特集記事のサムネイル画像

【英語講師必見】生徒指導時に強調して教えよう!時制の一致が必要ない場合!

高校生

2021/12/17

時制の一致を簡単に復習!

次の文を英訳せよ。

私は彼が本を読んでいると思った。

日本語では「読んでいる」と「思った」とズレているように思えますが、英語の時制の一致では従属節の動詞の時制が主節の動詞の時制との関係で決まる」なので

I thought that he read a book.  となり、「thought」と「read」のようにどちらも過去形になります。

※「read」は現在形の場合、heの影響を受けて「reads」となります。

時制の一致をしなくてもよい場合

次の3つの英文を見ていきましょう。

①I learned that water boils at 100℃.   (私は水が100度で沸騰すると習った。)

②He said that he goes jogging every morning. (彼は毎朝ジョギングしていると言った。)

③Your teacher said that Mozart was born in 1756.

(あなたの先生は、モーツァルトは1756年に生まれたと言った)

これら3つの文の後半は時制の一致がされていません。

①水が100度で沸騰するというのは過去でも現在でも未来でも変わらない事実です。(未来においては気圧が変化しないという条件つきですが・・・)

このように、「時間に関係のない事実」は現在形のままとなります。

②goes は動作動詞の現在形なので、現在繰り返し行われている動作を表すことになります。

このように、「現在も繰り返し行われている動作」は現在形のままとなります。

③モーツァルトが生まれた というのは先生が言うより前だというのは明らかです。つまり、過去完了形で表現しなくとも、時間的な前後関係は自明です。

このように、「歴史上の事実」「過去であることが明らかな事柄」は過去形のままになります。

以上、3つに分けて説明してきましたが、共通点もなんとなく読み取れるのではないのでしょうか?慣れてしまえば時制の一致をしなくても大丈夫だな、というのが感覚的に理解できると思います。慣れていきましょう!!

キーワード

関連記事

新着記事

画面上部に戻る