中間期末試験だけでなく、入試でもよく問われる並べ替え問題を扱っていきます。重要なのは文法がきちんと理解できているかどうかです。今回は2008年度神奈川県立高校の入試問題をもとに解説していきます。
問題
解説
基本的には”動詞”(助動詞も含む)に着目します。動詞がどのように使われているかが分かれば、並び替え問題は大丈夫です。
- (ア)動詞に着目すると、willの後には動詞の原型が来ます。よって、gaveは不適です。次にshowの使い方を確認すると、「show+人+物」で人に物を見せるという意味になります。答えは、I will show you my new bag.
- (イ)動詞に着目すると、like、would、tookがあります。ここで質問を見ると、どうやら「朝ご飯何がいい?」と未来のことを聞いているようです。よってtakeの過去形のtookは排除します。likeは目的語を直接取るので、目的語の前に前置詞は不要です。ゆえにtoも排除します。残ったlike,you,wouldを並べ替えて、答えは、What would you like for breakfast?
- (ウ)動詞に着目すると、haveがあります。haveの後には名詞か過去分詞が来ますが、過去分詞はありません。よって名詞を探すとhaveのうしろに来れるのはsomethingのみですね。somethingの後に来るのは何かを考えた時に形容詞しか繋げません。よって不定詞の形容詞活用to tellを用います。答えは、I have something to tell you.
- (エ)動詞に着目すると、makeとmadeとwasがあります。主語がthat pictureなので、現在形ならmakesにならないとダメですね。よって、madeかwasを選びます。(was,happy,me)か(made,happy,me)を並べ替えることになりますが、wasは目的語を2つとれません。よって、後者を選択します。make+人+状態(作為動詞:名詞/形容詞/過去分詞)で、人を~にするという意味になるので、答えはThat picture made me happy.
補足
解説の後に、まだ定着していない文法事項や単語があったら、きちんと確認します。
例えば、不定詞の形容詞的用法はsomething to write with(withを忘れない!)などを教科書で確認しましょう。