ギリシャ数字、覚えてますか?
今回はギリシャ数字について扱います。
高校化学では炭化水素の名前を覚えるために必要な知識になります。
大学でも役立つ知識なので、高校の段階できちんと押さえたいです。
炭化水素の名前を付ける際に、ギリシャ数字を覚えるのは基本です。
日常の言葉の中にもギリシャ数字は使われているので、例(小ネタにもなります!)を一部挙げておきました。
ちなみに、ノベンバーとディセンバーは旧暦の名称がそのまま現代も利用されていますが、
古代ローマの暦では3月を年の始まりとしたため、現代と2ヶ月ずれています。
アルカン:鎖状の炭素骨格をもち、炭素原子間の結合が全て単結合で繋がっている鎖式飽和炭化水素。
炭素数が1個~4個の名称はそのまま覚える必要がありますが、
5以降は先ほどのギリシャ数字の末尾を-anに置き換えることで名前を付けることができます。
アルカンの名称を覚えたら、アルケン、アルキンは簡単です。
アルケン:不飽和炭化水素(2重結合1つ)語尾に-enを付ける。
アルキン:不飽和炭化水素(3重結合1つ)語尾に-inを付ける。
慣用名もきちんと押さえておきましょう!!
環状の場合はシクロを付け、あとは官能基の名称を覚えれば、大抵の有機化合物の名称が分かります。
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