塾講師選考の筆記試験には、学力試験や面接試験以外にもいろいろな試験形式があります。
学力試験に比べてどのようなものかわかりにくいと思うので、ぜひ軽くチェックしてみてください!
本記事もインタビューにご協力いただいた大手学習塾の栄光グループの例にのっとっています。筆記試験は塾によって異なる場合が多いため、あくまで一般的な場合とご理解ください。
~目次~
課題作文試験
筆記試験の中で、まとまった文章を書かせる課題作文試験を課している塾もあるようです。
塾講師は教科の学力だけでなく、生徒に指導するための国語力/文章力が必要なためでしょう。
ただし、作文といっても重たいものではなく、あまり身構える必要はないようです。
課題作文の形式
課題作文といっても、そこまで大きなものを書かせるわけではないようです。だいたい400字程度の軽い文章作成です。(栄光の場合)
また、課題内容についても塾によっては事前に知らされており、準備をすることができるようです!
課題作文で何を見ている?
課題作文試験で見ている点は、大きく3点でしょう。
1:文章能力
文章構成をしっかりし、わかりやすいく伝わる文章作る能力が見られています。文章力は生徒に指導をする際にも重要な力です。
2:思考力
文章を作り意見を伝える力はもちろん、課題の内容にたいしてどのように考えるか、思考力も見られています。
採用担当者より (株式会社栄光 錦辺様)
きれいな文章構成も大切ですが、みなさんの考えや意見を伝えていただくことのほうが大切だと思っています。事実だけを述べた文章ではなく、事実に加えみなさんの意見や考えをぜひ表現してください!
3:字の丁寧さ
見落としがちですが、手描きの文字の丁寧さも重視されています!
参考:字をきれいに書くコツは超簡単!汚い字をきれいな字に変える方法
採用担当者より (株式会社栄光 錦辺様)
文字が(上手でなくても)丁寧に書いてると好印象です。なぜなら、文字も指導の場では表現のための大きなツールだからです!問題を解く生徒の立場から、勉強を教える先生の立場になるわけです。「合っていればいいじゃないか」といった考えは好ましくありません。
準備の方法
課題の内容が事前に示されている場合には、試験の前にある程度課題への回答を構想しておくとよいでしょう。
その時にはぜひ、【1】課題(問い)への自分の意見 に加え 【2】意見を伝えるための文章構成 の2つを大まかに頭のなかに持っておくようにすると、文章がスラスラかけます。
2つ目の文章構成の準備を忘れがちですが、しっかりと伝わる文章を作るには、理由などをスムーズに述べる必要があります。
そして、それを試験時間中にやるのは意外と時間がかかるので、大まかでよいので準備しておくと安心です!
一般教養試験/塾講師適性検査
学力試験・課題作文試験に加え、一般教養試験や塾講師への適性を見る検査などを課す塾も少なくありません。
あまり準備することも少ないですが、一般教養の復習くらいはしておきたいものです。
一般教養試験
塾講師として勤務するための、当たり前な素養を確認します。基本的に普通に答えれば問題のない内容でしょう。
イメージは、就職活動で受けるSPIの基礎的な部分です。
ただ、敬語については注意が必要です!大学生はあまり敬語を使う機会がないので、知らなかったり間違って覚えてしまったりしがちです。
採用担当者より (株式会社栄光 錦辺様)
栄光では、一般教養の試験として(1)基本的な読み書き国語力 (2)基本的な計算能力 (3)敬語/マナーの基本 の3つを確認しています。
塾講師適性検査
性格などパーソナルな部分で、塾講師への適性を測る検査です。
こちらは、準備や対策といったものは必要ないでしょう。素直に答えましょう。
採用担当者より (株式会社栄光 錦辺様)
栄光では、塾講師としての適性をみる検査を、web上で実施しています。筆記試験の日にちに限らず、みなさんのよいタイミングで受けていただけます。
ご協力をいただいた塾のご紹介
本記事は、インタビューにご協力いただいた株式会社栄光 人材開発部 錦辺さんのお話をもとに構成しています。
株式会社栄光は、個別指導塾の栄光ゼミナールなど全国で教育事業を展開する日本有数の大手塾です。
錦辺さんは長年教室長をなされ、現在は講師の採用を担当されているベテラン塾講師の方です。
これまでたくさんの生徒さんそして塾講師をみてきたご経験から、これから採用試験を受ける皆さんへ、たくさんのコメントをいただきました。
是非、塾講師バイトへの応募を検討してみてはいかがでしょうか?
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