密度=重さ÷体積 、速さ=距離÷時間 ですが・・・
密度は重さを体積で割ったもの、速さは距離を時間で割ったものです。しかし、どっちから割ればいいのかなど迷いやすく、正確に覚えることは容易なことではありません。ましてや速さ、距離、時間の式に至っては問題によって距離を求めるのか、時間を求めるのか変わることが多いので厄介です。さて、どのようにすれば覚えやすいのでしょうか?
辞書の意味に沿って覚える・・・
密度: 物質の単位体積あたりの質量
速さ:単位時間あたりの移動距離
という辞書に載っている説明をしても生徒はなかなか覚えてくれません。単位体積、単位時間あたりという言葉に抵抗を感じるからです。本質をとらえるためには厳密な定義を覚えなければいけませんが、
中学理科でまず必要なことは密度、速さを重さ、体積、距離、時間から正確に導き出すことです。
そこで・・・
・単位をまずは覚えさせる!!
密度の単位は 、速さの単位は となります。この単位を覚えてしまえばもう大丈夫です!
密度の単位について少し考えてみましょう。 分数の形で書くと となります。
g とはグラムのこと、つまり 重さ の単位だと分かりますね。
また、立法センチメートルといえば 体積 の単位ですね。
すると、密度の単位は 重さの単位を体積の単位で割った形になっています。
ここから 密度 = 重さ÷体積 という公式が導き出せます。
単位が公式を教えてくれている!!!
分かりましたか?単位さえ覚えてしまえば、単位をみることで求める公式が導き出せるのです!!
では今度は速さの単位 m/s で考えてみましょう。
分子の m(メートル) は長さ、つまり、距離です。
分母の s(秒) は時間です。
従って、こちらも単位に注目することで 速さ = 距離÷時間 が分かります。
いかがでしたか? 単位!
これさえ覚えてしまえば大丈夫です。また、単位で覚えておけば、試験の時に単位を書き忘れるミスも少なくなります!!
単位を覚えて、単位から公式を導き出せば求め方を間違うことはありません!!!
運営部おすすめ記事
理系のあなたに!国語ってどうして勉強するか知ってますか?
【塾講師必見】国語の教え方はこれだ!そもそも国語って何を教えるの?