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国際社会を構成する「国家」の三要素、形態などを一挙解説!【高校生・地理】

高校生

2021/12/17

中学、高校の地理で学ぶものに「国家」があります。「国家」って要するに国のことだろ?と思われているかもしれませんが、いざ国家に必要な三要素国家の領域、形態など訊かれたらきちんと答えることができるでしょうか?今回はこうした「国家」について必ず知っておかなければいけない知識を紹介します。

国家の三要素および分類の方法

国家は国際社会を構成する単位となります。「国家」であるために必要な三要素とは何でしょうか?まずはそれを確認しましょう。
 

 国家の三要素

①主権→「国家の最高独立性」の意味になります。要するに他国とかから干渉を受けないということです。
(「主権」という概念の説明は難しいです。上では「国家の最高独立性」と書きましたが、例えば「国民に主権がある」という使われ方もします。この場合は「国家の最高独立性」という意味ではなく、「国政を最終的に決定する権利」みたいな意味になります。このように「主権」という言葉は様々な意味を内包しています。)

②領域→領土・領空・領海の3つから構成されます。右図からわかるように基線から12海里の範囲が領海になっています。そして領土と領海の上部が領空となります。

領海と排他的経済水域の範囲の差も同時に確認してください。

③国民→国家の統治権の下にある人民

以上が国家の三要素でした!
次に国家の政体を確認しましょう。 

 国家の政体

大きく分けると下の2つに分かれます。
・君主国→世襲による君主が統治している国
 1.立憲君主国…イギリスなど
 2.専制君主国…サウジアラビアなど

・共和国→人民によって選ばれた国家元首が統治する国
まさに大統領制などは共和国のほうに入ります。

さて日本は立憲君主国、専制君主国、共和国の3つのうちどれに分類されるか分かりますか?
答えはもちろん立憲君主国ですね! 

 国家の形態

今度は中央政府の権限による分類をします。
・中央集権国家→中央政府が直接統治
・連邦国家→州とか共和国に自治権があり、連邦政府のもとに統合
連邦国家などはアメリカが典型的な例ですね。

いかがでしたか?意外に国家の三要素などは忘れていたのではないでしょうか?ぜひ今回の記事でしっかり頭に覚えなおしてくださいね! 

 

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