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「小数・分数の足し算・引き算」を教える方法【小学生算数】

小学生

2021/12/17

以前の記事小数と分数の意味を小学生に説明しよう!【基礎編】では

小数や分数の存在する意味から

基本的な数字の読み方まで説明しました。


今回は小数や分数の足し算・引き算について説明していこうと思います。


小数や分数の足し算・引き算の方法

 小数のひっ算

小数の場合は非常に簡単です。

というのも基本的に

小数点があること以外は普通の整数と同じだからです。

 

普通の整数で足し算・引き算のひっ算をするときに

まずすることは

 

位を揃えて書く

ということですね。

 

それと同じことをすれば

小数の足し算・引き算はできます。

 

よって下図のようなひっ算の仕方になります。

 

これで小数の足し算・引き算は

できるようになりましたね!

 

普通の整数のひっ算と同様に教えて問題ないと思います。 

 

 分数の足し算・引き算

 

分数の場合はどのように

足し算・引き算を行えばよいのでしょうか?

 

小数のように「位を揃える」ということは

できそうにありません。

 

しかし、分数にも「位」と同じような役割を果たすものがあります。

 

それが分数の分母です。

 

分母というのはそもそも

「対象を何分割したか」という数字になりますので、

分母の数が等しいことが

位が揃っていることと捉えることができます。

 

(※この辺りの説明に困っている人は

こちらの記事を参照!↓

小数と分数の意味を小学生に説明しよう!【基礎編】

 


なので分数の足し算、引き算をする際は

分母の数字を揃える「通分」という作業が必要になります。

 

この「通分」をする際は、

足し算や引き算したい分数、

全ての分母の最小公倍数に揃えるのが一般的です。

 

(最小公倍数の説明、求め方についてはこちら↓

最大公約数・最小公倍数の求め方

 

分母を当然何倍かすることになるので、

それに合わせて分子も同じ数だけかけます。

 

例えば1/4という数字を通分すると

3/12と変換することができます。

 

これは「1つのものを4つに分割したそのうちの1つ」から

「1つのものを12個に分割したそのうちの3つ」に変換した

ということができます。

 

どちらも同じ量であることは

例えば12ℓの水を想像していただければわかると思います。

 

通分を用いれば、

以下のように足し算・引き算することができますね。

 


いかがでしたか?

分数の足し算・引き算を説明する際に

分母を揃える説明としては、

やはり以前の記事小数と分数の意味を小学生説明しよう【基礎編】

の1ℓ容器のイメージを

しっかりまず生徒さんにもたせることが重要です! 

 

 

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