今回は小学生算数の中でも基礎的な範囲「小数と分数」について説明したいと思います。
「小数や分数の表す意味は何なのか?」について触れていきます。
すごく基本的な例から説明していきますのでぜひ初めて小数・分数を学習する生徒さんへの指導時に参考にしてください!
小数と分数が表す意味
そもそも小数や分数とは何のためにあるのでしょうか?どちらも「1より小さい数を表す」ために存在すると考えておきましょう。
小数と分数はどのように読めばよいかについて解説します。
小数の読み方
小数の例として例えば円周率の「3.14」という数字を考えてみましょう。
この場合「.」より右側は1より小さい数を表しています。似てる数字として「314」と比較しつつ見てみます。
「314」の場合、一番右の「4」は1が何個あるかについての数字・中央の「1」は10が何個あるかの数字・そして一番左側の「3」は10×10、つまり100が何個あるかについての数字になっていますよね。
「3.14」の場合は逆に進みます。
つまり「3」は1が何個あるかについての数字ですが、「1」は1÷10の数字が何個あるか、「4」は1÷10÷10が何個あるかについての数字になっています。
(※この10進法についてわかっていない場合はこちらの記事を参照してください!→小学生にn進法を分かりやすく説明しよう!)
1÷10が0.1と表されます!ですので下図のような関係図になります。
分数の読み方
上でも述べたように、分数も「1より小さい数を表すために存在する」と考えてください。
例えば3÷4という式を考えてください。
この場合の答えを分数で表すと右図になります。
なぜこのような表記が便利かというと、小数では表しきれない数字もあるからです。
例えば1÷3という式を考えてみると、小数では0.33333333…と永遠に続いてしまうので表記や計算が面倒になります。
しかし、分数であれば単純に分数の上の数(分子側)として1、分数の下の側の数字(分母側)として3を書く、つまり「1/3」と表記すればおしまいです。
だから大変便利なのですね。
(小数の計算などに関しては別記事で紹介します)。
ここで紹介した3/4という数字の大きさを図でイメージすると右図のようになります。
「3/4」ということは3ℓを四等分した大きさなので、1ℓを四等分した大きさの3つ分というのが「3/4」という数の大きさです。
この図が小学生にとってはイメージしやすいでしょう。
分数などは最後の1ℓの容器のイメージ図を見せると一番直感的に理解できると思います。
ぜひ初めて小数・分数を学ぶ生徒さんに分かりやすく教えてあげてください!
最後までご覧いただきありがとうございます。
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