塾講師の副業ってどうなの?
「これから副業をしたいけど、オススメの副業はあるのかな?」
「塾講師は副業でもできるのかな?」
時代の変化により、副業を認める会社が増えてきています。
社会人の中でも塾講師は時給も高く、ダブルワークとして塾講師を選ぶ方が増えています。
しかし、以下のような悩みをお持ちの方もいるかもしれません。
本業と両立しながら副業で塾講師はできるのか?
副業人材としての塾講師の募集はあるのか?採用されるか?
今回の記事では、副業としての塾講師について詳細に解説します。
目次
塾講師を副業にするメリット
塾講師を副業にするデメリット
塾講師の副業を始めるステップ
塾講師の副業を選ぶポイント
塾講師の副業を始める際に注意すべきこと
まとめ
塾講師を副業にするメリット4つ
塾講師を副業にするメリットは以下の4つです。
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本業に活かせるスキルアップの機会にもなる
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本業と両立がしやすい
-
資格や初期投資が必要ない
-
他のサービス業よりも効率的に稼げる
塾講師の仕事は、知識をわかりやすく伝える・生徒の問題点を分析するなど、本業にも活かせるスキルが学べます。
スケジュール管理さえしっかり行えれば、本業との両立も難しくありません。
資格や初期投資などが不要で、他のサービス業よりも稼げる点が魅力的です。
それぞれ具体的に見ていきます。
本業に活かせるスキルアップの機会にもなる
塾講師を副業にする1つ目のメリットは、本業に活かせるスキルアップの機会にもなるという点です。
塾講師の仕事は、生徒にただ教えて知識を伝えることではありません。
生徒の成績を伸ばしたり、志望校に合格させることです。
成績を伸ばし志望校に合格させるためには、生徒それぞれにあった指導方法を考え、わかりやすく伝える努力が欠かせません。
そのため、塾講師には以下の点が必要です。
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生徒にわかりやすく伝える力
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目標を設定する能力
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生徒が何につまづいているのか、課題を特定する力
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生徒の特徴や性格を理解する力
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講師自身が効率的に学ぶ力
これらの能力は、塾講師だけでなく本業での仕事にも必ず活かせます。
塾講師の仕事を通して本業でも活かせるようなスキルが得られる点がおすすめです。
本業と両立がしやすい
2つ目のメリットは、本業との両立がしやすいという点です。
本業との兼ね合いがあるため、社会人が副業を選ぶにあたっては自分のペースでスケジューリングできるものを選ぶべきです。
その点、塾講師の副業は本業との両立を図りやすく、無理なく働けます。
基本的に塾は17時から22時までが開講時間なので、本業が終わってからでも勤務できます。
一口に塾と言っても、対象学年や指導教科によってさまざまな塾があるので、自分の副業スタイルにあった塾を選ぶことが可能です。
まずは週1日など緩いペースで塾講師副業をしたい方は、中学1~2年や高校1~2年相手の塾がおすすめです。
一方、本業以外の時間を多く割きたい方は、授業数が多くなりやすい受験生向けの塾をおすすめします。
自分の副業スタイルを考えたうえで、本業と両立しやすい点が塾講師を副業とするメリットです。
資格や初期投資が必要ない
塾講師を副業にする3つ目のメリットは、資格や初期投資が必要ないという点です。
塾講師の副業と聞くと、以下のような懸念を抱くかもしれません。
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学歴が高く、教員免許などが必要なのではないか?
-
勉強するために初期投資が必要ではないか?
