が非常に有効なのです。「いい質問」を投げかけることで生徒は自ら考え出し、答えを出してくれるのです。

では、前置きはこのくらいにして具体的に【生徒に効果的な質問コーチング10選】を紹介していきます。

1・必ず受かるなら、どこの学校を受ける?

ほとんどの受験生が、はじめから自分を制限して志望校を決定してしまっていると思います。「どーせ、私は頑張ってもこのへんの学校でしょ」みたいなメンタルブロックがあるのです。まずは、その制限・障壁を壊すことで今まで見えなかったことが見え始めます。

2・合格するために「何を犠牲」にする?

「何かをする」ということは、「何かをしない」ということ。合格のために「これをする」ということは、合格のために「これはしない」ということ。

このことを明確にすると、「本当に合格のためにやるべきこと」は見えてきます。

3・合格したら、まず誰に伝える?

合格した瞬間の自分をリアルにイメージさせることで、1つの「自分の未来像、モデルケース」が作られます。合格したときの気持ちを先取りして、それを後追いしていけばいい受験生活になってきます。

4・合格後のあなたなら、今のあなたに「何を言う」と思う?

合格した後のあなたがもしタイムスリップし、今のあなたにアドバイスできるなんていうと思いますか。

「あの時期の勉強はもう少し英単語語よりみ熟語にちからいれべきだったなー」「何が何でも向上したい科目の1995年〜2022年までの有名大の問題傾向を調べよ」などとこれを深くリアルに考えることで今後の勉強の1つの指針になります。

5・憧れの人が自分と同じ状況なら、いま何をすると思う?

憧れ、尊敬できる人が自分と同じ立場になったら、その状況をどう改善していくでしょうか。もちろん、この憧れの人物はすでになくなっている歴史上の偉人でもいいのです。(「坂本龍馬ならどうするかな?」「アインシュタインならどう行動するんだろ?」など)

6・今日は何を学んだ?明日は何を学ぶ?

この質問をすることで生徒の「勉強に対する意欲」が丸わかりになります。この質問にすんなり答えられる生徒は、「受験というイベントを自分事」にできています。逆に、しどろもどろになる生徒は、「受験は外部から与えられた他人事、ミッション」だと考えてしまっている傾向にあるので、早急な意識改革が必要です。

7・どの単元なら人に教えられそう?

「人の強み」とは、『他人に教えられることを持っていること』です。例えば「三角関数なら、友達に教えてあげられると思う」と答える子がいれば高確率で「三角関数は得意分野」になっていることでしょう。

8・どこで勉強するとモチベーション上がる?

人は「場所、環境」に影響を受けるようです。勉強するモチベーションも場所によって変化します。「自宅の机」だけが勉強場所ではありません。いろいろあるのです。

ちなみに私が受験生のときは「学校の図書室」が一番のお気に入りの勉強スポットでした。

9・合格した後、どんなことをしたい?

「大学生活」をイメージさせることで、よりその姿に近づきたいと生徒は思ってくれます。

「1人暮らし?」「サークルは?」「バイトは?塾講師ステーションで応募して塾の講師やる?」など、未来の映像を想像させることは重要です。

10・もし大学受験しないなら、卒業後どんな道を選択する?

「大学受験のみ」を考えていると視野が狭くなることがあります。あえて視野を広げるために「大学に行かない将来」を考えさせることで新たな気づきや「あ、やっぱり確かに大学は行くべきだよな!」とモチベーションアップなどにつながることもあるでしょう。

プロ講師としてのコーチング

もちろん、自分の心の中から答えを導くのには時間がかかる子もいるでしょう。それを辛抱強くジッと待つのが「プロ講師」なのです。

「質問」を生徒がじっくり考えている最中なのに「あ〜、だからこれはさ〇〇の公式をつかって計算したら求まるでしょ?この前の授業で説明したの復習してないの?」などというのは「アマチュア講師」、というかそもそも「教えることに向いてない人」ですね。

最後に2つほど重要なことをお伝えします。

質問コーチングは口頭ではなく「紙」に書いて考える

「紙」は私たちの頭の中を映す「スクリーン」です。「書く」という行為で考えが整理できます。「う~ん、、、」と腕を組んで考え込むんじゃなく、「紙に書きながら質問し、考える」というクセをつけてください!

「いい質問」がないときは?

「悩み」がある! よし!じゃあ、「できる方法」を見つける「質問」にしよう!

ところが、どんな質問をすればいいのか良く分からない。 「良い質問」をしたいのに、その「質問」がない、、、 こんなときはどうすればいいんでしょう?

こんな話があります。 「もし、あなたが死にそうな状況になって、助かる方法を考えるのに1時間あるとしたら、どんな事をしますか?」と、ある人が20世紀最大の物理学者アルベルト=アインシュタインに聞いた。すると 彼は 「最初の55分は適切な質問を探すのに費やすだろう」と答えたそうです。

そう、「質問」がないときは、『質問をさがす質問』をすればいいんです!

「この生徒にはどんな質問をすればいいのだろう?」と、まずは「質問さがし」から始めるのも重要度の高いコーチング手法です。

以上のように、生徒に悩みがある場合はいきなり「答え」を「与えるのではなく」、まずは「まずは、どんな問題に直面し、何に悩んでいるのか、それを自らどう解決しようとしてるのか」をじっくりと傾聴することが今の講師に求められている姿の1つだと思います。

 

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