今回は化学や物理、数学で良く出てくる単位の話をします。日常でも耳にする、ミクロやマイクロ、ギガ、テラetc...みなさんはきちんと理解して使っているでしょうか?「めっちゃ小さい!」「めっちゃ大きい!」という理解ではなく、数字で説明できるようにしておきましょう。
基本単位
基本単位とは
長さを表す単位はメートル[m]、重さを表す単位はキログラム[kg]、時間を表す単位は秒(セカンド)[s]、体積はリットル[l]、物質量はモル[mol]など、様々な単位がありますね。これらは、”基本単位”と呼ばれます。
例えば、物理ではMKS単位系という概念がありますが、
運動方程式F=ma
において単位は記述されていませんが、質量mの単位はキログラム[kg]、加速度aの単位はメートルを秒の2乗で割ったもの、と定義されています。物理の世界ではMKS(メートル、キログラム、セカンド)で計算する、という決まりがあります。
接頭語
さあ、基本単位の次は接頭語です。キロメートル、センチメートル、ミリメートルなどの「キロ」「センチ」「ミリ」の部分を接頭語と呼びます。パソコン用語ですが、メガバイトの「メガ」も接頭語です。
基本単位(メートル、グラム、モルなど)に対して、どれくらい大きいか、小さいかを表すものが接頭語です。
一覧にまとめましたので、確認して下さい。
ここで着目すべき部分は、
キロより大きい接頭語、ミリより小さい接頭語の~乗が3ずつ変化している、ということです。
カンマは3桁ずつ振りますね。
日本では4桁ずつ数える習慣がありますが、これは英語の数字の桁の数え方と同じです。