今回は小学校の算数の重要テーマである植木算について紹介したいと思います。植木算には何個かパターンがあるので今回それらを紹介したいと思います。特に植木算では問題文をよく読まないとケアレスミスがよく発生してしまいます。(筆者も小学生の頃そうでした…)そうした注意点についても触れていきます。
植木算2パターンの紹介!
植木算には直線に木を植える場合と円形に木を植える場合の2パターンがあります。それぞれ身近な例を使って小学生に理解させてあげることができます。それでは1つずつ紹介していきます。
直線状に木を植える場合
道路に一定間隔で木を植える場面を想像しましょう。この場合両端に木を植えるかどうかで場合分けされます。両端に木を植える場合は木の本数 = 間隔の数 + 1となります。また両端に木を植えない場合は2本、木が少なくなるので、木の本数 = 間隔の数 - 1となります。簡単な図ですが下図のようになります。
この場合を身近な例で説明するとしたら、「手」を使うことができるでしょう。親指から小指までの距離を道路の長さ、指を木、指と指の間は木と木の間隔に例えて説明すれば生徒さんも自分で思い出せるようになると思います!
円形に木を植える場合
一方円形に木を植える場合はどうなるでしょうか?この場合間隔の数 = 木の本数 となります。これは時計をイメージすればすぐにわかるでしょう。1から12までの数字が書かれた1つ1つが木、その数字と数字の間が木と木の間隔、と考えると同じであることがわかるでしょう。右図の時計の図を参照してください。数字は1から12の12個、数字と数字の間の数も12個と分かりますね。
終わりに
よく筆者が小学生の頃にしていたケアレスミスを紹介します。植木算の典型的な問題として次のような問題があります。
「長さ300mの道の両側に15mおきに木を植えます。木は何本用意すれば良いですか?ただし道の両端にも木は植えるものとします」
普通に解けると思いますが、筆者はいつも「両側」というのを見落としていました。解答としては
(300÷15+1)×2=42(本)となるはずですが、「両側」を見落とすと最後の2倍を忘れて21(本)と答えてしまいます。テストを控えた生徒さんにもそうでない生徒さんにも一度注意を促してみてはいかがでしょうか?