こんにちは！ 塾講師ステーション情報局編集部です！
今回は、国大セミナー人材部の藤井様に、国大セミナーバイトの働き方やどのような採用を行っているかなど、国大セミナー川越本部校まで赴き取材を行いました。
国大セミナーでのバイトについて、TikTokでも紹介しています！
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国大セミナーのアルバイト講師について
国大セミナー藤井様と塾講師ステーション情報局編集部との取材風景。
実際の教室で生徒さん側の席に座らせていただき、インタビュー開始です！
── 在籍する講師はどのような属性の方が多いですか？
講師はとにかく明るくて、和やかな人が多いです。仕事終わりに、講師同士や講師たちと社員でご飯や飲み会に行くことも多いかな。オムライスを食べに行くだけの「オムライス会」なんていうのもありました（笑）。採用にあたって学歴はほとんど気にしないので、色々な大学の講師がいますね。
── 社員とアルバイトの方との距離感を教えてください。
先ほどのようにとても仲良しですよ。教室に社員は一人しかいないこともあり、アルバイトの講師たちは、同じ校舎を作ってゆく仲間だと思っています。講師は多い教室で15人くらい、少ないところは1桁台ですね。
── アルバイト講師の方に求めるものはありますか？
「先生も楽しい授業をやってほしい」と伝えています。指導自体につまらなさを感じていると生徒もつまらなくなってしまうので、講師が楽しくやることで生徒も楽しくなるような授業を目指してもらっています。講師の方には授業を楽しんでもらいたいです。
国大セミナーバイトの給与について
── 昇給はありますか？
昇給は年3回チャンスがあり、原則的に1段階50円ずつ上がる規定です。各段階で職能要件があり、「○○ができる」等具体的で明確な条件が定められています。
ちなみに、一番上のランクまでくると校舎の管理までお願いします。このランクは時給2500円です。このランクの講師は、夏の講習会では社員より稼いでいる人もいますね（笑）。
── 勉強合宿の給与について教えてください。
毎年夏休みに4泊5日の勉強合宿を行っています。こちらは固定給6万円が出るのと、3食・温泉付きです！講師の間でも人気のイベントですね。希望制なので、参加必須ではありません。
国大セミナーバイトの仕事内容
国大セミナーの最大の特徴であるL字型の机配置。
── 国大セミナーの特徴「6人制」について教えてください。
まずは、このL字形の机配置。「どこに座っても最前列」な教室が創業時からのこだわりです。生徒がどんどん発言できる環境が最大の特徴だと思っています。
次に、6人という人数について。私たちは「授業は生徒に作ってもらうもの」と考えていて、それを実現できるちょうど良い人数が6人なんですね。
── 6人制では、どのように授業を進めていくのでしょうか？
まず講師が発問し、生徒が発言し、そして講師はその内容をホワイトボードに書いていきます。生徒の発言によって授業を作るので、講師が生徒の発言に合わせる形で授業が進んでゆきます。
ホワイトボードで進めるだけではなく、小テストも合間に挟みます。一斉指導（発問）⇔小テストの繰り返しですね。小テストはその場で1人ずつ丸付けするので、1人1人にあったアドバイスもこのタイミングで行うことができます。
講師が一方的にしゃべって終わりではなく、生徒の色々な発想に触れられるので、講師自身もとても楽しく、あっという間に授業が終わると思いますよ。私も、講師時代に自分の生徒が発言してくれたユニークな発想は未だに覚えています！
── 授業の流れはマニュアル化されていますか？
各科目に指導書があり、単元ごとに解説方法が載っていたり、国語だったら板書例まで丁寧に用意されています。一方で、授業内のセリフや行動のシナリオはありません。そういう意味では先生の個性を出してもらえる部分は多いです！
── 指導科目はどのタイミングで決めるのでしょうか？
採用試験の時に希望科目を書いていただきます。その上で、教室で必要とされている科目と調整をして、最終的な指導科目を決定します。
ちなみに、不足しがちな科目は国語、生物です。理系の方でも、数学・物理・化学が指導できる方は多いのですが、生物は少ない印象ですね。一方で、英語は一番の人気科目なので競争率は高めです。