しかし、実際には資格や初期投資などは必要ありません。
学校の先生になりたいのであれば、教員免許の取得が必須です。
塾講師の仕事をする際は教員免許の有無は問われません。
むしろ、指導可能な教科数や指導実績などが問われます。
ただし指導実績がなくても、教科に対する一定の知識があれば塾講師として勤務が可能です。
このように、塾講師の副業をはじめるにあたって資格や初期投資が必要ない点も魅力的です。
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他のサービス業よりも効率的に稼げる
塾講師を副業にする4つ目のメリットは、他のサービス業よりも効率的に稼げる点です。
飲食店やアパレルショップなどの販売職、美容院など、一般的なサービス業の時給は1,000円~1,500円程度が相場です。
塾講師の場合、時給1,200円程度からスタートする場合もありますが、集団授業をする場合は時給で2,000円以上も貰える場合もあります。
中には、時給で5,000円以上貰っている講師もいます。
このように、他のサービス業よりも時給が高く、効率的に稼げる点がメリットです。
塾講師を副業にするデメリット3つ
一方、塾講師の副業には以下のようなデメリットがあります。
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授業準備などに一定の努力が求められる
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コミュニケーション力が求められる
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稼げるようになるまで時間がかかる
1コマの講義を行うにあたって、その日の授業の進め方を組み立て、事前に教える内容の予習が必要です。
また、生徒に教えるにあたっても信頼関係を構築できないと成績を伸ばせないので、コミュニケーション力が求められます。
授業を円滑に回せるようになり、仕事に慣れるまでは時間効率が悪いため、稼げるようになるまで少し時間がかかる点もデメリットです。
それぞれ詳細に解説します。
授業準備などに一定の努力が求められる
塾講師を副業にする1つ目のデメリットは、授業準備などに一定の努力が求められる点です。
生徒に勉強を教えるためには、教える範囲の予習が欠かせません。
また、予習以外にもカリキュラムや授業報告書の作成なども必要です。
多くの学習塾では、カリキュラムや報告書の作成を含めて時給設定しているので、慣れるまでは「教える」以外の業務に時間を取られ、時給を低く感じてしまうかもしれません。
ただ、仕事に慣れてくればカリキュラムや報告書作成などにかかる時間は少なくなります。
最初は大変かもしれませんが、慣れるまでの辛抱です。
授業準備などに一定の努力が求められる点は、塾講師として働くうえで認識しておきましょう。
コミュニケーション力が求められる
コミュニケーション力が求められる点は、人によってはデメリットに映るかもしれません。
指導する生徒は、あなたと一回り、場合によっては二回りも年齢が離れています。
年齢が離れている中で信頼関係を築くために、一定のコミュニケーション力が求められます。
信頼関係を築けないと、生徒の成績を伸ばすことが難しくなるからです。
そのため、人とのコミュニケーションに苦手意識を持っている人にとっては塾講師の副業はオススメできません。
一方、生徒と信頼関係を結び、教えていくことで成績が伸びていくことを実感できれば、とてもやりがいに感じます。
そのため、塾講師の副業は人とのコミュニケーションが好き、あるいは苦手意識がない人にオススメです。
稼げるようになるまで時間がかかる
塾講師の副業では、稼げるようになるまで時間がかかります。
ほとんどの塾では、塾講師の仕事が未経験の場合、研修が行われます。研修期間中は時給が低く設定されている塾が多いです。
研修期間は塾によってまちまちですが、長いところでは3ヶ月もの間、研修期間となるところもあります。
また、生徒への講義以外にもカリキュラムや報告書の作成など、指導以外の仕事も発生するので、慣れるまでは時間を取られることになります。
稼げるようになるまで時間がかかる点は留意したうえで、塾講師副業に臨むようにしましょう。
塾講師を副業で始める際のステップ
塾講師を副業で始める際のステップは以下の通りです。
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塾のジャンル(集団指導か個別指導か)、教える教科を決める
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副業OKの塾か確認する
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応募
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面接
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勤務開始
まずは、集団指導か個別指導なのか、どの教科を教えるのか、方針を定めましょう。
方針を決めたら、具体的な塾選びです。
その際は、社会人が副業で勤務してもOKなのかどうか、確認する必要があります。
これらを踏まえて、めぼしい塾を見定めたら実際に応募し、面接を受けましょう。
面接を経て合格したら、晴れて塾講師としてのデビューです。
副業で塾講師の仕事を選ぶ際のポイント
副業で塾講師の仕事を選ぶ際のポイントは以下の3つです。
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指導形態や教科のレベルを確認する
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シフトの融通が利く職場にする
-
夏休みや冬休みなど長期休みの対応を確認する
それぞれ深掘りします。
指導形態や教科のレベルを確認する
塾講師の副業を選ぶ際の1つ目のポイントは、指導形態や教科のレベルを確認することです。
塾講師には集団指導と個別指導があります。
それぞれのメリット・デメリットを以下の表で整理しました。
メリット |
デメリット |
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集団指導 |
・個別指導よりも時給が高い ・プレゼン力が身につく |
・個別指導よりも採用されるハードルが高い ・スケジュール調整が難しい |
個別指導 |
・未経験でも採用されやすい ・スケジュールの融通がききやすい |
・集団指導よりも時給が低い ・生徒によっては信頼関係の構築が難しい |
以下の条件に当てはまる人は、集団指導が適切です。
