英語には、一つの表現がたくさんの意味の用法を持ちうる場合が多いです。そんな表現の中にbe to 不定詞があります。今回はそんな be to 不定詞の各用法の解説と、その5つの用法の覚え方の語呂を同時に紹介したいと思います。今回紹介する語呂を生徒さんに教えることで、きっと試験の場などでもさっと思い出せるようになるでしょう。
be to 不定詞の5用法
まずはbe to 不定詞には大きく分けて5つの用法があります。
それは1. 義務 2. 予定 3. 運命 4. 可能 5.意図 の5つです。この5つの覚え方には語呂合わせがあります。
それが記事名にも書いてある「ビート(be to)たけしは業界(ぎ,よ,う,か,い)人」です。
「ビート」がbe to 不定詞を、「業界」が義務・命令の「ぎ」、予定の「よ」、運命の「う」、可能の「か」、意図の「い」と各用法の頭文字を示します。
それでは各用法の例文、意味を一つずつ見ていきましょう。
義務・命令「~すべきだ/~しなければならない」
例文は以下のようなものになります。
・You are to walk fast in order to arrive on time.
(時間通りに到着するためにあなたは速く歩かなければならない)
この場合「~すべきだ」で訳して「時間通りに到着するためにあなたは速く歩くべきだ」などのように訳すこともできます。
このような「義務・命令」の意味になる場合は例文のように主語がyouなど二人称になる場合が多いです。
予定「~することになっている/~する予定だ」
こちらも例文から見てみましょう。以下のようになります。
・The next conference is to take place in Japan.
(次の会議は日本で開催されることになっている)
このbe to 不定詞の場合、be to の代わりに be going to などの未来表現を使っても同じ意味で書きかえることができます。
このような「予定」の意味になる場合は例えば、"next year"や"tomorrow"などの未来表現が入っている場合が多いです。
運命「~する運命である」
例文はこのようになります。
・He was never to see his wife again all his life.
(彼は一生妻には会えない運命だった)
「予定」の意味との差異が分かりづらいかもしれませんが、「運命」の意味なので「自分では変えられない」というニュアンスが強い文になります。
「運命」の用法の場合、never(二度と~ない)、again(再び)などの語句を含む場合が多いです。また例文のように、過去形の文であることも多いです。
しかしこれらは絶対当てはまるわけではないので注意してください。
可能「~できる」
例文はこのようになります。
・Not a sound was to be heard.
(物音ひとつ聞こえなかった)
この場合のbe to 不定詞はcanやbe able toと同じ意味になります。
この用法の場合、普通に肯定文でも用いられますが、例文のように否定文で用いられることがどちらかと言えば多いです。
また受動態で使用されることが多いのも特徴の一つです。(上の例文だとwas to be heardの箇所)
意図「~するつもりだ」
例文はこちらです。
・If you are to pass the exam, study hard.
(もし試験に合格するつもりなら、懸命に勉強しなさい)
多くの場合if節の中で用いられて「~するつもりなら」という訳になることが多いです。
この場合のbe to不定詞はwant to やintend to などに書きかえることができます。
最後までご覧にいただきありがとうございました。
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