── 塾バイト全般について、「自分が指導できない科目を無理やり押し付けられる」という噂を聞きます…このようなことはあるのでしょうか？
希望を紙に書いてもらう際、自信を持って指導できる科目に丸を付けてくださいと言っているので、それはありません。教室配属後にそれ以外の科目を打診されても「採用時にこの科目で希望を出しているので」と断っていただいて構いません！
国大セミナーバイトに授業以外の仕事はある？
取材時、川越教室にはかわいらしいクリスマスオーナメントが
各所に飾られていました。こちらはなんとトイレの扉！
── 授業以外の仕事について教えてください。
授業後に報告書を書いていただきます。生徒1人に対して1行くらいで、ウチは最大6名なので6行ですから、そんなにかかりません。長くて15～30分くらいです。下校時間も22時15分ときまっているので、深夜まで残業させられるなんてことはありません。
報告書以外のお仕事は、教室の掃除（机や椅子の整頓、掃除機をかけるなど）、授業中の書類回収、月1に行うミーティングくらいでしょうか。
月1回のミーティングの時間は30～60分くらいですね。もちろんきちんと事務給もお支払いします！
── 授業前の準備はありますか？
授業前にやることは、クラスでの配布物の確認や生徒のファイル確認くらいで、軽い作業のみです。授業が心配ならテキストを確認してとお伝えすることもありますが、講師本人に任せています。
国大セミナーバイトのシフトについて
── シフトはどのように決まるのですか？
採用試験の時に希望曜日と時間帯を書いていただき、配属先教室の方で設定します。夏休みは別途1日単位で出勤希望を書いてもらいます。4月に勤務開始して、5月に時間割が変わる講師もよくいます。この場合は、教室長と相談して変更していただければと思います。
── 帰省やテスト勉強のお休みは取れますか？
いずれも早めにご相談いただければ全く問題ありません。
国大セミナーバイトの研修について
今回取材をさせていただいた藤井様。
にこやかな笑顔で丁寧にご対応いただき、国大セミナーが大切にしている
「めんどうみの良さ」を体現した素敵なお人柄が伺えました。
── 模擬授業について教えてください。
模擬授業は、校舎に配属されてから行います。
まずお手本を見てもらって、その後実際にやっていただきます。範囲を伝えて板書を予習してきてもらいますが、できなくても全然大丈夫。あくまで慣れてもらうことが目的です。ちなみに、生徒役は社員や先輩講師なので、授業は本番よりスムーズに進みます（笑）。
重視しているのは、楽しくやろうという雰囲気を持ってもらうことと、自信を持ってデビューできるようになること。模擬授業は、その自信をつけるための補助輪的な機能だと考えています。
思考の過程を大切にしたいので、「なぜここで赤色を使ったの？」など行動の意図をよく聞きますね。模擬授業という名前ですが、実際は「授業をより良くするにはどうしたらいいんだろう」という問いをみんなで一緒に考える時間です！
国大セミナーバイトの採用面接、試験について
── 面接について教えてください。
まず、科目と希望勤務地を聞きます。複数選択OK、○△×のグレード別でつけてもらって優先順位も確認しています。特に勤務地は、場所が遠いだけで辞めてしまうのはもったいないと考えているので、しっかりヒアリングしています。手前味噌ですが、結構丁寧だと思います！
あとは志望動機を聞くことも多いですね。
事務的な質問が多いですが、見ているポイントは口調やしぐさなど。接しやすく、きちんと姿勢を整えていると好印象です。また、履歴書など、面接準備物のクオリティも最低限はチェックさせてもらっています。
── 筆記試験や適性検査について教えてください。
筆記試験は、中3の内容・公立高校入試レベルです。最低でも半分は取ってほしいですね。
適性検査はYES/NOで答える簡単なものです。肩肘張らず、普段通りに答えていただければと思います！
■取材協力
株式会社 国大セミナー
1985年創業、1988年設立。2023年現在、関東圏を中心にに100校以上を展開。最大の特徴は「1クラス6名限定」という指導人数にあり、独自のL字型机を利用し、高能率・高密度の授業を提供している。
撮影・取材・文：塾講師ステーション情報局 編集部 取材日：2023年11月17日
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