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過去に塾講師の経験がある方
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時給を優先したい方
一方、下記のような方は個別指導の方が向いています。
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塾講師の経験がない方
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副業として少しずつ塾講師をやってみたい方
未経験で、少しずつ副業としてチャレンジしたい場合は、個別指導が向いています。
というのも、受験指導のようにレベルの高い授業を求められるスタイルだけでなく、成績が低い生徒に向けた補修授業のような形態もあるからです。
集団指導は一般的に受験指導が多いので、塾講師の経験がない方にとってはハードルが高いです。
自分の経験や志向を考えた上で指導形態を選ぶようにしましょう。
シフトの融通が利く職場にする
塾講師の副業を選ぶ際の2つ目のポイントは、シフトの融通が利く職場を選ぶという点です。
塾講師はシーズンによって忙しさが大きく変わります。
塾の繁忙期は以下の通りです。
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7月中旬~8月末:夏期講習
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12月中旬~末:冬期講習
-
3月中旬~末:春期講習
本業の仕事次第では、繁忙期シーズンに対応することが難しいかもしれません。
本業と副業をうまく両立させ、両方ともに迷惑をかけずに働くためには、ある程度シフトに融通の利く塾を選ぶべきです。
週1日1コマから勤務可能な職場も多くあるので、まずは最小限のシフトを組んで勤務し、徐々にシフトを増やしていくことをオススメします。
夏休みや冬休みなど長期休みの対応を確認する
塾講師の副業を選ぶ際の3つ目のポイントは、夏休みや冬休みなど長期休みの対応を確認することです。
夏休みと冬休みは学生が長期休暇に入り、夏期講習・冬期講習が設定されます。
講習期間中は朝から夜までコマが設定されるので、コマ数自体が大きく増え、授業時間も変わります。
夏期講習・冬期講習期間は大きな稼ぎ時ではありますが、副業で塾講師をする場合、本業との調整が難しいです。
そのため、夏休み・冬休みなどの長期休みの対応はどのようになるのか、働く塾に忘れずに確認しましょう。
塾講師の副業を始める際に注意すべきこと
塾講師の副業を始める際は、以下の3つの観点に注意しましょう。
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本業の規則で副業が可能なのか確認が必要
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体調や本業のスケジュールとのバランスを取る
-
子供の目線に合わせた言葉遣いや感覚を持つ
それぞれ、詳しく見ていきましょう。
本業の規則で副業が可能なのか確認が必要
塾講師の副業を始める際に注意すべき1つ目のポイントは、本業の規則で副業が可能なのか確認が必要という点です。
近年は副業に対して寛容になっている企業が増えていますが、それでも中には就業規則で副業をNGとしている企業もあります。
もし本業の職場が副業禁止と定めているにもかかわらず副業をしていた場合は、会社から何かしらの処分が行われる可能性があります。
余計なトラブルを避けるためにも、本業の職場の就業規則を確認することは必須です。
あわせて、副業先の塾の就業規則も確認するようにしましょう。
副業先が他社との兼務をNGとしている場合があるからです。
本業の規則を見た上で副業しても問題ないか確認してから塾講師の副業をするようにしましょう。
体調や本業のスケジュールとバランスを取る
塾講師の副業と体調や本業のスケジュールとのバランスを取らないといけない点も注意すべきです。
塾講師の副業は、生徒に直接指導する時間以外にも、カリキュラムや報告書作成などの業務に時間が取られます。
多くの塾が時給制のため、副業として塾講師を始める場合は本業やプライベートの時間を割いて行うことになります。
とくに夏期講習・冬期講習期間中はコマ数が増え、通常とは違う時間割となるため、本業やプライベートとのバランスが必須です。
副業が忙しくなると、体力を使い体調を崩してしまう可能性もあるので、自分自身の体調とも相談する必要があります。
体調や本業のスケジュールとのバランスを取ることも大切です。
子供の目線に合わせた言葉遣いや感覚を持とう
子供の目線に合わせた言葉遣いや感覚を持つことも、塾講師の副業をするうえで注意すべきです。
大学受験を控えた高校3年生を指導する場合であれば、ある程度大人の言葉を使って指導しても伝わります。
しかし、指導相手が小学生や中学生の場合、子供の感覚に合わせた言葉遣いをしないと、信頼関係をなかなか構築できません。
信頼関係を構築できないと勉強に対するモチベーションを上げられず、成績を伸ばすことができません。
そのため、大人側の感覚や言葉遣いで接するのではなく、指導相手に合わせたコミュニケーションが必須です。
子供の目線に立ち、指導相手の感覚に寄り添って、言葉遣いを選ぶ必要があります。
【まとめ】塾講師の副業は社会人に向いているので試す価値あり
今回は、塾講師を副業にするという観点から以下の内容を解説しました。
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塾講師を副業にするメリット・デメリット
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塾講師を始める手順
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始める際に注意すべきポイント
塾講師を副業にするメリットは以下の通りです。
-
本業に活かせるスキルアップの機会にもなる
-
本業と両立がしやすい
-
資格や初期投資が必要ない
-
他のサービス業よりも効率的に稼げる
一方、以下のようなデメリットもあります。
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授業準備などに一定の努力が求められる
-
コミュニケーション力が求められる
-
稼げるようになるまで時間がかかる
とはいえ、社会人としての経験がある方であれば、塾講師として通用するコミュニケーション力が身についている可能性も高く、塾講師の副業は社会人に向いています。
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